親子で英語快読100万語 (9)-英検4級合格!&塾をやめたい

英語検定4級の結果が来ました。合格でした。65分の61。リスニングと作文は100%の出来でした。

リスニングは、すっかり忘れてしまったとは言え、2~4歳までイギリスで暮らした(>それで英語嫌いになった)ことや、夏に海外研修中の夫を訪ねてイギリスに行ったことやその準備としてちょびっとだけ英会話のレッスンを取らせたこと(>帰国してからも細々続けていること)もあるでしょう。

しかし、合格の要素の大半は「多読」にあると思います。学校でも塾でも習っていないことが「分かる」のは「多読」をやっているから・・・。それに、えらそうに「従来型との併用で」とか言ってましたが、結局のところ過去問は3回分しか解いてないの。「従来型対策」はそれだけ。

私自身フルタイムの仕事をしていて忙しく、思うようにつきあってやれていないので(>今のところ一人ではやってないみたい)、超ゆっくりペースですが(>まだ2万ちょい)、それでも息子にとっては「多読」が「一番役に立つ英語の勉強」らしく、先日、塾の英語のクラスをやめたいって言うんですよね。「全部多読で勉強したことばっかりなんだもん」と。

「たまには多読でやってないこともあるでしょう?」と聞くと「たま~にあるけど、本当にたま~にだよ」と言う。

親としては、うれしいような、困ったような。

「学校英語は学校英語という脈絡があって、それはそれで覚えないとやっていけない面もあるしぃ」と口ごもったりしてるんですが。

春休み、もうちょっと彼にあった塾を探すために、また体験授業やら何やら、忙しくなってしまいます。

うれしいけれど、ちょっと大変。この塾に決めるまでも色々見てそれなりに大変だったのよね~。

あ、作文が良かったのは、もしかしたら、2人で「お話作り」をしてたからかも。

Qは中学生にもなって、まだ私の作った「お話」を聞きたがるのです。「こいつ、大丈夫かなぁ…。ちゃんと成長してるんだろうか」と思いつつも、「働く母」である私としては「甘える間は甘えさせる」(>お母さんが家にいる子よりはガマンしてるはずだから、どっかで補わないと)方針なので、体力がゆるす限りせがまれるとしてやってるんですが、先日、それを英語でやってみました。

実は小学校4年生ぐらいから我が家で続いているシリーズものの「お話」があるのですが・・・。(>PCにひっかかりそうな話なので、ここでご披露できないのですが。主人公はお勉強が出来なくて、デ○でブ○でド○で、行動がかなりめちゃくちゃな女の子です。子どもって自分より「問題あり」の子どもが主人公の話が好きなのかなぁ。子どもってけっこう残酷なとこもあるし、それで「安心」したいっていうのもあるのだろうし、自分の「ダメ」なところを「もっとダメ」な子の話を聞くことで自分に認めてやったりしてるのかなぁ。「ドラエモン」ののび太なんかも、そうなのかも…)

で、まぁ、このお話、、Qも時々作って私に話してくれるんですが、英語版においても、「じゃ、今日は僕が」と彼のバージョンを聞かせてくれました。そしたら、びっくり! 「多読」の表現がそっくりそのまま身についているんですね~。

“A got cross” “B said, ‘Go away!”とか、フレーズ丸ごと使えるようになってる・・・・。

学校英語をいくらやってもなかなか「作文」って出来ないものなのに、「多読」の場合は「使える表現」満載だからこうなるのかしらね。

こんなにゆっくりペースでやってても、「多読」ってこんなに効果があるんだぁ・・・と、正直びっくりしています。

104.2005年2月16日:英語教科書(テスト対策):534語:22755語:学年末テストの範囲が、ORT5の2冊分くらいだったりはするのですね。
まぁ、「精読」というのも、一つの学習法としては大切なんでしょうけれど。それにしても、「これだけの語数使えばもっと面白い話が作れるよねぇ」と、Qと2人でぶぅぶぅ言う。
 まあ、ネイテョブ向けのものと、外国人向けのものを比較するのは「無理」があるとは思うけど、ORTはかなり少ない語数でも、文法的にも高度な表現を含みつつ、ストーリー的にも楽しい展開をしています。公立では無理かもしれないけど、教科書は無理でも、副教材で、「わくわくして」「先が読みたくなるような」そんなものを使ってもらえたらいいのになぁ。

105~110. 2005年2月16日:ORT6: A Flight in Ninght, Rotten
Apples, The Laughing Princess, Christmas Adventure, The Gor-kart Race, The Shiny Key: 2846語:25601語:0.6:ORT6もかなり楽になってきました。Qは多少子どもっぽいところもあるので(>素直? 純心?)、小学生向けの教材なんだろうけど、けっこう楽しんで読んでいます。ORT5以降になって、「楽しく読ませる」という点では、むしろラクになったかも…。

親子で英語快読100万語 (8)-従来型勉強は時間がかかる

英検の問題集を一緒にやって思ったことは、「従来型勉強は時間がかかる」ということです。

たとえば、「知らなかった単語をカードに書き写す→裏返す→訳を書く」というこれだけの単純な作業でも案外時間がかかる。これだけの時間で「多読」だったら何ページ読めるかなぁ…と思うとなんだか時間がもったいないような気もするし、しかし、「従来型の勉強」では、このプロセス、すなわち「出来なかった問題を克復す」というプロセスなしには「点は上がらない」のが鉄則。

「多読」なら、「何となく分からないけどとばしてずんずん量を稼ぐ」うちに、同じものに「何度も出会う」ので、それでもいいのです。

しかし、「従来型」だと、同じ問題集に「同じ問題」はあまり「重ならない」ように出来ているので、出来なかったものはその都度「押さえていく」ということなしに、「進歩」「上達」はありえないのです。

う~む、あたしゃ、こんな効率の悪い勉強法をやってたのか~。子どもの頃、「多読」に出会いたかったな~。

英検の問題に出てくる「熟語」も、「多読」で「何度も出会って」すでに「なじんでいる」ものが多いです。たとえば、”look for”などは、いやというほど出て来たので、「自然に」「覚えてしまっていた」ものです。「多読に出てくるもの」が英検の「問題」に出てくる…というのも、Qにとっては、「やっぱり大事なことが身についているんだぁ」という「実感」になってるみたい。

熟語リストつくって”look for”を覚えるのと、「多読」で覚えた”look for”じゃ、なんというか、「重み」が違うなぁと思う。脳のずっとずっと「深い」ところにインプットされるというか。

「大事な表現は何度も出てくる」は本当ですね。教科書だと、「何度も出てくる」ほどの単語量がな”いから、これまた「出てくるたびに」覚えなくちゃならない…。そこが学校英語と多読の違いかも。

「多読」なら、「もし本当に大事なら、この後も何度も出てくるからイヤでも覚えるよ。何度も出てこないものなら、なにも無理して今覚えることない」と割り切れるものね。

97:1月12日:英検4級過去問題H14年第1回:2000語:20173語:正答率は9割くらいにアップしてきました。「多読」で学んだ表現が満載なので、問題集解くだけよりは、多読も平行してやろう!という意欲が刺激されているみたい。

98~103:2月7日:The New Baby, Camping Adventure, Scarecrows, Noahr’s Arch Adventure, A New Classroom, Mum To the Rescure: ORT5: 2024語:2222
1語:ORTについてはパッケージ分読み終わった時に記録しているので、記録にはまだ載ってないのですが、実はすでにORT6と7が一緒になったパッケージを途中まで読んであります。ORT7がまだ少し苦戦なので、やはり、ORT5のあたりを固めようと、また戻ってORT5を読みました。ORT6、ORT7に触れた後なので、「ラク」に感じるみたい。同じものが以前より「ラク」に読めると、「力がついた」というのを実感できるみたい。自分でも「前より読むのがラクになった。力がついたんだねぇ」と言っています。

親子で英語快読100万語 (7)-ORT5が読めた!&英検4級

その昔、「親子で多読」を始めたばかりの頃、SSS英語学習研究会の「親子」の掲示板で、色々助言をいただいたことがあります。その時にある方からうちも色々あったけど、「いまはORT5を読んでいます」というレスをもらいました。そのお子さんは小学校5年生。

その時、私は、「息子がORT5が読めるような日はいつ来るのだろう」と思ったし、さらにそのレスとして、そのように書いたのですが、その日がやってきました。QにとってはORT+1~2あたりがが一番のネックになったみたい。つまり「過去形」。でも、ORT1、ORT2で頻出不規則動詞を学習したため、ORT3、OR
T4への移行はスムーズでした。

そして、ふと思い立って読ませてみたPGR0も時間はかかるけど、読めることを発見。ただ、PGR0はまだたどたどしいし、1冊読み終えるのに何日かかかってしまうので、もう少し易しいレベルで「量を稼ぐ」ことが必要だな…と、ORT3に戻り、そして次に初めてORT4を読ませてみたら、案外スラスラ読めるので、ORT5を読ませてみたら、これがすいすいと読めるようになってました。

もちろん、学校の英語が多読を始めた時よりも進んだ…というのもあるでしょう。で、ORT5は、ようやく中1の息子でも楽しめるだけの内容が伴ってきた…というのもあり、とりあえずはORT5のMore Storiesのパックを含めて読み進めてみようと思っています。

先日、英検4級を受けてみたいというので、問題週を買って来て、今日、リスニングをやってみました。正答率は8割以上。多読をやってるおかげで”early” ”sure”などに、なんとなく見覚えがあるみたいで、かなり「カン」が働くみたい。「多読をやってるから何となく分かる」と言っています。

普通の問題の方は、もうちょっと苦戦しそうかな? まぁ、今回は無理でも次回は行けるんじゃないかなぁ。今回も頑張ってはみるつもりでいますが…。

多読をやりつつ「従来型」勉強も取り入れて、知らない単語を単語カードにしたり、出来なかった問題を何度も解かせたりしてみるつもり。結果的に多読にも良い影響があると思う。

英検の問題の字数も「多読」の総単語数に入れて(>今は数が増えていくのも「楽しみ」の一つなので)、一緒に勉強していこうと思っています。

83~88:2004年12月15日:The Magic Key, Pirate Adventure, The Dragon Tree,Gran, Castle Adventure, Village in the Snow: ORT5: 1841語: 12256語:0.5:
マジックキィに導かれての冒険のストーリーが始まり、「なんだ、今までの話は全部前置きだったわけぇ?」とちょっとガックリ。新しく登場した強烈な個性のおばあちゃんもQは気に入ったみたい。ようやく「ちょうどピッタリの教材」に出会えたっていう感じです。多読においては、「教材との出会い」というのが一番大切なのかも…。

89:12月19日:英検4級過去問題H15年第1回:2000語:14256語:英検の過去問題をひととおりやって答え合わせすると、それなりの語数になります。今のQにとっては「語数が増えていく」というのも楽しみの一つなので、答え合わせをして問題の二度読み、答え合わせでリスニングの書き下ろしたものを読む…といったことを合わせて、ま、1回分で2000語くらい足してやってもバチはあたらないかな?

90:2005年1月3日:英検4級過去問題H15年第2回:2000語:16256語
:2回分やってみたけれど、筆記もリスニングも8割前後は出来る感じです。でも、「なんとなく分かる」というレベルなのかな? また「制限時間内にテスト会場で」というと難しいのかもしれません。ま、今回は「お試し受験」ということで…。

91~96:1月4日:The Whatsit, Underground Adventure, Vanishing Cream,It’s not Fair, The Great Race, A Monster Mistake: ORT5:1917語:18173語
:0.5:英検で出て来た「by=~のそばに」が出て来て、あ、あれだね」と言っていました。「多読→中学で習ってないけど英検の問題が解ける」のケースの方が未だに多いのだけれど、英検でやった→多読に出て来て「あぁ、あれだ」となる」のケースも出てきました。「多読」と「従来型勉強」が有機的に結びついて発展していくといいなぁと思います。