イギリス出張中に書店で「3冊買うと1冊分無料」みたいなシールが貼ってある本の中にこの1冊がありました。(文献35)
裏表紙の説明によれば、だいたい以下のような話らしい。
略奪婚で自分を可愛がってくれてる上司(♀)の夫と結婚してみたものの、二度目の妻の座には常に最初の妻がつきまとう…。当初失意の底にあった捨てられた最初の妻はなんだか生き生きしている。自分はと言えば、幼い双子を抱え、仕事も再開。超多忙な日常に、なんだか自分が罠にはめられたような気がしている。気づけば夫もどんどん年を取って行く(>そもそもかなり年上)。なんだかなー。そもそも結婚って????
ふーむ、なかなかビターだけど、読み応えありそう。
PBは、日本にいる間はなかなか読めないんですよね。ある程度「まとまった」時間がないと、私の英語力だと、なんか、勢い弱すぎて話の迫力が落ちちゃうっていうか。
たまたま出張中にちょっと体調崩したこともあり、その間に一気に読みました。
結婚生活の日常の中で、時に感じる倦怠のようなものが、「あぁ、あるある、こんなこと」と、非常に細かな心理描写でリアルに描けていて、面白かったです。
結婚って何なんでしょうね? 改めて考えると、よく分からない部分もあります。自分が結婚しといて無責任ですが、本当は、なにも国家に男女関係を承認していただかなくたっていいのよね。ペーパー離婚しようかな?(>これは結婚当初から考えていたことだけど。いずれ、ペーパー離婚してもやってけるだけの力がついたらそうしようか…と)
出張から帰ってまたまた忙しいので、Mr. Manのシリーズを再読してます。語数を重ねることの良さは、どのくらい面白くて、どのくらいの時間とエネルギーで読めるか、今の自分の気分に合ってるかどうか…というのが分かっている本の手持ちデータが増えるってことですね。
ここまでの総語数は、337669語。
27.2007年9月7 日:Don’t Cook Cinderella:児童書:6500語:☆☆☆☆:おとぎ話の登場人物たちが通う学校の話。狼や継母たちが学ぶクラスの生徒たちは、シンデレラや赤ずきんちゃんたちが学ぶクラスの生徒を狙っています。
28.2007年9月8日:Horrid Henry:児童書:5000語:☆☆☆☆:子どもって、「悪い子」物も好きですね。超いたずらっ子のヘンリーのお話。
29.2007年9月9 日:Independent:新聞:2000語:☆☆☆☆☆:①ポルトガルで消えたマデリンちゃんのニュースが再燃。両親が新たに容疑者にされたというので。それにしても5月に起こった事件の物的証拠を今頃になって必死に検証しようって一体どういうんだかなぁ。それに、いくらすぐ外で泣き声が聞こえる所とは言え、2歳の双子と3歳の子どもを置いて出かけてたっていう両親の態度にもすっごく問題ありだと思う。ヨーロッパの観光地には、両親が夜2人の時間を持てるようにベビーシッターのアレンジがついている。そういうのを利用すれば良かったのにね。
30.2007年9月10日:Independent:新聞:2000語:☆☆☆☆☆:①引き続きマデリンちゃん事件が尾を引いている。もちろん重大事件だけど、なぜこの事件ばかりが、こんなにセンセーショナルな扱いを受けることになってしまったんだろう。ポルトガルの警察も今一初動捜査が甘かった感じがするよなぁ。母親が誤ってマデリンちゃんを殺してしまい(>強い薬ではないけど、薬を飲ませてたらしい。ぐっすり眠らせてその間に遊ぶため?)、それを隠すために誘拐をでっちあげた・・・と言う疑いをかけられてるらしいんだけど。
31.2007年9月11日:Independent:新聞:2000語:☆☆☆☆☆:①ボディ・ショップの創設者が亡くなった。ビジネスとフェアトレード、環境問題などのミッションを結び付けた、ユニークなビジネスウーマンだった。病気(>C型肝炎?)が分かった時も、よけい生きることに前向きになれるわ!と言う感じだったらしい。年を重ねるほどに精力的に生きた人。
32.2007年9月11日:Bethany the Ballet Fairy :児童書:3500語:☆☆☆☆:仲良しの2人は一緒にバレエの公演を見に行くことになっていました。ところが、妖精たちが現れて、ゴブリンにリボンを盗まれてしまったと訴えます。各踊りのリボンがないと、その踊りはみんなダメになってしまうのです。したがって、バレエの公演も、幕は開いたけど、途中でダンサーはかたまって動かなくなってしまいます。
33.2007年9月12日:Independent:新聞:2000語:☆☆☆☆☆:①ほとんど勝ちそうだったのに、イングランド女子サッカーチームは日本にPKを決められてしまった。ワールドカップに出るにはドイツに勝たないと・・・。きつい!
34.2007年9月13日:Mr.Man(3冊):絵本:2400語:☆☆☆☆:Mr.Skinny, Mr.Brave, Mr. Perfectの3冊。なんとか太りたいMr.Skinny。努力のかいあって、最後にはお腹がちょっとポッコリ。痩せてる人が太るのって大変なんですよねぇ。(>うらやましいけど)
35.2007年9月14日:The Second Wife :PB:95000語:☆☆☆☆☆:主人公は略奪婚で結婚した女性。しかも、最初の妻は、なんと自分の上司だった人。しかし、結婚してふと気づくと、結婚生活には、最初の妻の影がいつもちらついている。結婚は恋愛とは違って「日常生活」である。他方、夫も仕事も若い女に奪われて失意のどん底にいたはずの最初の妻は、今はようやく立ち直り、生き生きとしている。主人公はなんだか自分が罠にはまってしまったような気分になる。主人公の友人夫婦・夫の上司夫婦・今は独立した夫の最初の妻との子ども達夫婦などの姿も通じて、結婚に潜む危うい人間関係の「浸食」が描かれていく。「幸せ」なはずの結婚が少しずつビターな現実に変質していくその怖さがリアルに描かれている。結婚ってなんなんだろう・・・ということを深く考えさせられる著作。この前に略奪婚のいきさつを書いたものがあるそうなので、それも読んでみるつもり。著者の解説によると(>語数はこの著者の自己紹介と解説も含めてあります)、この略奪婚の話を書いたら、読者から「この後どうなるの???」という手紙が殺到したので続編を書くことにしたそうな。そう言えば、著者は、「私はテーマを選んで書いたことはない。テーマが私を選ぶのだ」と言っていました。天性の作家というのはそういうものなのかしらん。
36.2007年9月15日:Nelson Mandela:PR2:6100語:☆☆☆☆:ロンドンの議会広場にネルソン・マンデラの像が建った。その昔、マンデラはこの議会広場で「今はここにあるのは白人政治家の像ばかりだが、いずれここに黒人政治家の像が出来たりしてん・・」なんて、その時は冗談のつもりで言ってたんだそうだ。そしたら、自分の像が建ってしまった。除幕式にロンドンを訪れたマンデラはさすがに年を取っていたけれど、報道では「それでも彼にはオーラがある」と言っていた。この本のマンデラの写真も年齢を重ねるごとに「いい男」になっていっている感じがする。40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持てとはこういうことなのかな。
37.2007年9月15日:Mr.Man(3冊):絵本:2400語:☆☆☆☆:Mr, Busy, Mr. Slaw, Mr. Grumbleの3冊。Mr, Busyみたいにいっつも忙しすぎるのも、Mr. Grumbleみたいに不平不満だらけで暮らすのも幸せじゃないですね。自分の生活を反省したりしちゃいます。
38.2007年9月16日:The Parates of Caribian: The Curse of Black Pearl :PR2:7438語:☆☆☆☆:映画館に見に行こう!という気にはなれずにいたものだけれど、読んでみたら案外面白かった。
39.2007年9月16日:Catwoman:SER3:10000語:☆☆☆☆:これも、映画館まで足を運ぼうという気にはなれない作品だったけど、ちょっと物悲しいなかなか面白い作品。
40.2007年9月17日:The Living Rain Forest:SCBB:1449語:☆☆☆☆:熱帯雨林について。
41.2007年9月19日:Imogen the Skating Fairly:児童書:3500語:☆☆☆☆:今度はフェギア・スケートする妖精の話。とりあえず、ダンスのシリーズは全部読んでみることにしよう。次にイギリスに行った時に残りを買ってくるつもり。
42.2007年9月25日:The Diary of Killer Cat:児童書:3500語:☆☆☆☆:飼い主は嫌がるけど、でも、主人公は猫だから、ネズミや小鳥を殺したりしちゃうんだよね。それが本能なんだもん。そんな猫ちゃんの日記。ちょっと残酷な部分もあって途中辛かったんだけど、動物を飼う、動物と暮らす場合には、こういう動物の野生についても知っていないとね。
今度は
43.2007年9月27日:The Old Woman Who Named Things:絵本:1500語:☆☆☆☆☆:SSSの掲示板で知った本。自分の家や車に名前をつけるおばあさんの話。でも、このおばあさん、自分より早く死んでしまうもの、壊れてしまうものには名前をつけない。これまで沢山の友達や家族と別れてきたから。年を取るっていうことについて考えさせられるとても哲学的で深い絵本。
44.2007年10月5日:We didn’t mean to go to sea:OBW4:1500語:☆☆☆☆☆:レッスン・メイトにランサム好きの人がいる。刺激されて読んでみた。私、多分、これ子どもの頃読んだな。
45.2007年10月6日:Mr.Man(3冊):絵本:2400語:☆☆☆☆:再読。Mr.Tickle, Mr.Greedy, Mr.Happyの3冊。
46.2007年10月7日:Nate the Grate and Me: The Case of the Fleeing Fang (2回)
:児童書:4468語:☆☆☆☆:韻がヒントになった事件。最初読んだ時良く分からなくて二度読み。
47.2007年10月8日:Mr.Man(3冊):絵本:2400語:☆☆☆☆:再読。Mr.Nosy, Mr.Sneezy,Mr.Bumpの3冊。
48.2007年10月9日:Mr.Man(3冊):絵本:2400語:☆☆☆☆:再読。Mr.Snow,Mr.Messy,Mr. Topsy-Turvyの3冊。
49.2007年10月10日:Much of Ado about Nothing:OBW2:5400語:☆☆☆☆:これって「空騒ぎ」だったのね(>無知無教養)。「真夏の夜の夢」と似てるけど、もちっと単純で分かりやすいかも。面白く読めました。
50.2007年10月11日:Mr.Man(3冊):絵本:2400語:☆☆☆☆:再読。Mr.Silly, Mr.Upty,Mr. Smallの3冊。