「赤毛のアン」や「小公女」は子どもの頃読んだ本です。なんかなつかしい。「赤毛のアン」は、子どもの頃、簡単バージョンで読んだのだけれど、中学校に入って、全訳版の6冊のシリーズを全部読みました。
「小公女」を読んだ頃は、イギリスとインドの関係なんて全然知らなかったけど、今、イギリスの子ども向けの話を読むと、それはちゃんと「世界史」の脈絡の中にあるのですね。セーラの父親がインドで働いていて、イギリスの寄宿学校にセーラを預けたり、「秘密の花園」のメアリもインド生まれのインド育ち。伝染病で両親をともに失いイギリスに帰ってきます。当時、そういう風にして、インドに赴任した親が死んでしまって孤児になった子が多かったということなんでしょうか。
「世界史」を勉強した後、少女小説を読む…というのも、また、なかなか味わい深いものがあるのですね。
「もうすぐ100万語」ということで、最後、何で「私の100万語」を締めようか…と思ったりもしたのだけれど、あまり深く考えずに気が向くままに…と思っていたところ、最後の何冊かは、「子どもの頃読んだもの」となりました。
「通過本」にもあまりこだわるつもりはなかったし、あまり意識していなかったけれど、結果的には「不思議の国のアリス」となりました。
100万語通過して、自分の英語力が変わったのかどうかは、あまり分かりません。でも、たしかに、仕事で英文を読んだりしたときに、ふっと「楽になったのかも」と思うことがあります。英語の力がついたかどうかも大事だけど、多読はそれ自体が楽しいというのを発見したことが、「私の100万語」の最大の発見でした。
この多読、もう少し続けてみようと思います。まずは200万語目指して、そして、長期的には1000万語目指して。100万語ではあまり変わらなくても、1000万語読めばずいぶんと私の英語も変わるのではないか?と期待しています。
みなさんも、よかったら、Happy Reading!を始めてみてくださいね。
136 6月28日(月):Anne of Green Gables: 700語:5500語970853:OBW2:
☆☆☆☆:なんだか少女の頃に帰ったような気がしました。
137. 6月30日(水):A Little Princes: 400語:6300語977153:OBW2:☆☆☆☆:
いじわるな女校長のミンチンという名前、覚えていたのにちょっと驚きました。子どもの頃に読んだ話って、心の奥深くに印象づけられているんですね。インドとイギリスの関係、あの頃、どんなふうに読んでいいたのだろう。
138. 7月1日(木):A Picture to Remember: 800語:10000語987153:CER2:
☆☆☆☆:これ、100万語手帳のリストには読んだ印がついてるんだけど、最後まで読んだのかなぁ。パラパラ記録を見てみたけど、なんか記録はしてない気がする。途中まで読んで何となくそのままになってたような記憶はあるのだけど、もし、読んだとしたら最後の方はちゃんと覚えてない…。ということは再読本でも充分にストー
リーに「どきどき」できるってことですね。アルゼンチンの美術館に勤める女性が主人公です。印象派の展覧会をやるために、パリの美術館から絵を借りるという話が持ち上がり、張り切っているところで交通事故にあいます。でも、事故の時の記憶がない…。
139. 7月2日(金):The Secret Garden: 1000語:9300語996453:OBW3:☆☆☆☆
:これも子どもの頃読んだ本です。うしろの著者紹介のところに、児童文学なんだけど、子ども達の姿を「リアル」に、つまり「いやなところ」もあわせもった子どもとして描いた点でこの小説はすぐれている、みたいなことが書いてあったけど、イギリスの子ども向けの本を読んでいて感じる、「日本だったらこうは書かないんじゃ?」というの、この頃からの伝統なのかな?
139. 7月3日(土):Alice in Wonderland : 1000語:5400語1001853:0BW2:
☆☆☆:これは、私、ディズニー絵本で読んだだけだったのかなぁ…。これまたうしろの著者紹介によれば、「教訓的な内容を含まない」初めての子ども向けの本なんだそう。英語がもっとよく分かっていれば「言葉遊び」の部分が分かるのかな? 私にはちょっと良くそこが分からない。
でも、とにかく、これで100万語!!!!!