英語快読600万語 (7)―やっと本が来た!&イギリスとアメリカ

「600万語」をスタートして早1月以上・・・。ずーっと「読み物日照り」状態でしたが、ようやく注文してた本が来ました。わーい! サクサク読むぞう!!

ところが!!!!

Royal Ballet School Diaryのシリーズと一緒に、「あら、こんな本もあったんだ」と注文した本が・・・何とびっくり! 同じシリーズのアメリカ版だったんです!!!

装丁も違うし。まぁ、それは許しましょう。しかし、タイトルも違うのよ!!!!

たとえば、第4巻のイギリス版のSophie’s Flight of Fancyは、なぜかNaomi’s New Steps。同じ英語圏だしさぁ、翻訳してる訳でもないのに、何故???? 別にアメリカだってソフィーっているでしょ? 何故ナオミにしなくちゃならないの? ご丁寧にソフィーを全部ナオミに書き換えてあるのよ。

私、違う本かと思って両方買ってしまったよ。でも、中身はほぼ同じ。ちっ!

まぁ、1冊600円くらいだから、まだ良かったけど。

そう言えば、イギリスで本を出版した友人が、アメリカの出版社から「アメリカでも」と出版してもらったはいいけれど、タイトル勝手に何の相談もなく変えられた!って怒ってた。

アメリカ人って勝手なやっちゃなぁ。

タイトルだって、大事な「作品の一部」でしょう? もちろん、出版社として相談して「売れそう」なタイトルにする・・・ということはある。

しかしさ、イギリスで一度出た本のタイトルを、わざわざ、変えて別の本みたいにして売るこたぁないだろ。まぎらわしい!

アメリカ人のやることって、理解出来ないことがあるわ。

ここまでの総語数、413,409語。

76.2006年9月1 日:Nana #1:マンガ:1900語:☆☆☆☆:2人のナナの物語。映画化もされ、人気のマンガだというのは聞いていたので、(日本語で)読んでみようかなぁ・・・と思いつつも、読んだことがなかった。私は、これまでは、日本語で読んだMangaしか読んでこなかったので、日本語で未読のものを英語で読むのにはちょっと不安があった。でも読んでみたら案外読めました。そのうちマンガ喫茶で日本語のも読んでみようと思います。第1巻は「プロローグ」なんだそうで、この後2人のナナが出会って、2人の人生が交錯していくらしいです。続きもMangaで読んでみようと思います。

77.2006年8月30 日:Maisy(2冊):絵本:190語:☆☆☆☆:Maisy Takes a Bath, Maisy’s Poolの2冊。メイシーちゃんがお風呂に入ろうとするたびに誰かがピンポーン!とやってきます。変質者みたいだけど、メイシーちゃんが脱ぎ捨てたパンツが可愛い。後者はメイシーちゃんの水着姿が可愛いです。

78.2006年9月2 日:Dinosaur Beach:絵本:190語:☆☆☆☆:主人公は海岸で砂遊び。大好きな恐竜を砂で作っています。「サメだー!」という叫び声がして、あっという間に海岸から誰もいなくなってしまいます。主人公は愛犬と2人(?)残されてしまうけど、みんながサメだと思ったのは、あれれ? なんだか恐竜みたいだぞ。「サメだー!」とみんなが逃げるところの絵が動きがあってすてき。語数は後ろのグローサリーも入れればもっと行くと思うけど。

79.2006年9月2 日:Dear Zoo :絵本:115語:☆☆☆☆☆:ペットが欲しいなぁと思った僕は動物園に手紙を書いた。そしたら動物園から「重いので注意!」という荷物が届いたんだけど・・これじゃ、ペットにはでかすぎ。動物園に送り返した。そしたら今度は・・・としかけ絵本が続いて行きます。イギリスに住んでた時、息子に買ってやった本です。読んでやるときゃあきゃあ喜んでました。立ち読みしちゃったけど、息子が懐かしがるかもしれないから購入してってやろうかな。

80.2006年9月2 日:A to Z Mysteries: The Missing Mummy:児童書:7537語:☆☆☆☆:お休みの間、博物館でいろいろな催し物があると言う。3人組みはまずは月曜日に開かれるMummy Mondayに行くことに。ところが、参加者たちが説明を受けている最中に、みんなの目の前で子どものミイラを盗て逃げた女性が!!!

81.2006年9月2 日:Young Cam Jason and the Missing Cokkie:PER2:1093語:☆☆☆☆:Camは記憶力抜群の女の子。お弁当に持ってきたはずのチョコ・チップクッキが消えた、という事件を解決します。アメリカの子どもはお弁当に手作りクッキーをけっこう持ってくるのね。自分で焼いたのもあれば、父親が焼いたというのもある。家族ぐるみでお菓子作りがさかんなんですね。

82.2006年9月3 日:Roots of Rock and Roll :SA2:3736語:第二次世界大戦後になっても、アメリカ南部では、黒人は白人と同じトイレを使っちゃいけないとか、同じ水飲み場で水を飲んじゃいけないっていうような法律があるところもあったんだって。びっくり。黒人によるリズム&ブルースなどの音楽が白人の聴衆もひきつけるようになり、コンサート会場が「ソルト&ペパー」(日本で言うなら「ごま塩」?)状態になったのも、歴史的には新しいこと。黒人の音楽は黒人と白人を近づけた面もあったし、黒人の社会的地位向上や経済的地位向上に役立ったけれど、でも、一番美味しいところは白人が持っていってしまったという面もあったみたい。ポピュラー・カルチャーの歴史も、実は、社会全体と深く関わっているんですね。

83.2006年9月3 日:A tp Z Mysteries: The Ninth Nugget:児童書:7100語:☆☆☆☆:おなじみ3人組は、休暇で牧場にステイします。必ずしも子ども向けサマー・キャンプみたいなのじゃなくて、大人も参加しています。アメリカには色々なタイプの休暇がありますね。そして、子どもたちだけでこういうのに行かせるのですね。乗馬や砂金取りを楽しみます。砂金取りしてたら、3人組の1人がじゃがいもほどもある金塊を発見! この金塊をめぐって事件が起きます。

84.2006年9月4 日:Katz(3冊):絵本:250語:☆☆☆☆:1冊目はNo Hitting!です。子どもだってストレスあるよね。弟をぶちたくなることもある。でもぶっちゃダメ。そんな時はこうするといいのよ。フリップをめくるとアドバイスがあります。2冊目はToes, Ears & Nose!です。靴下の中に隠れてるのは? ミトンの中に隠れてるのは?とフリップをめくると答えが出てきます。3冊目はWhere Is Baby’s Mummy?です。お母さんと隠れん坊をしてます。ここなな? あそこかな? フリップをめくってお母さんを探してね。3冊とも絵がとても可愛い仕掛け絵本です。

85.2006年9月4 日:Young Cam Janson and the Lost Tooth:PER2:800語:☆☆☆☆:美術の時間、リンゴを齧った(>あれ? なんで授業中にリンゴを齧ったんだったっけ?)お友達。歯が抜けちゃいました。歯を枕の下においておけば、翌朝お金がおいてあるはずなのに、その歯が見つからない! Camが記憶力を駆使して探す手助けをします。

86.2006年9月5 日:Courtney:絵本:670語:☆☆☆☆:子どもたちは犬を飼いたいと言います。でも両親は「だって大変だよ」と言います。「自分たちで世話するから」ということで犬を飼えることになります。両親は「ちゃんとした(?)犬をもらって来なさいよ」というようなことを言いますが(>多分、シェルターみたいなところにもらいに行ったのではないかと思います。それとも買いに行ったのかな?)、子どもたちは年取った誰も振り向かないような犬を連れて帰ります。両親は何かと言うとこの犬を「だから雑種(?)は」みたいなことを言います。でも、この犬、料理だって出来るんですよ。世話になっておきながらも両親の態度は、変わらない部分があります。大人ってダメですねぇ。

87.2006年9月8 日:Inside the Crime Lab :SA3:5123語:☆☆☆☆☆:犯罪科学についての本。2つの事件が紹介されています。犯罪科学はさまざまなことを明らかにすることが出来ます。でも、それを使うのも結局は「人」。印象的だったのは、実は、「目撃証拠」というのは半分くらい「間違い」なんだけど(>記憶違いとか勘違いとかね)、でも、裁判では「迫力」があるので多用される・・・という話。陪審員制度の国ならでは・・なのかな?日本でも陪審員制度が導入されると刑事裁判のあり方や捜査のあり方も変わるのかしらん。

88.2006年9月8 日:Life Story :絵本:3500語:☆☆☆☆☆:バートンの絵本。宇宙の誕生、地球の誕生、生命の誕生、人類の誕生・・・と、ながーい壮大な歴史がたどられています。昔、理科で習ったはずだけど、英語の単語はともかく、対応する日本語が思いつかない。そもそも、対応する日本語がどの順で古いんだかも、謎だ。うーむ。ジュラ紀とか白亜紀とかいろいろあったよねー。古生代とか中生代とかいうのもあったわねー。そして、あなたがいる場所、この本を読み終えた「今」から「あなたの歴史」を「あなたが紡いでいくのよ!」という感じで本が終わっています。

89.2006年9月8 日:I Want to Be a Ballerina :DKR1:350語:☆☆☆☆☆:主人公の初めてのバレエレッスン。イギリスのバレエ教室の子どもクラスの様子がよく分かります。私もちょびっとだけ見学したことがあるんだけど、幼児向けクラスはあまり難しいことはさせません。でも、即興で「さぁ、風になって踊って!」みたいなのは、よくやらされます。「形を教える」日本のレッスン、「表現を教える」イギリスのレッスンという感じかな? イギリスでは基礎の進みは日本の基準からしたら驚くほどゆっくりかもしれません。Dance of Sistersでレッスンの最後に先生に1人ずつおじぎをするってとこがあったけど、この本でも生徒たちが列になって先生におじぎをしています。私が見学したクラスは一斉におじぎだったけど、本格的なところでは1人ずつなのかな?

90.2006年9月8 日:Ballerina Becky :絵本:450語:☆☆☆☆:バレリーナのベッキーは今夜舞台があります。ドクター・デイジーの所に痛めた膝の状態を見てもらいに行きました。「大丈夫!」と言われて、踊りながら帰るとポストマン・ピートが荷物を届けてくれたところ。開けてみると今夜の衣装。ところがそこに突風が・・・。衣装についた妖精の羽が飛ばされてしまいます。(>余計なお世話ですが、グランジュッテしながらお家に帰るのはケガのもとだと思います)

91.2006年9月9 日:Young Cam Jason and Skate Mystery:PER2:1100語:☆☆☆☆:Camは友達と友達のお父さんとスケートに行きます。友達が「子ども扱いしないで」とロッカーのカギをポケットにしまいますが、そのカギが・・・。Camはカシャッ、カシャッと記憶のカメラをクリックします。

92.2006年9月9 日:You Wouldn’t To Be Married to Henry VIII :児童書:2700語:☆☆☆☆☆:SSSの「趣味の掲示板」の「世界史クラブ」(>歴史好き)の人たちのカキコミで知ったYou Wouldn’t To Beのシリーズです。面白い!!! イギリスの歴史教育では「中世のパン職人になったつもりで1日の生活を書いてみなさい」みたいな、そういう課題がけっこうあるみたいなんだが(ジャクリーヌ・ウィルソンの『ロッティ・プロジェクト』もその種ですね)、歴史を「知識」として覚えるのではなく、その時代をいかにauthenticに感じられるか、というところに教育の要があるように思います。ヘンリー8世は「6人の妻」で有名。「あなたがヘンリー8世から6番目の妻としてプロポーズされたとしたらどうする?」と問いかけた上で、16世紀的状況の中での王室の結婚事情と5人の妻の運命、カソリックとプロテスタントの対立状況などを説明して行きます。読者はそれらを判断材料に「私だったらどうする?」と考えながら読みすすめる訳です。この「考えながら」がイギリスの歴史教育のミソですね。語数はこのシリーズの他のものが2700~3000語くらいみたいなので、2700にしときます。

93.2006年9月10 日:I am a Ballerina :絵本:485語:☆☆☆☆:主人公は生まれて初めて劇場でバレエを見て、「私もバレリーナになる!」と思います。「バレリーナになるには、バレエを習わないとダメなんじゃないのかな」とお父さんが言い、主人公はバレエ教室に通い始めます。絵本なので話を短くまとめねばならないんでしょうけれど、主人公は「教室に行くたびに新しいことを習いました」っていうのの次に、「舞台をやることになりました」って先生が言うのとの間にどれだけの月日が経ったのか不明。だって、本番で主人公はポアントで立ってるんだもん。この間に相当の月日が流れないと「ウソ」だよ。でも、なんとなく、そんなに月日が経ったような印象はないなぁ。

94.2006年9月10 日:Ballerina Dreams:SR3:2298語:☆☆☆☆☆:話の内容がなんだかやけに具体的なので、ひょっとしてこれって実話?と思って調べてみたら、著者は本当にNYシティバレエのダンサーで、これは自叙伝でした。その後夫とバレエ・スクールを開設。子どもも出産。バレエスクールのサイトがあり、大人のクラスもあるみたい。よし!いずれ、ここの学校でレッスン受けてみるぞ! http://www.scarsdaleballetstudio.com/content.asp?page_id=2

英語快読600万語 (6)―アメリカ文化とは玉石混交と見つけたり

私ね、Scholastic社の出してる物って、子ども向けでも「しっかりとした内容」のものだと思ってた。

でもさ、Samuraiという本、これはいただけないよ。だってさ、日本地図が載ってるんだけど、東京の位置がどう見ても水戸だよ! 表紙の絵の日本刀もね、日本刀はこんなに曲がっていません。それにちょんまげもちょっと変だよ!

TAMA@合衆国の片隅さんのブログに、「私の娘は日本文化が大好きなんです」「なので、私が日本で買って来た箸を、わー、本物の箸だ!と喜んで頭に挿しています」と言ったアメリカ人の話が載っていた。

うーむ。

でね、アメリカじゃ、日本の箸はけっこう髪飾り売り場に売ってるんだって。

でね、アメリカじゃ、人形やイラストの着物はすべて左前なんだって。

うーむ。

で、TAMA(@合衆国の片隅)さんにSamuraiの話をすると、「その程度はアメリカでは普通」とのこと。でね、ショックだったのは、Scholasticはかなり玉石混交なんだって。TAMAさんも子どもさんたちのために、Scholasticの本を購入する機会は多いらしいんだけど・・・。

日本だと、「お勉強系」の子ども向けの本は、極力「正確に」書こうとすると思うんだけど、アメリカの「お勉強系」の子供向けの本のJapan本なんかは、ちょっと日本に旅行しただけ・・・みたいな人が平気で、筆のおもむくままに書いた・・って感じのが公立図書館なんかにも並んでいるらしい。

私の業界でも、アメリカ人の仕事は本当にすごい!というものも多いけれど、しょーもねー!というものも多いので注意するように・・・というようなことが言われていますが、これ、アメリカ全般に渡って言えることなのかしらねー。

私としては、書き手のその明るい割り切りがうらやましい。

私は、この多読レポートみたいな「シロウト」としての文章は、ふんふんふん・・・と鼻歌まじりに書けるけど、仕事の文章は、うんうん・・・と苦しんでしか書けない。

もしかすると、仕事の文章も、「ふんふんふん(鼻歌)。間違ったからってそれがどうした。あとで訂正すりゃあいいぢゃん! 私ってば、こんなすごいこと考えちゃったよぉ!!! どうどう、面白いでしょ?」というノリで書けばいいのかなぁ。

日本人みたいに、なにもかも「きちんと」しようと思うより、「とりあえず」形にして、世に問うてみて、そして自然淘汰を待つ、クォリティ低くても十分満足していただける場合もあるので、それはそれでよしとする、という方が、効率良いのかもなぁ。

仕事の文章、もちっと気楽に書いてみようかしらん。

ここまでの総語数、373,912語。

56.2006年8月21日:SA1(2冊):SA1:4801語:☆☆☆&☆☆☆☆☆:The Samurai: Fighters of Old Japan, The Salem Witch Trialの2冊。日本のことを英語で読むのもなかなか面白いのだが、地図の中の東京の位置がどう見ても水戸あたりだぞ! ということで内容的には信用できるのか?というのがちょいと心配だ。歴史にはさまざまな解釈がありうるが、頼家が最初のSamuraiってのはどうかなぁ。Salemの方は、なかなかに恐ろしい話だ。集団ヒステリーというか、そういう状況になると、人間って歯止めがきかなくなるみたい。こわい。この事件の発端となった2人の少女はその後どんな風な思いで生涯をすごしたのであろうか。

57.2006年8月22日:SIR2(2冊):SIR1:646語:☆☆☆☆:The Toad on the Road, Richard Scary’s the Early Birdの2冊。

58.2006年8月22日:Miffy(2冊):絵本:600語:☆☆☆☆:Miffy Goes to Stay, Miffy at the Playground の2冊。前者は初めてのお泊り。日本では、今は住宅事情も、親の忙しさもあって、昔ほど互いの家を泊まりあうっていうのがなくなってしまったように思うけれど、欧米の子どもにとってはsleepoverって大事みたい。後者は遊園地に行く話。遊園地っていうより公園かな?Miffyは両親にいろいろなところに連れてってもらってますね。特にお父さんが子煩悩ね。

59.2006年8月23 日:Nana Upstairs & Nana Downstairs:絵本:700語:☆☆☆☆:主人公は毎週おばあちゃんとひいおばあちゃんの住む家に遊びに行きます。私はおばあちゃん子だったので、祖母のことを思い出しながら読みました。こんな風に孫、ひ孫と交流できるおばあちゃんはステキですね。「毎週行きたくなる」何かを持ったおばあちゃんたちだったのでしょう。子どもにとっては、おばあちゃん世代と「ゆったりした」時間の流れの中で過ごす体験はとても貴重だと思います。今はおばあちゃんも元気でハイテンポで生きていて、子どもに「ゆったり」を体験させてあげられなくなってるかもなぁ。それはそれでいいことかもしれないけれど。

60.2006年8月23 日:Fun with Mrs Thumb :絵本:120語:☆☆☆☆:ドールハウスに住むMrs.Thumbに猫がいろいろちょっかい出します。

61.2006年8月23 日:Clean Your Room, Arthur :絵本:500語:☆☆☆☆:部屋がぐちゃぐちゃのアーサー。お母さんに、片付けなさい!と言われます。妹の助言もあって、ガレッジセールで不用品を処分しようとするのですが・・・。

62.2006年8月24 日:Carle(1冊):絵本:260語:☆☆☆☆:The Very Busy Spider。いろいろな動物が話しかけるけれど、巣をつくるのに忙しいクモの話。いろいろな動物が「鳴く」という動詞もひとつではなくて、それぞれに対応したものがあるんですね。「鳴き声」も日本語とは大分印象が違います。

63.2006年8月24 日:Dinosaur Dinosaur:絵本:88語:☆☆☆☆:恐竜もいろいろ。背中にイボイボがあるやつやら、背中にびらびらがあるやつやら。

64.2006年8月25 日:Meltdown at Chernobyl :SA1:2772語:☆☆☆☆☆:チェルノブイリの原発の事故の話。原子力関係の単語が日本語でもすぐに思いつかなかったりして、理科系に弱いなぁ(>というか一般常識がない?)とつくづく思ったりしました。ま、理科系の単語もこういう子ども向けのを(大量に)読むうちに自然に身についていくかな?

65.2006年8月26 日:I Like Me!:絵本:115語:☆☆☆☆:自己肯定するブタの女の子の話。大人が読むとセラピーになるかも。

66.2006年8月26 日:Maisy(2冊):絵本:115語:☆☆☆☆:Masy Makes Gingerbread, Masy’s Bedtimeの2冊。メイシーちゃんのシリーズは絵が可愛くて好き。

67.2006年8月26 日:Angels, Angels, Angels :絵本:400語:☆☆☆☆☆:アンディ・ウォーホールのステキな絵本。これは大人の絵本ですね。

68.2006年8月27 日:The Mixed-up Chameleon :絵本:400語:☆☆☆☆:Carleの絵本。主人公のカメレオンは、動物園に行って色々な動物を見て、あんな風になりたいなーとあこがれる。これも、心理学で言う、”I am OK”がテーマとも言える。まだアイデンティティが出来上がっていなくて、自己肯定も自己否定もない(>多少はあるのだろうが)幼児より大人が癒される本かもしれない。

69.2006年8月27 日:Miffy(2冊):絵本:600語:☆☆☆☆:Miffy at Museum, Mffy’s Houseの2冊。前者は、「ミッフィーにはまだ無理かな」と言われたけど、両親と一緒に美術館に行って大いに楽しんだミッフィーのお話。小さい頃から美術に親しむのは良いことですね。後者はミッフィのお家の様子が分かります。お気に入りのものに囲まれた居心地の良い生活はうらやましいな。私んとこはぐちゃらかだから。

70.2006年8月28 日:Girls in Love :児童書:33000語:☆☆☆☆☆:実は再読。500万語で読んだのに記入漏れで、「あれれ? 読んだはずなのになー」と認知症な状況になり、念のため(?)もう1回読みました(>33000語も記入漏れは痛いなぁ。別に語数稼ぎのために読んでる訳じゃないけど。でも、語数は語数で励みになります)。これ、SSSの掲示板にも書いたのだけれど、最初に読んだ時には、読みづらくて投げた本です。ティーンズの女の子特有のポンポンした物言いや、話があっちに飛んだり、こっちに飛んだりっていうようなテンポについていけなかったのかもしれません。再読でも最初の部分がちょっと読みづらく、同じシリーズのGirls inTears, Grils under Pressureの方が読みやすかったです。それにしても、イギリスの女の子は早熟ですよねぇ。13~14歳で学校に化粧してってたり、ボーイフレンド関係の悩みも、なんか生々しくて・・・。このあたりも、中学生の息子を持つ私には「目をそむけたい」感じで、このシリーズはちょっと苦手なのかもしれません。

71.2006年8月29 日:Hug :絵本:25語:☆☆☆☆:ゴリラのおちびちゃん、ゾウさんや、キリンさんや、みんなお母さんとハグしてるのを見て、自分もゾウさんの鼻にハグしてみたりするのだけれど・・・。

72.2006年8月29 日:Rooster’s Off to See the World :絵本:550語:☆☆☆☆:色鮮やかな絵本。テーマはまたしても自分探しなのかな?

73.2006年8月29 日:Medical Miracles:SA1:330語:☆☆☆☆☆:現代医学ってすごいですよね。生まれつき左側の肋骨がない少年(>転んだだけで心臓直撃なのでとっても危険)のために、プラスチックの芯みたいなのに、軟骨(? 多分そうだと思うんだけど)をくっつけてそれを自然増殖させて、肋骨を作っちゃったり・・・。プラスチックの芯は後でなくなっちゃうらしい。それにしても、対応する日本語が思い浮かばないものも多いです。そんなにすごい医学用語じゃないのにね。「えっとー、これって肺動脈っていうんだっけ?」とか。「これは大動脈だと思うけど、こっちは何?」とか。英語以前に日本語でも、この程度の「人体」の基礎知識が身についていないかも。

74.2006年8月29 日:Mike Milligan and His Steam Shovel :絵本:1600語:☆☆☆☆:バートンの絵本。主人公の蒸気ショベルカーは100人の労働者が1週間かかる仕事を1日で出来る。でも、そのうちガソリンで動くショベルカーや電動ショベルカーが発明され仕事がなくなって行く。技術革新と雇用の関係はいつの時代でも矛盾をはらむ問題だけれど、バートン自身のスタンスってどこにあるんだろう。

75.2006年8月30 日:Katy and the Big Snow :絵本:700語:☆☆☆☆:同じくバートンの絵本。ケイティはブルドーザーにも除雪車にもなれます。ちょっとの雪ぐらいでは出動しないけど、大雪になったらケイティの出番! メインの挿絵をぐるっと取り巻いて描かれた一連の絵がとっても凝っています。バートンって文明賛歌の人なのか、文明批判の人なのか・・・??

英語快読600万語 (5)―あれ?

「OFFをいっぱい読むぞ!」という目標を立てたのは、「英語快読 300万語」の時でした。でも、「300万語」ではほとんど読まなかった。

その理由を、自分では「あれこれ読みたい物が出てきて目移りしたから」と思っていましたが、ひょっとすると、「英語力」が不足していたからなのかも・・・。

LRを沢山読んできて、最近ふと思うことは、OFF1やOFF2を読むのが「ラクになった」ということ。

Time to Discover やScholastic Actionで、易しいノンフィクション(>とくに理科系)に
慣れたっていうのもあるかもしれないんだけれど。

「英語力がついた」ことの「実感」って、案外こんな風に得られるものなんだろうか。つまり、「幼稚園児程度のレベルの英語を沢山読む→小学校低学年程度のレベルの英語を読むのが以前よりラクに感じられるようになる」というか。

残念ながら、まだPBを読んだ時に「ラクになったなぁ」とは思えないんだけど、やっぱり、「下から」ひとつずつ英語力を「積み上げて行く」っていうのは、とても大事なのかも。こうやって、「小学校低学年レベルの多読→小学校中学年レベルがラクに」という風にひとつずつ重ねて行けば、いずれPBや仕事の専門書を読むのがラクになる日が来るかもしれない。

バレエと同じ? バレエも基礎からひとつずつ積み上げるのが大事。

しかし、バレエにおいても、「難しいこともたまにはやらないと慣れていかない」というのもある。ということで、英語においてもPBなんかも、適度に織り交ぜて行くのも良いのかもしれない。

英語力向上も簡単には得られるものではないけれど、英語力向上において、この「多読」という方法は本当にパワフルだと思います。

バレエにおいて「多読」的練習方法を実践しようとすれば、どのようなことになるのかなぁ? バレエは「簡単」なことも、実は、「正しくやる」が難しい。

バレエにおけるYL0、YL1の技術っていうのが何か?というのが分かれば、これを「大量に」やることによって、YL2、YL3の技術がラクになった・・・というのを「実感」出来るのかも。

しかし、バレエにおけるYLというのは、英語に比べると、分かり難いかも・・・。(>いや、RADやIDTAのグレード試験の内容を調べれば分かるのか?)

ここまでの総語数、322737語。

47.2006年8月13日:Nursing:OFF2:4200語:☆☆☆☆☆:歴史的背景にも触れながら、ホスピスを含む幅広い看護の領域について知ることが出来る。

48.2006年8月15日:Tourism:OFF2:3800語:☆☆☆☆☆:さまざまな旅行やその楽しみ方にふれつつも、それを大きな視野からもとらえ、環境問題やグローバルな規模での経済格差問題との関連などについても考えている。

49.2006年8月15日:Erick Carle(2冊):絵本:220語:☆☆☆☆:Little Cloud, This is Mondayの2冊。前者は次々にいろいろなものに形を変える雲の話。かわいいです。後者は、私には、ちょっと文法的にも内容的にも意味不明でした。

50.2006年8月15日:SA1(1冊):SA1:2336語:☆☆☆☆:Capital Kids。今度は文科系のもの。地理になるのかな? 世界5カ国に暮らす子どもたちの生活を通してさまざな地域について学ぼうというもの。アジア2カ国、中米1カ国、アフリカ1カ国にアメリカ。ヨーロッパの国がないのはなぜ?

51.2006年8月16日:Erick Carle(2冊):絵本:450語:☆☆☆☆:Brown Bear, Brown Bear What You Look? Draw Me a Starの2冊。どちらも、絵がとても素晴らしい。

52.2006年8月17日:The Number Devil: A Mathematical Adventure:児童書:25000語:☆☆☆☆☆:数学の世界を面白く描いた本。数学の世界って不思議だ。英語的にというより、数学的によく分からない部分もあったけれど、数の世界の面白さというのは感じられた。数学がきらいな男の子の夢にThe Number Devilが現れて、数学の不思議の世界にいざなう。著者はなんでもドイツの有名な社会評論家らしい。ドイツ通の同僚に、「Q母さん、Ebzebsbergerなんて読むんですね」と言われて初めて知った。

53.2006年8月18日:SA1(2冊):SA1:5942語:☆☆☆☆☆:Tha’s Science?, Unsolved Science Mysteriesの2冊。自然科学のみならず社会科学も含め、科学的研究とは何か?というのを分かりやすく説明している。小学生の頃から、ただ「習う」「習ったことを覚える」のではなく、自分で分析するとは?意見と事実の違いは?データで照明するとは?有効なデータを集めるには?というようなことを知るっておくのは良いことだと思う。

54 .2006年8月19日:Ashe(2冊):絵本:300語:☆☆☆☆☆:Happy Birthday, Moon, Goodby Houseの2冊。可愛いクマの物語。前者はお月様に誕生日プレゼントをあげたい、と思って、「誕生日はいつ?」「欲しいものは何?」とお月様に聞こうとするお話。後者は引越しの日、いままで住んでいたお家に最後のお別れをするお話。

55 .2006年8月20日:The Missing Piece(2冊):絵本:980語:☆☆☆☆:The Missing Piece, The Missing Piece Meets the Big Oの2冊。単純な線画なんだけど、暖かみがある。人生の意味をいろいろに読み込むことの出来る絵本。