英語快読600万語 (7)―やっと本が来た!&イギリスとアメリカ

「600万語」をスタートして早1月以上・・・。ずーっと「読み物日照り」状態でしたが、ようやく注文してた本が来ました。わーい! サクサク読むぞう!!

ところが!!!!

Royal Ballet School Diaryのシリーズと一緒に、「あら、こんな本もあったんだ」と注文した本が・・・何とびっくり! 同じシリーズのアメリカ版だったんです!!!

装丁も違うし。まぁ、それは許しましょう。しかし、タイトルも違うのよ!!!!

たとえば、第4巻のイギリス版のSophie’s Flight of Fancyは、なぜかNaomi’s New Steps。同じ英語圏だしさぁ、翻訳してる訳でもないのに、何故???? 別にアメリカだってソフィーっているでしょ? 何故ナオミにしなくちゃならないの? ご丁寧にソフィーを全部ナオミに書き換えてあるのよ。

私、違う本かと思って両方買ってしまったよ。でも、中身はほぼ同じ。ちっ!

まぁ、1冊600円くらいだから、まだ良かったけど。

そう言えば、イギリスで本を出版した友人が、アメリカの出版社から「アメリカでも」と出版してもらったはいいけれど、タイトル勝手に何の相談もなく変えられた!って怒ってた。

アメリカ人って勝手なやっちゃなぁ。

タイトルだって、大事な「作品の一部」でしょう? もちろん、出版社として相談して「売れそう」なタイトルにする・・・ということはある。

しかしさ、イギリスで一度出た本のタイトルを、わざわざ、変えて別の本みたいにして売るこたぁないだろ。まぎらわしい!

アメリカ人のやることって、理解出来ないことがあるわ。

ここまでの総語数、413,409語。

76.2006年9月1 日:Nana #1:マンガ:1900語:☆☆☆☆:2人のナナの物語。映画化もされ、人気のマンガだというのは聞いていたので、(日本語で)読んでみようかなぁ・・・と思いつつも、読んだことがなかった。私は、これまでは、日本語で読んだMangaしか読んでこなかったので、日本語で未読のものを英語で読むのにはちょっと不安があった。でも読んでみたら案外読めました。そのうちマンガ喫茶で日本語のも読んでみようと思います。第1巻は「プロローグ」なんだそうで、この後2人のナナが出会って、2人の人生が交錯していくらしいです。続きもMangaで読んでみようと思います。

77.2006年8月30 日:Maisy(2冊):絵本:190語:☆☆☆☆:Maisy Takes a Bath, Maisy’s Poolの2冊。メイシーちゃんがお風呂に入ろうとするたびに誰かがピンポーン!とやってきます。変質者みたいだけど、メイシーちゃんが脱ぎ捨てたパンツが可愛い。後者はメイシーちゃんの水着姿が可愛いです。

78.2006年9月2 日:Dinosaur Beach:絵本:190語:☆☆☆☆:主人公は海岸で砂遊び。大好きな恐竜を砂で作っています。「サメだー!」という叫び声がして、あっという間に海岸から誰もいなくなってしまいます。主人公は愛犬と2人(?)残されてしまうけど、みんながサメだと思ったのは、あれれ? なんだか恐竜みたいだぞ。「サメだー!」とみんなが逃げるところの絵が動きがあってすてき。語数は後ろのグローサリーも入れればもっと行くと思うけど。

79.2006年9月2 日:Dear Zoo :絵本:115語:☆☆☆☆☆:ペットが欲しいなぁと思った僕は動物園に手紙を書いた。そしたら動物園から「重いので注意!」という荷物が届いたんだけど・・これじゃ、ペットにはでかすぎ。動物園に送り返した。そしたら今度は・・・としかけ絵本が続いて行きます。イギリスに住んでた時、息子に買ってやった本です。読んでやるときゃあきゃあ喜んでました。立ち読みしちゃったけど、息子が懐かしがるかもしれないから購入してってやろうかな。

80.2006年9月2 日:A to Z Mysteries: The Missing Mummy:児童書:7537語:☆☆☆☆:お休みの間、博物館でいろいろな催し物があると言う。3人組みはまずは月曜日に開かれるMummy Mondayに行くことに。ところが、参加者たちが説明を受けている最中に、みんなの目の前で子どものミイラを盗て逃げた女性が!!!

81.2006年9月2 日:Young Cam Jason and the Missing Cokkie:PER2:1093語:☆☆☆☆:Camは記憶力抜群の女の子。お弁当に持ってきたはずのチョコ・チップクッキが消えた、という事件を解決します。アメリカの子どもはお弁当に手作りクッキーをけっこう持ってくるのね。自分で焼いたのもあれば、父親が焼いたというのもある。家族ぐるみでお菓子作りがさかんなんですね。

82.2006年9月3 日:Roots of Rock and Roll :SA2:3736語:第二次世界大戦後になっても、アメリカ南部では、黒人は白人と同じトイレを使っちゃいけないとか、同じ水飲み場で水を飲んじゃいけないっていうような法律があるところもあったんだって。びっくり。黒人によるリズム&ブルースなどの音楽が白人の聴衆もひきつけるようになり、コンサート会場が「ソルト&ペパー」(日本で言うなら「ごま塩」?)状態になったのも、歴史的には新しいこと。黒人の音楽は黒人と白人を近づけた面もあったし、黒人の社会的地位向上や経済的地位向上に役立ったけれど、でも、一番美味しいところは白人が持っていってしまったという面もあったみたい。ポピュラー・カルチャーの歴史も、実は、社会全体と深く関わっているんですね。

83.2006年9月3 日:A tp Z Mysteries: The Ninth Nugget:児童書:7100語:☆☆☆☆:おなじみ3人組は、休暇で牧場にステイします。必ずしも子ども向けサマー・キャンプみたいなのじゃなくて、大人も参加しています。アメリカには色々なタイプの休暇がありますね。そして、子どもたちだけでこういうのに行かせるのですね。乗馬や砂金取りを楽しみます。砂金取りしてたら、3人組の1人がじゃがいもほどもある金塊を発見! この金塊をめぐって事件が起きます。

84.2006年9月4 日:Katz(3冊):絵本:250語:☆☆☆☆:1冊目はNo Hitting!です。子どもだってストレスあるよね。弟をぶちたくなることもある。でもぶっちゃダメ。そんな時はこうするといいのよ。フリップをめくるとアドバイスがあります。2冊目はToes, Ears & Nose!です。靴下の中に隠れてるのは? ミトンの中に隠れてるのは?とフリップをめくると答えが出てきます。3冊目はWhere Is Baby’s Mummy?です。お母さんと隠れん坊をしてます。ここなな? あそこかな? フリップをめくってお母さんを探してね。3冊とも絵がとても可愛い仕掛け絵本です。

85.2006年9月4 日:Young Cam Janson and the Lost Tooth:PER2:800語:☆☆☆☆:美術の時間、リンゴを齧った(>あれ? なんで授業中にリンゴを齧ったんだったっけ?)お友達。歯が抜けちゃいました。歯を枕の下においておけば、翌朝お金がおいてあるはずなのに、その歯が見つからない! Camが記憶力を駆使して探す手助けをします。

86.2006年9月5 日:Courtney:絵本:670語:☆☆☆☆:子どもたちは犬を飼いたいと言います。でも両親は「だって大変だよ」と言います。「自分たちで世話するから」ということで犬を飼えることになります。両親は「ちゃんとした(?)犬をもらって来なさいよ」というようなことを言いますが(>多分、シェルターみたいなところにもらいに行ったのではないかと思います。それとも買いに行ったのかな?)、子どもたちは年取った誰も振り向かないような犬を連れて帰ります。両親は何かと言うとこの犬を「だから雑種(?)は」みたいなことを言います。でも、この犬、料理だって出来るんですよ。世話になっておきながらも両親の態度は、変わらない部分があります。大人ってダメですねぇ。

87.2006年9月8 日:Inside the Crime Lab :SA3:5123語:☆☆☆☆☆:犯罪科学についての本。2つの事件が紹介されています。犯罪科学はさまざまなことを明らかにすることが出来ます。でも、それを使うのも結局は「人」。印象的だったのは、実は、「目撃証拠」というのは半分くらい「間違い」なんだけど(>記憶違いとか勘違いとかね)、でも、裁判では「迫力」があるので多用される・・・という話。陪審員制度の国ならでは・・なのかな?日本でも陪審員制度が導入されると刑事裁判のあり方や捜査のあり方も変わるのかしらん。

88.2006年9月8 日:Life Story :絵本:3500語:☆☆☆☆☆:バートンの絵本。宇宙の誕生、地球の誕生、生命の誕生、人類の誕生・・・と、ながーい壮大な歴史がたどられています。昔、理科で習ったはずだけど、英語の単語はともかく、対応する日本語が思いつかない。そもそも、対応する日本語がどの順で古いんだかも、謎だ。うーむ。ジュラ紀とか白亜紀とかいろいろあったよねー。古生代とか中生代とかいうのもあったわねー。そして、あなたがいる場所、この本を読み終えた「今」から「あなたの歴史」を「あなたが紡いでいくのよ!」という感じで本が終わっています。

89.2006年9月8 日:I Want to Be a Ballerina :DKR1:350語:☆☆☆☆☆:主人公の初めてのバレエレッスン。イギリスのバレエ教室の子どもクラスの様子がよく分かります。私もちょびっとだけ見学したことがあるんだけど、幼児向けクラスはあまり難しいことはさせません。でも、即興で「さぁ、風になって踊って!」みたいなのは、よくやらされます。「形を教える」日本のレッスン、「表現を教える」イギリスのレッスンという感じかな? イギリスでは基礎の進みは日本の基準からしたら驚くほどゆっくりかもしれません。Dance of Sistersでレッスンの最後に先生に1人ずつおじぎをするってとこがあったけど、この本でも生徒たちが列になって先生におじぎをしています。私が見学したクラスは一斉におじぎだったけど、本格的なところでは1人ずつなのかな?

90.2006年9月8 日:Ballerina Becky :絵本:450語:☆☆☆☆:バレリーナのベッキーは今夜舞台があります。ドクター・デイジーの所に痛めた膝の状態を見てもらいに行きました。「大丈夫!」と言われて、踊りながら帰るとポストマン・ピートが荷物を届けてくれたところ。開けてみると今夜の衣装。ところがそこに突風が・・・。衣装についた妖精の羽が飛ばされてしまいます。(>余計なお世話ですが、グランジュッテしながらお家に帰るのはケガのもとだと思います)

91.2006年9月9 日:Young Cam Jason and Skate Mystery:PER2:1100語:☆☆☆☆:Camは友達と友達のお父さんとスケートに行きます。友達が「子ども扱いしないで」とロッカーのカギをポケットにしまいますが、そのカギが・・・。Camはカシャッ、カシャッと記憶のカメラをクリックします。

92.2006年9月9 日:You Wouldn’t To Be Married to Henry VIII :児童書:2700語:☆☆☆☆☆:SSSの「趣味の掲示板」の「世界史クラブ」(>歴史好き)の人たちのカキコミで知ったYou Wouldn’t To Beのシリーズです。面白い!!! イギリスの歴史教育では「中世のパン職人になったつもりで1日の生活を書いてみなさい」みたいな、そういう課題がけっこうあるみたいなんだが(ジャクリーヌ・ウィルソンの『ロッティ・プロジェクト』もその種ですね)、歴史を「知識」として覚えるのではなく、その時代をいかにauthenticに感じられるか、というところに教育の要があるように思います。ヘンリー8世は「6人の妻」で有名。「あなたがヘンリー8世から6番目の妻としてプロポーズされたとしたらどうする?」と問いかけた上で、16世紀的状況の中での王室の結婚事情と5人の妻の運命、カソリックとプロテスタントの対立状況などを説明して行きます。読者はそれらを判断材料に「私だったらどうする?」と考えながら読みすすめる訳です。この「考えながら」がイギリスの歴史教育のミソですね。語数はこのシリーズの他のものが2700~3000語くらいみたいなので、2700にしときます。

93.2006年9月10 日:I am a Ballerina :絵本:485語:☆☆☆☆:主人公は生まれて初めて劇場でバレエを見て、「私もバレリーナになる!」と思います。「バレリーナになるには、バレエを習わないとダメなんじゃないのかな」とお父さんが言い、主人公はバレエ教室に通い始めます。絵本なので話を短くまとめねばならないんでしょうけれど、主人公は「教室に行くたびに新しいことを習いました」っていうのの次に、「舞台をやることになりました」って先生が言うのとの間にどれだけの月日が経ったのか不明。だって、本番で主人公はポアントで立ってるんだもん。この間に相当の月日が流れないと「ウソ」だよ。でも、なんとなく、そんなに月日が経ったような印象はないなぁ。

94.2006年9月10 日:Ballerina Dreams:SR3:2298語:☆☆☆☆☆:話の内容がなんだかやけに具体的なので、ひょっとしてこれって実話?と思って調べてみたら、著者は本当にNYシティバレエのダンサーで、これは自叙伝でした。その後夫とバレエ・スクールを開設。子どもも出産。バレエスクールのサイトがあり、大人のクラスもあるみたい。よし!いずれ、ここの学校でレッスン受けてみるぞ! http://www.scarsdaleballetstudio.com/content.asp?page_id=2

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