英語快読600万語 (9)―うぅぅ、やられた!&再読

またしても「アメリカとイギリス」にやられてしまった! 

・・・というか、今回は、自業自得なんだけど。

100万語の時に購入して読んだBad Day for Balletを、もう一度買ってしまったの。Amazonでバレエ関係の本を検索している時にこれがひっかかった。で、「このタイトルなんか見たことあるよなぁ」と思ったのだが、よくは調べなかった。そこでよく調べておけば!!!!

でもって、表紙の画像が全く違っていたので、「あ、違う本だ」と思って、「バレエ物ってどうしてもタイトルが似ちゃうのかしらね」なんて思って近くの書店に注文を入れた。(Amazonに注文入れてもいいんだが、留守のことも多いの。本屋はどうせしょっちゅう行くから)

しばらくして、書店から電話がかかってきた。「ご注文いただいたものはイギリス版だったんですが、アメリカ版が来てしまって。なので、いただいたプリントアウトとは表紙の絵が違ってるんですが、これでもよろしいでしょうか? イギリス版を注文しなおしますか? そうするとまた1ヶ月くらいかかりますが」という問い合わせだった。

「中身が同じならどちらでもけっこうです。そもそも、これ、アメリカの作家の手によるものですし」と答え、書店に取りに行ったら!!!!

うぇーん、ショック! この表紙見たことあるぞ! 

でも、ひょっとしたら違う話かも。表紙の絵が似ているだけかも。

で、パラパラめくってみたら、あらま、やっぱり読み覚えがある! ふぇーん。

でも、ま、いっか。この際だから再読しましょう。最初に読んだやつは、いま友達のところに行ってるし・・・。

再読してみると、やはり100万語の時よりはラクになっている気がする。一度読んで話をぼんやり覚えているから・・・というのもあるかもしれないけど。

でもさ、ぼんやりは覚えてるけど、細かいとこは忘れてるし、二度目は二度目で楽しめる。

だったら、資源の有効活用もいいかもね。新しいものを読むのと並行して、これを契機に昔読んだものもどんどん再読してみることにしましょう。一度目に読んだ時には気づかなかったことに気づくかもしれないし、一度目の「私」と二度目の「私」は、その間に新しい経験もする訳なので、違っているはず(>加齢による衰え・・・という方向で変わっているということもあるかも)。なので、また、違った感想を持つかもしれない。

100万語の時は、いろいろなシリーズの名前も知らなかったから、これがNancy Drewのシリーズだってことは「記録」には書いてあるけど、「記憶」には残ってなかった。その時は、「単にバレエは事件の舞台設定っていうだけなのね」という感じで、シリーズの他のものを読もうと思わなかったけれど、今回は、2-3冊読んでみようかな?と思った。シリーズ物は脇役もそれぞれに性格設定があるので、何冊か読むうちに、1冊だけ読むのとは違った楽しみが出てくるし。

という訳で「転んでもタダでは起きない」を実践して、「同じ物を2冊買ってしまった!」を次なるステップへの契機としたいと思います。

ここまでの総語数、37653語。

103.2006年9月12 日:Bad Day for Ballet :児童書:9300語:☆☆☆☆:再読。以前読んだ時よりラクになったかもしれません。再読で話をぼんやり覚えているというのもあるかもしれないけれど。(>ちゃんとは覚えてない)

104.2006年9月12 日:You Wouldn’t To Be A Victorian Schoolchild!:児童書:2700語:☆☆☆☆☆:イギリスの義務教育の始まりって、実は案外遅いんだよね。日本の学制開始とたいして変わらなかったりする。庶民が通うイギリスのBoard School(>公立学校。教育委員会が管轄する)の様子が分かります。先生の話を集中して聞いてないと、「姿勢矯正ギブス」みたいなのをはめられたり、なかなかに大変です。イギリスのスタイルというマンチェスター郊外の小さな村に、ナショナルトラストが昔の綿工場を博物館として開放しています。そこには児童労働者たちが寝泊りした小屋や勉強した部屋もあり、そこで、この本に出ているようなスレート(>小さな黒板みたいなものでノート代わりに使う)や砂を入れた箱(>これもノート代わり。砂の上に字を書いては消して使う)の実物を見ました。

105.2006年9月12 日:Beyond Babies :NW記事:2500語:☆☆☆☆:Newsweekの9月4日号の記事。いまや先進国のみならず、かつては子どもを持つことが普通で、子どもを持たないことへの圧力が強かった国でも、子どもを持たないという選択をするカップルが増えている。日本で出産する女性の80%は1人しか子どもを産まないって書いてあったけど、そんなに一人っ子率って高いのかなぁ。息子のクラスでは、2人兄弟以上の方が多いと思うけどなぁ。ちょっと気になってネットで調べてみたら、国立社会保障・人口問題研究所の「第12回出生力調査」(http://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou12/doukou12.asp)では、子どもを産み終わった人の中ではいまだ2人っ子が多く、8割は2人か3人子どもがいるって書いてあった。また、結婚年数別にまだ生む可能性のある人を含めて考えても、結婚年数0-4年のは子どものいる夫婦の中で子ども1人は8割だけど、5-9年になればど、すでに26%の少数派だぞ! これ、私の英語の読解の間違いか???? それとも私の日本語の読解力の問題か????”In Japan, amongst the 80 percent or so of women who do have children, the one-child minifamily is the new norm”というのが英語なんですが・・・。雑誌記事って案外語数があるんですね。今後たまに面白そうな記事があったら多読に加えてみようかな。

106.2006年9月13 日:Ballerina :絵本:120語:☆☆☆☆☆:主人公はダンスが大好き。自分の部屋でいろいろな色の衣装をつけて、いろいろな踊りを踊ります。ピンクのチュチュで金平糖。ブルーのガウン(?ロマンチックチュチュ?)で「眠り」。裏表紙にバリシニコフのキャプションがあります。「私が思うに、ダンスのない人生というのはありえない。この本でピーター・シスはこの私の見方をさらに確かなものにしてくれた」。色使いにも工夫があり、楽しめます。

107.2006年9月13 日:Earnest and Celestine(3冊):絵本:500語:☆☆☆☆:Smile Earnest and Celesstine, Where Are You Earnest? Feel Better, Ernestの3冊。どういう事情かよく分からないんだけど、クマのアーネストとネズミのセレスティーヌは同居しています。最初は夫婦なのかなぁと思ったが、どうやらセレスティーヌは子どもみたい。アーネスト(男性みたい)が面倒をみています。でも、親子でもなさそうな感じだなぁ。シリーズの1冊目が入ってないので事情はよく分からないんだけど、2人は仲良く暮らしています。

英語快読600万語 (8)―安価に多読(>公立図書館利用法)

SSSの掲示板で教えてもらった、他の公立図書館から地元の公立図書館を通じて本を借りる「協力貸し出し」のシステムを利用して、Nate the Greatを2冊借りた。取り寄せにちょっと時間がかかるけれど、でも、公立図書館なら無料!で、薄くて面白そうな本が借りられる。

自分で買うとなると、面白そうだけどコストパフォーマンス(?)の悪い本って、やっぱり控えてしまう。Nateみたいに1冊の語数が少ない本って、いちいち買ってると大変。洋書ってだいたい安くても600円くらいするし。そうなると、自分で買うのは、せめて1万語弱はある本にしたい。

バレエ関連については、薄くても一応買ってるけど、これは私の「色」だから、まぁ、仕方ない。

でも、実は、今の私には、こういう「薄くて読みやすくて話の内容的にも(まぁまぁ)いける」っていう本を大量に読むことが一番大事なのかもしれないんだよね。

という訳で、今後は、いつも他図書館からの洋書貸し出しの注文を入れておくようにしようと思っている。(>うちの自治体は絵本はあるけど、児童書はないのだ)

ここまでの総語数は、422493語。

95.2006年9月10 日:Nate the Great Saved the King of Sweden :児童書:2234語:☆☆☆☆:スカンジナビアを旅行中の友達からNateのところに内容が非常にあいまいな事件解決依頼の手紙が。Nateが事件を解決することはどのような意味でスウェーデン国王を救うことになるのか? ストーリーとは関係ないところで印象に残ったのはパンケーキが大好きなNateはいつも自分でパンケーキを作って食べること。ハードボイルドな探偵はこういうことも出来ないといかんのね。いちいち「お母さん、パンケーキ作って」じゃ、ハードボイルドっぽくないもんね。料理の出来る少年探偵、クールだぜ!

96.2006年9月10 日:Evelyn Cisneros: Prima Ballerina :絵本:2000語:☆☆☆☆☆:サンフランシスコ・バレエ団の元プリマの伝記。日本ではあまり知られてない人かも。私が無知なだけかもしれないが。イブリンはとても恥ずかしがりやの少女で、心配した母親がバレエを習わせる。徐々にバレエの世界に引き込まれて行ったイブリン。彼女はメキシコ系であったため、将来への不安もあったし、実際アメリカン・バレエスクールで挫折もしている。そんな彼女にとってネイティブ・アメリカンでダンサーになったMaria Tallchiefは心の支えでもあった。人種とバレエという問題についても考えさせられる1冊。

97.2006年9月11 日:Nate the Great the Chruncy Christmas :児童書:2200語:☆☆☆☆:Nateの友達の愛犬に毎年母犬からクリスマスカードが届くのに、今年はまだ来ない。愛犬は落ち込んでるし・・・。さて、Nateの出番です。

98.2006年9月11 日:Secret Birthday Message :絵本:160語:☆☆☆☆:なんだか不思議なマークがいっぱいの謎めいた手紙が。暗号を読み解くようにして、手紙の指示に従って歩いて行くと・・・。

99.2006年9月11 日:Olivia :絵本:320語:☆☆☆☆:ブタのオリヴィアは、雨の日は美術館に行くのが好き。お気に入りはドガの踊り子の絵です。オリヴィアの頭の中には自分がダンサーになって踊っている姿が・・・。シリーズなので、もっと先に行けばバレエ絡みの話も出てくるのかな。

100.2006年9月11 日:Madeline and the Bad Hat :絵本:70 0語:☆☆☆☆:Madelineたちの住む寄宿舎の隣にスペイン大使が引っ越して来たのですが、大使の息子がとんでもないいたずら好き。

101.2006年9月11 日:Young Cam Jansen and the Baseball Mystery :PE-t-R2
:14 0 0語:☆☆☆☆:お友達と野球に行ったCam。ところが、ホームランのボールが見つからなくなります。

102.2006年9月11 日:Erick Carle(4冊):絵本:☆☆☆☆:My Very First Book of Numbers, My Very First Book of Colors, My Very First Book of Shapes, My Very First Book of Wordsの4冊。あれ?semi circleと dormって違うものなの?

英語快読600万語 (7)―やっと本が来た!&イギリスとアメリカ

「600万語」をスタートして早1月以上・・・。ずーっと「読み物日照り」状態でしたが、ようやく注文してた本が来ました。わーい! サクサク読むぞう!!

ところが!!!!

Royal Ballet School Diaryのシリーズと一緒に、「あら、こんな本もあったんだ」と注文した本が・・・何とびっくり! 同じシリーズのアメリカ版だったんです!!!

装丁も違うし。まぁ、それは許しましょう。しかし、タイトルも違うのよ!!!!

たとえば、第4巻のイギリス版のSophie’s Flight of Fancyは、なぜかNaomi’s New Steps。同じ英語圏だしさぁ、翻訳してる訳でもないのに、何故???? 別にアメリカだってソフィーっているでしょ? 何故ナオミにしなくちゃならないの? ご丁寧にソフィーを全部ナオミに書き換えてあるのよ。

私、違う本かと思って両方買ってしまったよ。でも、中身はほぼ同じ。ちっ!

まぁ、1冊600円くらいだから、まだ良かったけど。

そう言えば、イギリスで本を出版した友人が、アメリカの出版社から「アメリカでも」と出版してもらったはいいけれど、タイトル勝手に何の相談もなく変えられた!って怒ってた。

アメリカ人って勝手なやっちゃなぁ。

タイトルだって、大事な「作品の一部」でしょう? もちろん、出版社として相談して「売れそう」なタイトルにする・・・ということはある。

しかしさ、イギリスで一度出た本のタイトルを、わざわざ、変えて別の本みたいにして売るこたぁないだろ。まぎらわしい!

アメリカ人のやることって、理解出来ないことがあるわ。

ここまでの総語数、413,409語。

76.2006年9月1 日:Nana #1:マンガ:1900語:☆☆☆☆:2人のナナの物語。映画化もされ、人気のマンガだというのは聞いていたので、(日本語で)読んでみようかなぁ・・・と思いつつも、読んだことがなかった。私は、これまでは、日本語で読んだMangaしか読んでこなかったので、日本語で未読のものを英語で読むのにはちょっと不安があった。でも読んでみたら案外読めました。そのうちマンガ喫茶で日本語のも読んでみようと思います。第1巻は「プロローグ」なんだそうで、この後2人のナナが出会って、2人の人生が交錯していくらしいです。続きもMangaで読んでみようと思います。

77.2006年8月30 日:Maisy(2冊):絵本:190語:☆☆☆☆:Maisy Takes a Bath, Maisy’s Poolの2冊。メイシーちゃんがお風呂に入ろうとするたびに誰かがピンポーン!とやってきます。変質者みたいだけど、メイシーちゃんが脱ぎ捨てたパンツが可愛い。後者はメイシーちゃんの水着姿が可愛いです。

78.2006年9月2 日:Dinosaur Beach:絵本:190語:☆☆☆☆:主人公は海岸で砂遊び。大好きな恐竜を砂で作っています。「サメだー!」という叫び声がして、あっという間に海岸から誰もいなくなってしまいます。主人公は愛犬と2人(?)残されてしまうけど、みんながサメだと思ったのは、あれれ? なんだか恐竜みたいだぞ。「サメだー!」とみんなが逃げるところの絵が動きがあってすてき。語数は後ろのグローサリーも入れればもっと行くと思うけど。

79.2006年9月2 日:Dear Zoo :絵本:115語:☆☆☆☆☆:ペットが欲しいなぁと思った僕は動物園に手紙を書いた。そしたら動物園から「重いので注意!」という荷物が届いたんだけど・・これじゃ、ペットにはでかすぎ。動物園に送り返した。そしたら今度は・・・としかけ絵本が続いて行きます。イギリスに住んでた時、息子に買ってやった本です。読んでやるときゃあきゃあ喜んでました。立ち読みしちゃったけど、息子が懐かしがるかもしれないから購入してってやろうかな。

80.2006年9月2 日:A to Z Mysteries: The Missing Mummy:児童書:7537語:☆☆☆☆:お休みの間、博物館でいろいろな催し物があると言う。3人組みはまずは月曜日に開かれるMummy Mondayに行くことに。ところが、参加者たちが説明を受けている最中に、みんなの目の前で子どものミイラを盗て逃げた女性が!!!

81.2006年9月2 日:Young Cam Jason and the Missing Cokkie:PER2:1093語:☆☆☆☆:Camは記憶力抜群の女の子。お弁当に持ってきたはずのチョコ・チップクッキが消えた、という事件を解決します。アメリカの子どもはお弁当に手作りクッキーをけっこう持ってくるのね。自分で焼いたのもあれば、父親が焼いたというのもある。家族ぐるみでお菓子作りがさかんなんですね。

82.2006年9月3 日:Roots of Rock and Roll :SA2:3736語:第二次世界大戦後になっても、アメリカ南部では、黒人は白人と同じトイレを使っちゃいけないとか、同じ水飲み場で水を飲んじゃいけないっていうような法律があるところもあったんだって。びっくり。黒人によるリズム&ブルースなどの音楽が白人の聴衆もひきつけるようになり、コンサート会場が「ソルト&ペパー」(日本で言うなら「ごま塩」?)状態になったのも、歴史的には新しいこと。黒人の音楽は黒人と白人を近づけた面もあったし、黒人の社会的地位向上や経済的地位向上に役立ったけれど、でも、一番美味しいところは白人が持っていってしまったという面もあったみたい。ポピュラー・カルチャーの歴史も、実は、社会全体と深く関わっているんですね。

83.2006年9月3 日:A tp Z Mysteries: The Ninth Nugget:児童書:7100語:☆☆☆☆:おなじみ3人組は、休暇で牧場にステイします。必ずしも子ども向けサマー・キャンプみたいなのじゃなくて、大人も参加しています。アメリカには色々なタイプの休暇がありますね。そして、子どもたちだけでこういうのに行かせるのですね。乗馬や砂金取りを楽しみます。砂金取りしてたら、3人組の1人がじゃがいもほどもある金塊を発見! この金塊をめぐって事件が起きます。

84.2006年9月4 日:Katz(3冊):絵本:250語:☆☆☆☆:1冊目はNo Hitting!です。子どもだってストレスあるよね。弟をぶちたくなることもある。でもぶっちゃダメ。そんな時はこうするといいのよ。フリップをめくるとアドバイスがあります。2冊目はToes, Ears & Nose!です。靴下の中に隠れてるのは? ミトンの中に隠れてるのは?とフリップをめくると答えが出てきます。3冊目はWhere Is Baby’s Mummy?です。お母さんと隠れん坊をしてます。ここなな? あそこかな? フリップをめくってお母さんを探してね。3冊とも絵がとても可愛い仕掛け絵本です。

85.2006年9月4 日:Young Cam Janson and the Lost Tooth:PER2:800語:☆☆☆☆:美術の時間、リンゴを齧った(>あれ? なんで授業中にリンゴを齧ったんだったっけ?)お友達。歯が抜けちゃいました。歯を枕の下においておけば、翌朝お金がおいてあるはずなのに、その歯が見つからない! Camが記憶力を駆使して探す手助けをします。

86.2006年9月5 日:Courtney:絵本:670語:☆☆☆☆:子どもたちは犬を飼いたいと言います。でも両親は「だって大変だよ」と言います。「自分たちで世話するから」ということで犬を飼えることになります。両親は「ちゃんとした(?)犬をもらって来なさいよ」というようなことを言いますが(>多分、シェルターみたいなところにもらいに行ったのではないかと思います。それとも買いに行ったのかな?)、子どもたちは年取った誰も振り向かないような犬を連れて帰ります。両親は何かと言うとこの犬を「だから雑種(?)は」みたいなことを言います。でも、この犬、料理だって出来るんですよ。世話になっておきながらも両親の態度は、変わらない部分があります。大人ってダメですねぇ。

87.2006年9月8 日:Inside the Crime Lab :SA3:5123語:☆☆☆☆☆:犯罪科学についての本。2つの事件が紹介されています。犯罪科学はさまざまなことを明らかにすることが出来ます。でも、それを使うのも結局は「人」。印象的だったのは、実は、「目撃証拠」というのは半分くらい「間違い」なんだけど(>記憶違いとか勘違いとかね)、でも、裁判では「迫力」があるので多用される・・・という話。陪審員制度の国ならでは・・なのかな?日本でも陪審員制度が導入されると刑事裁判のあり方や捜査のあり方も変わるのかしらん。

88.2006年9月8 日:Life Story :絵本:3500語:☆☆☆☆☆:バートンの絵本。宇宙の誕生、地球の誕生、生命の誕生、人類の誕生・・・と、ながーい壮大な歴史がたどられています。昔、理科で習ったはずだけど、英語の単語はともかく、対応する日本語が思いつかない。そもそも、対応する日本語がどの順で古いんだかも、謎だ。うーむ。ジュラ紀とか白亜紀とかいろいろあったよねー。古生代とか中生代とかいうのもあったわねー。そして、あなたがいる場所、この本を読み終えた「今」から「あなたの歴史」を「あなたが紡いでいくのよ!」という感じで本が終わっています。

89.2006年9月8 日:I Want to Be a Ballerina :DKR1:350語:☆☆☆☆☆:主人公の初めてのバレエレッスン。イギリスのバレエ教室の子どもクラスの様子がよく分かります。私もちょびっとだけ見学したことがあるんだけど、幼児向けクラスはあまり難しいことはさせません。でも、即興で「さぁ、風になって踊って!」みたいなのは、よくやらされます。「形を教える」日本のレッスン、「表現を教える」イギリスのレッスンという感じかな? イギリスでは基礎の進みは日本の基準からしたら驚くほどゆっくりかもしれません。Dance of Sistersでレッスンの最後に先生に1人ずつおじぎをするってとこがあったけど、この本でも生徒たちが列になって先生におじぎをしています。私が見学したクラスは一斉におじぎだったけど、本格的なところでは1人ずつなのかな?

90.2006年9月8 日:Ballerina Becky :絵本:450語:☆☆☆☆:バレリーナのベッキーは今夜舞台があります。ドクター・デイジーの所に痛めた膝の状態を見てもらいに行きました。「大丈夫!」と言われて、踊りながら帰るとポストマン・ピートが荷物を届けてくれたところ。開けてみると今夜の衣装。ところがそこに突風が・・・。衣装についた妖精の羽が飛ばされてしまいます。(>余計なお世話ですが、グランジュッテしながらお家に帰るのはケガのもとだと思います)

91.2006年9月9 日:Young Cam Jason and Skate Mystery:PER2:1100語:☆☆☆☆:Camは友達と友達のお父さんとスケートに行きます。友達が「子ども扱いしないで」とロッカーのカギをポケットにしまいますが、そのカギが・・・。Camはカシャッ、カシャッと記憶のカメラをクリックします。

92.2006年9月9 日:You Wouldn’t To Be Married to Henry VIII :児童書:2700語:☆☆☆☆☆:SSSの「趣味の掲示板」の「世界史クラブ」(>歴史好き)の人たちのカキコミで知ったYou Wouldn’t To Beのシリーズです。面白い!!! イギリスの歴史教育では「中世のパン職人になったつもりで1日の生活を書いてみなさい」みたいな、そういう課題がけっこうあるみたいなんだが(ジャクリーヌ・ウィルソンの『ロッティ・プロジェクト』もその種ですね)、歴史を「知識」として覚えるのではなく、その時代をいかにauthenticに感じられるか、というところに教育の要があるように思います。ヘンリー8世は「6人の妻」で有名。「あなたがヘンリー8世から6番目の妻としてプロポーズされたとしたらどうする?」と問いかけた上で、16世紀的状況の中での王室の結婚事情と5人の妻の運命、カソリックとプロテスタントの対立状況などを説明して行きます。読者はそれらを判断材料に「私だったらどうする?」と考えながら読みすすめる訳です。この「考えながら」がイギリスの歴史教育のミソですね。語数はこのシリーズの他のものが2700~3000語くらいみたいなので、2700にしときます。

93.2006年9月10 日:I am a Ballerina :絵本:485語:☆☆☆☆:主人公は生まれて初めて劇場でバレエを見て、「私もバレリーナになる!」と思います。「バレリーナになるには、バレエを習わないとダメなんじゃないのかな」とお父さんが言い、主人公はバレエ教室に通い始めます。絵本なので話を短くまとめねばならないんでしょうけれど、主人公は「教室に行くたびに新しいことを習いました」っていうのの次に、「舞台をやることになりました」って先生が言うのとの間にどれだけの月日が経ったのか不明。だって、本番で主人公はポアントで立ってるんだもん。この間に相当の月日が流れないと「ウソ」だよ。でも、なんとなく、そんなに月日が経ったような印象はないなぁ。

94.2006年9月10 日:Ballerina Dreams:SR3:2298語:☆☆☆☆☆:話の内容がなんだかやけに具体的なので、ひょっとしてこれって実話?と思って調べてみたら、著者は本当にNYシティバレエのダンサーで、これは自叙伝でした。その後夫とバレエ・スクールを開設。子どもも出産。バレエスクールのサイトがあり、大人のクラスもあるみたい。よし!いずれ、ここの学校でレッスン受けてみるぞ! http://www.scarsdaleballetstudio.com/content.asp?page_id=2