英語快読400万語 (2)-LLLで足腰を鍛える

「私の400万語」は、LLLで足腰を鍛える!が大きな目標・・・ということで、LLLを読み始めた。LLLというのは、Longman Literacy Landというイギリスの小学生向けの副読本。ORT(Oxford Reading Tree)と並んで人気のシリーズだ。ORTが、絵が可愛く、家族は仲良く、夢にあふれたストーリーになっているのに対し、LLLの方は、両親の離婚とかの問題も出てきて、イギリスの子ども達の「現実」に近い設定になっている。

タドキストの間でも、ORT派とLLL派に分かれてるみたい。LLL派は、ORTみたいに「きれいごと」じゃない点が好まれているみたい。でも、絵については、私、ORTの方が可愛くて、遊びがあって(>メガネがあちこちに落ちていたり、無意味に校務員のおじさんが冒険先で別の人物として登場してたりして)好きだな。

LLLには頂上にお城のある公園が出てくるけど、これって、ヨークかなぁ。ヨークにも小山の上に古い城跡があって、絵を見ている限り、とても似ている感じがする。留学前の英語研修で、ヨークにエクスカージョンに行った時、この小山に階段があるのを知らずに、中国人の女の子(>といってもドクター・コースに留学する人だったので、それなりの年齢)とこの小山を小学生の子どもたちに混じって苦労して登ったっけ。かなりの急斜面できつかった。頂上に上った後で斜面の逆側に階段がついてるのを発見して「エー!うそぉ!」となった。

という訳で、「ひょっとしたら、これは舞台はヨーク?」とまずはそこに気を取られてしまった。ヨークはとても好きな町だ。留学中Qを連れて何度も遊びに行った。ミニチュアの機関車トーマスの博物館があって、ここでQは飽きもせず、何時間もトーマスやゴードンを動かしいた。

シャンブルという中世以来の細い道に小さなお店が立ち並び、アクセサリーや可愛い手編みのセーターなんかが売っている。私はブランド志向はないのだが、可愛いセーターに弱く、何枚も買ってしまった。

それはともかく、ヨークが舞台となると、ちょっと楽しみだなぁ。LLLは冊数が多いので、数を数えるのが面倒なので、1レベルを1冊(アイテム)と考えることにする。ただし、たまたま同じレベルの1冊が貸し出し中で読めなかった、というような場合は、その1冊だけ後から1冊として数えたりしている。あまりカチカチやると疲れるので、「アバウト」におおらかに・・・ということでお目こぼしください。

 また、煩雑になるので、総語数も1冊1冊の後に書かずに、各レポートの最後に、「ここまでの総語数は○語」という形で書くことにする。

・・・という訳で、ここまでの総語数は、2446語。

1.2005年5月15日:LLL0(6冊):LLL0:15語:☆☆☆:シリーズの最初のレベルは絵だけ。字は表紙の題名のみ。登場人物や設定が絵によって語られる。

2.2005年5月15日:LLL1(18冊):LLL1:308語:☆☆☆:ちょっとだけ字がつく。ほとんどは絵で状況説明。

3.2005年5月15日:LLL2(Sam’s Petを除く17冊):851語:☆☆☆:LLL1よりほんの少しだけ字が多くなったけど、でも、まだまだ基本的に絵で状況説明。

4.2005年5月15日:LLL3(Dinner Timeを除く17冊):1272語:☆☆☆:少しお話らしくなってきたかな? 小学校の副読本ということで、通常の絵本に比べ、面白さは今ひとつかな? まぁ、長いシリーズなので、「今後の展開」の「前置き」的な部分もあり、ORTも低いレベルのものは、同じくらいの長さの絵本に比べると、冗長になってしまう部分もあるのかも。絵本は「1冊」で話を完結させないとならないしね。

英語快読400万語 (1)-4周目!

300万語報告

私の「多読」もあともう少しで2年になります。「なんだなかー」と半信半疑で始めた「多読」にこんなになまってしまうとは、始めた時には思いも寄らないことでした。

200万語から300万語はほぼ4ヶ月かかりました。100万語から200万語がほぼ6ヶ月でしたので、ちょっぴり読む速度がアップしたのかもしれません。速度のことも含め、英語力にようやく少し変化が出て来たのかも?と感じています。

読んだ冊数は71冊。内訳は以下。

GR    35冊
レベル0  5冊
レベル1  4冊
レベル2  3冊
レベル3  21冊
レベル4  1冊
レベル5  0冊
レベル6  1冊

児童書 12冊 
うちジャクリーヌ・ウィルソンが11冊で、エンサイクロペディア・ブラウンが1冊。

PB 4冊
シェルダン2冊、バーナビー警部1冊、あとはPBというのか不明だけど日本在住のアメリカ人の書いたエッセイ。

マンガ 6冊
『ドラエモン』5冊、『名探偵コナン』1冊

SR 14冊
LLLの0、1、3を3冊ずつ9冊。
Read It Yourselfの1から3を1冊ずつ3冊。
Scholastic のレベル1を2冊。

私の200万語から300万語にかけての「多読」は以下のような感じです。
① 当初の予定では、OFFとジャクリーヌ・ウィルソンを読む予定だったが、OFFについては、ほとんど読まなかった。OFFが「詰まらない」ためではなく、目移りするままに、どんどん寄り道してしまったため。
② ジャクリーヌ・ウィルソンについては、引き続き楽しみながら読んでいます。読んでいないものの冊数が減ってしまったので、読み終わってしまうのが淋しく、ちょっとペース・ダウンしてます。
③ SSSの掲示板で、「マンガ」についてのカキコミを読み、ふと「私も読んでみよう」と思い立ち、「マンガ」が私の多読に加わったのも300万語の収穫。本来マンガ好きなので。OBW0のマンガは読みにくかったんですが、これは、日本の「縦書き」(右綴じ)のマンガに慣れているせいかも…と思いました。「目の動き」が「横書き」(左綴じ)マンガに慣れてないんです。なので、日本のマンガのフキダシの中身だけ変えたものは、けっこう読みやすいです。
④ 私は以前はPGR(>PGR0を除く)は「読みにくい」という感じを持っていました。英会話学校の先生に薦められたPGR6のBrave New Worldを読んでみたら案外スラスラと読めたんです。実は、過去にSSSの掲示板で「こんなのはPGRの中でも面白いと思うんだけど」と紹介された本(全部レベル3)もちらっと読んだけど、すっと入っていけなかったということがありました。「積読」になってたそれらをふと手に取ってみたら、今度はすーっと入って行けました。多分、私の英語力がアップしたというのもあるのでしょう。自分ではGRはレベル3くらいなら「ラクに」読めるつもりでおりましたが、実はそうではなかったんだと思います。PGR3をかなり読みました。
⑤ リスニングに「ほんのちょっぴり」変化が現れました。ジャクリーヌ・ウィルソンの中で「いやになるくらい」「しつこく」使われていた表現が、「フロスト警部」や「バーナビー警部」の中に出て来たんです。これまた、私は、自分のリスニング能力を、「筋を追うくらいなら一応OK」と思っていたけれど、こういう細かい表現のところがこれまでは全然聞けてなかったんだなーと思いました。「耳タコ」ならぬ「目タコ」な表現になって初めて「聞ける」ようになるんですね。
⑥ ポスト・ジャクリーヌ・ウィルソンのシリーズ物に出会いたい、と思っていたのですが(>私は「同じ作家の物ばかり読む」タイプ)、とりあえずは、エンサイクロペディア・ブラウンのシリーズが、それなりにはまれそう。ウィルソンほど深くはまれる感じではないのだけれど、気楽に楽しく読めるし。SSSの書評では「謎ときのレベルは低い」と言われているけど、それでも私、けっこう分からないことも多く、Qと一緒にTVで推理物を見ていると「ハハ、あれだけ推理詳説読んで(>私はヒマ潰しにかなり推理詳説を読んでいる。いやヒマなんじゃなく、仕事から逃避してるんだが)、何も身についてないね」と言われるほど「謎解き」がダメな私はこのあたりから「訓練」するのがいいのかも。400万語ではこのシリーズを加えながらやっていくつもり。
⑦ 自分の英語力がなんだか「まだら」な感じがあります。なので、LLLを読んでみようかな?と思い始めました。LLLを読破したからと言って、急に英語が出来るようにはならないかもしれないけれど。で、少し始めました。しかし、本格的には400万語に「繰越」です。
⑧ 「多読」との関わりで映像を楽しむのも引き続きやっています。「多読」を軸に自分の世界が広がっていく感じがいいです。

400万語については以下のようにやっていきたいです。

①引き続きHappy Reading!
②ほぼ完読しているメアリ・H.・クラークのものが1冊しか書評にあがってないので、これを読み直して、書評を書いてみるってのもいいかも…と思ったりもしてます。何冊か読み直してみようかな?
③300万語ではGRのレベル4以上をほとんど読んでないので、GRのレベル4以上にもう少し力を入れたいというのもあります。
④LLLを読破する!
⑤400万語でもバーナビー警部のシリーズを1冊読む。
⑥ジャクリーヌ・ウィルソンの残りの本を、味わいつつ読む。
⑦引き続き、「多読」とかかわる映像も楽しんだりしながらやる。
⑧気の向くまま、あちこちに寄り道しつつ、②から⑥にはこだわりすぎずに自由気ままに「多読」街道を歩く。

英語快読300万語 (17)-ポスト・ウィルソン?

ジャクリーヌ・ウィルソンも大分読んでいないものが減ってきて、淋しい限り。まぁ、どんどん新作を書いてはくれるでしょうが…。

私は1人の作家にはまってそればっかり読むタイプなので、今後の「多読」のためには、ポスト・ウィルソンが欲しい…。

以前から良く書店で目にはしていた、エンサイクロペディア・ブラウンのシリーズを手にしてみました。SSSの掲示板で見かけて、A to Z Mysteryのシリーズを読んでみたいなぁと思っていたのですが、「エンサイクロペディア」ってことは、これがA to Z?と思って手にとったのです。でも、違ったみたい。

主人公が事件を解決しますが、「どこがポイント?」というのは読者に考えさせる形になっていて、後ろに「答え」があります。SSSの書評では、謎解きのレベルは「低い」と書かれてましたが、分からないものも(けっこう)あったりはいたします。

さんざん推理物を読んでいるのだが、ちっとも謎解きが上達してないぞ。この辺りから一歩ずつ、謎解き能力を積み上げますかね。

65.2005年5月9日:Encyclopedia Brown Boy Detective: 児童書:9500語:984606語:☆☆☆☆☆:アメリカの小さな町に住む父親が警官の少年が主人公。父親の抱える事件解決にもヒントを与え、おかげで父親の警察官としての「成績」は抜群だったりしています。ケンカの強い女の子を「パートナー」(>アメリカやイギリスでは、ビジネス上の共同経営者みたいな人を「パートナー」と言います。社員から「パートナー」になることは一大出世)に、夏休みなど学校がおお休みの時は、自宅ガレージで1件25セントで「私立探偵業」を営業しています。

66.2005年5月10日:Blood Ties: PGR3:9500語:984606語:☆☆☆☆☆:これもSSSの掲示板でPGR3にはこんなのもあるよ、と紹介された1冊なのですが、面白かったです。

67-69.2005年5月10日:The Magic Porridge Pot, Ginger Bread Man, Rapunzel: RIY1-3:189+610+550=1349語:994905語:☆☆☆(+):イギリスの本屋さんで必ず見かけるシリーズ。「芸術絵本」というよりは、誰にでも手が届く、安価なシリーズっていう感じで、文章も絵も、「人生賭けてます」っていう感じではないのだが、まぁ、日本でも子どもたちは「名作」ばかりで育つわけでもない。親は、手軽に買えるこんな感じのシリーズも交えて、有名な昔話をおさえつつ(>桃太郎とかね)、松谷みよ子さんの本なんかもまた別途混ぜながら、子どもに買い与えていくのだろう。

70.2005年5月13日:Bad Love: CER1:3700語:995455語:☆☆☆☆☆:再読です。ちょっとラクになってるのかな?

71.2005年5月13日:Escape: OBW0:3700語:1000655語:☆☆☆☆:OBW0はちょっと苦手だったけれど、前よりは読めるようになったかな?