英語快読500万語 (1)―いよいよ折り返し!

私の多読もほぼ2年半を経過しました。

最初の100万語は1年くらいかかりました。この時は、あんまり語数にこだわってなかったので、書評に登録されてない本はカウントしなかったり、PBは一律50000語で数えたりしてたため、というのもあります。実際には、120~30万語くらいは読んでたかも。

次の200万語が半年、300万語が4ヶ月、とだんだん100万語読む間隔が短くなってたんですが、400万語でまた、どどーんと時間がかかってしまい、ほぼ8ヶ月半を要しました。

理由のひとつは、「捨て技」をいっぱい使ったため。PBを半分くらい読んでなんとなーくそのままっていうのが何冊かあります。けっこう厚めのGRや児童書の中にも、出かける時にバッグに入れて、そのバッグをあんまり使わないでいるうちに、なんとなーくそのまま凍結!っていうのが、何冊もあります。(>「捨てた」語数が20-30万語くらいはありそうです)

まぁ、「そのまま凍結」っていうのは、そんなに強く「続きが読みたい!」っていうことじゃないので、「ま、いっか」と放ってあります。再び、「あ、あれどうなったかな?」って「読む気」になった時にはまた取り出して続きを読むつもり。

こんなに時間がかかっちゃったもうひとつの理由は健康上の理由。健康診断でひっかかって検査をいっぱい受けました。その過程で発見されたポリープも切除しました。「病院通い」は多読には最適な環境のはずではありあますが、ひょっとしたら命にかかわる病気かも・・・という不安もあったので(>今のところシロ。でも、検査はまだ続けています)、なんとなく気分的にhappy (reading!)になれないっていう感じだったんです。

さらに、仕事が忙しかったというのもあります。ちょっと大きな仕事を抱えてまして・・・。この状態はあとしばらく続きます。病気かも?と、こわい思いをしたので、身体を無理するような働き方はしたくないんですけどねぇ。

あ、それにパソコンが調子悪くなって、ついに壊れたり(>多読情報をゲットしにくくなり不便)、仕方ないので「つなぎ」に使ってたノート・パソコンにコーヒー溢して夏中かかって書いた原稿をダメにしたり。(>これは後で同僚が救済してくれました)

いやー、ほんと、「波乱万丈」の400万語だったんです!

でも、きっと一番の原因は、「語数稼ぎ」のためにやってる訳じゃないので、楽しく読める時に楽しく読もう!という「原点」に立ち返ったことかな? 「語数」にガツガツしなくなって、おおらかに「捨て技」を乱発したっていうか、気分が乗らない時は素直にその本を「放っておける」ようになったっていうか。(>以前はちょっと「無理」してた気がします)

今回はLLLやORTを読んだので冊数はけっこうあるんですが、数えるのが面倒なので、LLLなどは同じレベルのものをひとまとめで1点と数えました。ただし、1冊だけ貸し出し中で読めなかったなんて時は、その1冊も1点に数えたので、ヘンテコな数え方になってますが、あんまり厳密にやると疲れるので、そのあたりはアバウトでお許し下さい。

LR:
LLLを0から8まで。何冊か抜けてますがほぼ全冊。
ORTを1から5まで。何冊か抜けてるがほぼ全冊。6と7を部分的に。
IRBを5冊。

GR:
PGR0:1冊
PGR2:4冊
PGR3:8冊
PGR4:3冊
OBW0:1冊
OBW1:1冊
OBW3:1冊
OBW4:2冊
OBW5:2冊
MMR3:3冊(1冊は2度読んだ)
計:26冊

児童書:
Encyclopedia Brown:4冊
A to Z Mysteries:3冊
The Royal Ballet School Diaries:3冊
Jacqueline Wilson:3冊
Curious George:2冊
Mary Poppins:1冊
Someday Angelina:1冊
計17冊

マンガ:
The Tale of Genji:4冊
Doraemon:1冊
計:5冊

PB:
3冊:(うち1冊は2度読み)

私の300万語から400万語にかけての100万語は以下のような感じです。

①当初、英語の足腰を強くしようと思ってLLLを読み始めたけれど、途中で挫折。どうも私はORTの方が好きみたい。途中で、「私はどうもLLLはダメかもなぁ」と思ったのも、今回テンション下がった理由かな? でも、LLLともまた「出会える」日もあるかもしれません。
②LLLがどうもダメで、「あーあ、足腰強くしようと思ったのになー」と思ってたんですが、ふと、ORTが好きならそっちを読めばいいぢゃん!と気づきました。で、読んでます。これは500万語に引き継ぐつもり。
③今回の最大の収穫のひとつは、The Tale of Genji(マンガ)との出会いかな? まさか、英語!の多読で、日本の古典文学への回帰がはかれるとは思っても見ませんでした。久しぶりに源氏物語の入門書を読んだりしちゃいました。
④もうひとつの大きな収穫は、同じ話のGRの読み比べって面白いなーというのが分かったことです。気に入った話があったら、いろいろな会社のもので読み比べてみたいと思っています。
⑤実は、400万語ではまだ実を結んでない(>読み終わってない)ので、ここで書くのは適切ではないかもしれませんが、④のSense and Sensibilityの読み比べから、原典にも手を出してみました。オースティンは過去に何度か手を出しては挫折しています。でもね、今はけっこう読める! まぁ、GRで足慣らしし、映画でイメージ膨らませた上で読んでるからかもしれませんが。ひょっとしたら英語力がアップして、古典(>名作?)を読む!っていうのも、そろそろ射程に入ってきたのかな?
⑥今回の最大の発見!(>というかみなさんおっしゃってることかもしれないんですけれど)は、「多読」で行き詰る時って、「読みたい物が手近にない」っていうことなのかなぁ・・って思いました。これまでは、そういう時はGRでしのいで来たけれど、常に目を光らせて、「読みたい物」を手元にそろえておくのが大切かも。
⑦そして、「多読」はつまるところ、自分の「好きな読み物」との出会いであり、その自分の「好み」を大切に発展させていくことなのかなぁって、そんな風に考えるようになりました。(>これもみなさんおっしゃってることかもしれませんが)

・・・という訳で、私の500万語は以下のようにやってみたいと思っています。

毎度、最初に考えていたのとは違った方向に流れて行ってしまうんですが、それは出発した時には想像も出来なかった本との「出会い」があるから。本屋で偶然見つけることもあれば、こちらの掲示板でふと心引かれて手に取ってみることもある・・・。逆にいいと思って始めたけど、好きになれなかったり・・・。

そんな風に、「先が見えない」からこそ「多読」は楽しいのかもしれません。

①引き続きORTで英語の足腰を鍛える。
②今度は古典!(>名作?)に挑戦してみたい。オースティンとか、ギャスケルとか、ディケンズとかね。ちょうど映画も公開されてるので、『プライドと偏見』『オリバー・ツィスト』なんかは読んでみたいです。
③「私色」の多読って何なのかなーと思った時、やっぱりそれは「バレエ色」のものを読むことでしょう!と思いいたりました。アマゾンでバレエ小説やバレリーナの自伝など、コマメにチェックしては注文して「手元にいつもストックがある」状態にしておきたいと思っています。
④引き続き映像を見たり、周辺的なことも楽しみながら多読をやっていきたいです。
⑤そして、last but not the leastですが、happy reading!

英語快読400万語 (16)-聴きながら読む

77の文献はCDを聴きながら目で英文を追ってみました。一回目は、話の先が気になって、黙読してしまったのですが、一回読んであるので安心して聴けました。(?)

聴きながら読むっていうのも、時に大事かも。黙読だと自己流のリズムで読んでいるかも。

このレベルだと黙読しちゃう方が速いんだけど、PBとかだったら、聴く方が速いかも。そういう場合は、聴きながら読むことで、速度がついてくるっていうのもあるのかも。

あ、もしかしたら、古典(>名作?)なんかは、聴きながら読むと、苦労が少ないかも。

「○万語」の区切り近くなってくると、「あともうちょっと!」と思うので、平常心で読書を楽しめないっていうか、ちょっと気もそぞろっていう状態になってしまいます。500万語は平常心で迎えたいなぁ。

73.1月25日:Welcome to Narnia : ICR1:☆☆☆☆:ナルニア国物語の超簡単バージョン。むかーし、子どもの頃、「魔女とライオン」だけ読んだことがあります。その時、続きを読みたいなーって思ったのですが、そのままになってしまいました。いずれ英語で読んでみようかな。

74.1月25日:Tea with Mr. Tumus : ICR1:☆☆☆☆:同じくナルニア国物語の超簡単バージョンです。「(国)物語」ってchronicle(年代記)なんですねー。へー、そーなのかー、そうだったのかー!と思いました。

75.1月29日:The Royal Ballet School Diaries#2:Lara’s Leap:児童書:☆☆☆☆☆:ロイヤル・バレエ・スクールの生活が良く分かるし、面白いんだけれど、ストーリー展開にちょっと無理があるなぁと思う。「バレエ小説=いじわるな子が出てこないとダメ」みたいなステレオタイプに著者は囚われているんじゃないかなぁ。でもって、「意地悪ぶり」はとってもリアルなんだけれど、「仲直り」のプロセスがどうも説得力に欠ける。ま、でも、バレエ教養書としては大変役に立つし、第4巻(>第3巻は先に読んだ)の出版を楽しみにしたいと思います。

76.1月30日:A to Z Mysteries: The Deadly Dungeon:児童書:☆☆☆☆:A to Z Mysteriesの4冊目。多分、同じようなレベルの英語で書かれていても、舞台がイギリスだったら、もっと良く分かるんだと思う。一応話にはついて行けてるんだけれど、ところどころパンダである。話の小さな流れ(>ロジックの流れ)に???となったりする。運転能力がつまるところその土地をどれだけ知っているか?ということに大きく左右されるように、英語力というのも、そのジャンルを良く知っているか?ということにも左右されるのだろう。よく知っている分野なら多少難しい英語でも読めるし、易しい英語で書かれていてもなじみの少ない分野の物は難しく感じる・・・というようなことがあるのかな? 「ロイヤル・バレエ・ダイヤリー」の方が多分、「英語としては」難しいんじゃないかと思うんだけれど、舞台がそれなりになじみある設定だったり、設定そのものに興味があったりするので、ずっと読みやすく感じる。

77.1月31日:The Princess Diaries:MMR3:☆☆☆☆:上に説明したので略。

英語快読400万語 (15)-多読の真髄

注文していた本がようやく届きました。わーい!!!

多読2年半ちょいにして悟ったこと・・・。それは、多読って要するに「読みたい本に出会う」「読んで楽しい本に出会う」ということにつきるのかもなぁ、ということです。そして、そういう本が手元にある、ということもとっても大事。

今回届いたのは読みたかった本ばっかりだし、実際手にとって読んでみても面白いし、だからサクサクと進みます。

やっぱり、「楽しい!」が原動力だし、その「楽しい!」を可能にするための物理的条件(>好きな本が手元にある)というのが整えば、多読はどんどん進むみたい。

停滞する時ってのは、もちろん仕事が忙しかったり、いろいろな事情があるだろうけれど、今の自分にピッタリする本が手元にないってことなのかも・・・。

だから、一番大事なことは「自分の好み」の「発見」なのかも。

一人ひとりの多読には、その人の「色」がある。だから、「私色」の多読を進めればいいのよね。

でもって、私の場合の「私色」って何?と思った時、その中の大きな要素は「バレエ」でしょう!ということになりました。なので、今後は、バレエ物の本を常にチェックして注文出して、手元にバレエ小説があるようにしておきたいなって思っています。

ここまでの総語数、962242語。

69. 2006年1月20日:The Royal Ballet School Diaries#1:Ellie’s Chance to Dance
: 児童書7000語:☆☆☆☆☆:シリーズ1作目。以前、3作目を書店で見つけて、それから読んだので、「穴を埋めて行く」って感じかな? 主人公はシカゴからイギリスのオックスフォードに越してくる。母親がオックスフォード大学に採用されたからだ。バレエを習ってる主人公は、地元の教室でレッスンする他、ロンドンに出てロイヤル・バレエ・スクールでのレッスンも受ける。新しい学校で意地悪する子がいたり、地元バレエ教室で冷たい視線を投げかける子がいたり、母親に持病があったり、いろいろな「苦難」もある。学校で思い切り意地悪だった子が途中から「改心」するんだけど、そのあたりの事情や本人の心情の変化の書き込みが若干不足。先生が生徒にパの説明をする場面もいっぱいあるので、そういう場面での英語表現がイギリスでオープンクラスを受ける時に参考になるかも。

70. 2006年1月22日:A to Z Mysteries:The Bald Bandit : 児童書6500語:☆☆☆☆☆:A to Z Mysteries の2冊目。男の子2人+女の子1人の3人組が、探偵に頼まれ、逃走する銀行強盗の姿をビデオにおさめていた、という赤毛の高校生を探します。最後の方で、意外な展開になりハラハラします。この3人、とても心優しい子どもたちです。

71. 2006年1月22日:ORT6(6冊) : ORT6:2846語:☆☆☆☆:絵が可愛いのとお話がほのぼのしているのとで、ラクな気持ちで楽しみながら読めるのがORTの良いところかな?

72. 2006年1月24日:A to Z Mysteries: The Canary Caper : 児童書:☆☆☆☆☆:A to Z Mysteries の3冊目。主人公の女の子のネコがいなくなります。これまでそんなことなかったのに・・・。しかし、どうやら近所で同じうにペットの行方不明事件が続いているらしい・・・ということで、おなじみ3人組が真相究明に乗り出します。対象年齢も低いはずなんだけれど、なんかいまひとつスッキリ分からない部分もけっこうあります。アメリカ英語だったり、アメリカが舞台だったりするというのもあると思うけれど。