英語快読700万語 (4)―久々のPB&図書館リクエスト技

多聴(聞?)でアガサ・クリスティのミス・マープルのシリーズを見ている。SSSの掲示板で、映像を見てから原作を読んでみたら案外スラスラ読めた・・・というカキコミがあったので、私もふと原作を読んで見る気になった。

クリスティは大昔に何冊か読んだことがある。映像をあらかじめ見ているということもあると思うけど、昔よりずーっとラクに感じた。

しばらく子供向けのものばかり読んでいたので、久しぶりのPBだった。

英語力的には「子ども向け」のものの方がラクだが、内容的には私は「大人向け」に書かれた物の方が好きかもしれない。

でも、前より疲れなくなってるかも。

メアリ・ヒギンズ・クラークの新しいPBが出ていたので購入。

うーん、これも前より疲れなくなってる気がする。ただ、話の流れが途中からどんどんアッチェルランド(>加速)するんだけど、そうするとちょっと息切れする感じ。

日本語ならそこで一気に読み切るって感じになるんだろうけれど、まだまだ英語力が不足しているのね。

ところで、地元図書館にNateをリクエストして入れてもらった。「読む」という形のコンプリだけじゃなくて、こうやって、「公立図書館に本を揃える」という形でシリーズをコンプリするのに貢献するのも意義あることかも・・・。

ここまでの総語数、410230語。

43.2007年2月8日:The Body in the Library:PB:50000語:☆☆☆☆☆:映像で見てから読んだ。クリスティは昔何冊か読んだけれど、映像を見て読むとすごくよく分かる。以前読んだ時はミス・マープルの性格もよく分かってなくて読んだと思うので、一見事件とは何の関係もなさそうな村の人のことをマープルが持ち出すことの「おもしろさ」みたいなのが分かってなかったと思う。英語力も当時よりは上がってるのかな?

44.2007年2月19日:Nate(3冊):絵本:1500語:☆☆☆☆:Nate the Great and the Phony Clue, Nate the Great the Missing Key, Nate the Great and the Sticky Caseの3冊。地元の図書館にリクエストして入れてもらった。Nateの友達って強烈! Nateもかなりすごいけど。我が家では最近、”I, ××the Great, want a glass of water””I , ××the Great am taking a bath!などと言うのが流行っています。

45.2007年2月21日:Two Little Grils in Blue:PB:10000語:☆☆☆☆☆:Mary Higgins Clarkのもの。3歳の双子の女の子が誘拐され、良心の財力ではとうてい無理な身代金が要求されます。転職したばかりの父親の会社は、その身代金を引き受けることにしますが・・・・。双子の可愛い様子から始まって、最後の方では加速度的に緊張が高まって行きます。彼女のものは最後ハッピィ・エンドになるって分かっているので安心してドキドキ出来ますが、違う作家の物だったらもっと疲れちゃうかも。

46.2007年2月24日:Puppy Stories(SCR110冊):SCR1:1000語:☆☆☆☆:LR。可愛い子犬が主人公。It’s too Windy!, Don’t Cut My Hair!, I Can Help!, I’m Not Scared!, I Hate My Bow!, I Am Lost, I Love Colors!, I Lost My Shadow!, No, Kisses, Please!の10冊。

47.2007年3月4日:Nateのおまけ(2冊):児童書:1000語:☆☆☆☆:Nate2冊に「おまけ」のページがついていて「恐竜」「切手」についての説明やお菓子の作り方などがあります。なかなかためになるぺーじです。語数は適当。2000くらいはあるかもしれない。

48.2007年3月5日:Starring Tracy Beaker:児童書:25000語:☆☆☆☆☆:Jacqueline Wilson。イギリスの本屋で半額セールをしてたので購入。Tracyはクリスマスの催しの「クリスマス・キャロル」で主役をやることに。とても張り切って一生懸命練習に打ち込みます。お母さんに何度も「見に来てね」と手紙を書きます。でも、いじわるな友達の挑発に乗ってつい手を出してしまい、せっかく掴んだ主役をおろされてしまいます。お母さんが見に来てくれた時自分が舞台に出ていなかったら(>実際にはお母さんが来ない可能性の方が高いのでしょうが)・・と思ってTracyは落ち込みます。空想壁のある子って「夢がある」子じゃなくて、「現実逃避」したい子なのかも。ふと思いましたが、ジャクリーヌ・ウィルソンの読者層ってどんな子達なんだろう。日本で「格差論」を読みたがる人は「勝ち組」なのだ、という話もあります。本当にこういう小説を必要としている層の子ども達が読んでいるのかな? でも、まぁ、経済的に、あるいは形式的な家族の形としてはTracyより恵まれていても、彼女や他の登場人物が直面している問題はどんな人にもあるのだからそれで良いのかもしれないけれど。

49.2007年3月7日:Taxi Driver & Ballerina:PB:☆☆☆☆☆☆:37000語:主人公はオーストラリア人。バレエの勉強のためNYに来ます。お金持ちで幼馴染のフィアンセもいます。でも、同じ安宿に泊まっているタクシー運転手になぜか惹かれてしまいます。うわーっと盛り上げておいて、「一体どうやってオチをつけるんだ!」と思ったら、「うーむ」となかなか上手く(>ひょっとするとこの手のロマンス小説の常套手段?)処理してました。

50.2007年3月8日:A Dubious Legacy:OBW4:☆☆☆☆:15643語:英語もとても読みやすく、話の内容にもぐいぐい引き込まれて一気に読んだ。話自体はなんていうか、一風変わってて、筋自体はそんなにエキサイティングに思えないのに、なぜか引き込まれてしまうのだ。主人公にはずっと思っていた女性がいるのだが、その女性は他の男と結婚してしまった。失意の中で、父親の頼みで、ドイツ人と結婚したためにドイツ国籍となり戦争で身の安全が危うくなっている女性と結婚することになる。どうせ戦死するんだし・・と思って結婚しちゃうのだが、生き残ってしまう。この奥さんがとんでもなく変人で、主人公を取り巻く人間関係はきしみ出す。

英語快読700万語 (3)―イギリス出張

1月末に、またイギリス出張があった。でも、今回の出張ははっきり言って、あまりにハードで半死半生。せっかくの出張だったのに、あんまり語数を稼げませんでした。新聞すらあんまり読めなかったです。でも、イギリスの新聞、やっぱり面白いです。

出張前も超多忙で細切れ時間しかないので、引き続きGRのレベルが低めの物の再読でしのぎました。

ここまでの総語数、175788語。

23.2007年1月7日:The Olympic Games:OFF3:6300語:☆☆☆☆☆:オリンピックの歴史。古代オリンピックは選手は全裸で競技に参加したため女性は参加はおろか、観戦もダメだったんだって。近代オリンピックが1896年に始まっても、女性の参加は許されず、ようやく女性が参加出来るようになったのは、1928年のことで、200メートル以上走っても良くなったのはようやく1960年のことなんだって! びっくり!

24.2007年1月9日:Puzzle for Logan :CER3:☆☆☆☆☆:14473語:再読。以前より「味わって」読んでる気がします。

25.2007年1月12日:Bad Dad List :SCB-A :1488語:☆☆☆☆☆:お父さんが失業しちゃったので、お母さんが働きに出ることに・・・。お父さんは専業主夫に・・・。でも、お弁当を食べようと思ったら、昨日のカラの弁当箱(>リンゴの芯入り)だったり、主人公はそんな父親に不満でいっぱい。

26.2007年1月13日:Logan’s Choice:CER 2:9658語:☆☆☆☆:再読。何故か3のPuzzle for Loganの方が読みやすかったかも。でも、これも面白かったです。

27.2007年1月14日:SR1(3冊):SR1:359語:☆☆☆☆:Friends, Cliford’s Valentine, The Very Strange Garden?, Our Silly Gardenの3冊。

28.2007年1月15日:Apollo’s Gold:CER 2:9400語:☆☆☆☆☆:再読。離婚して元夫の住むロンドンからギリシャに移り仕事に打ち込む考古学者の主人公は、医者から休暇を取ることを勧められた。上司もそれに賛成してくれて、小さな島にある自分の別荘を貸してくれるという。主人公はギリシャの小さな島の休日を楽しんでいるのだが、事件に巻き込まれてしまう。ギリシャの抱える問題(>遺跡泥棒)なども知ることが出来て、とても面白く読めた。

29.2007年1月16日:White Death:OBW1:7100語:☆☆☆☆☆:再読。『多聴・多読マガジン』創刊号のCDに収録されていたので読み直してみた。さすがTim Vicary。読ませます。

30.2007年1月19日:Nate the Great and the Stolen Base:児童書:2115語:☆☆☆☆:立川図書館所蔵。今日は、名探偵は野球の練習。ところが、二塁ベースに使うはずの紫色のタコがない!!! 紫色のタコってどんなんじゃ?と思うけど。しかも、それを二塁ベースに使うって一体!!! 日本語では「タコの足は8本」だけど、英語では「タコの腕(arms)は8本」なんですね。

31.2007年1月20日:Nate the Great and the Snowy Trail:児童書:1891語:☆☆☆☆:立川図書館所蔵。寒い雪の日、個性的な友達Rosamandが「あんたの誕生日プレゼントなくなっちゃったから探して」と言う。「え、僕の誕生日夏なのに・・・」。しかも、「プレゼントをもらう楽しみがなくなっちゃうでしょ?」ということで、大きさも形も色も教えてくれない。相手がRosamandでは言う通りにするしかない。

32.2007年1月21日:Falling for You:PGR2:3300語:☆☆☆:一緒に休暇に出かけた女の子2人。途中で男の子の2人組と知り合いになります。男の子たちから登山に誘われました。主人公は山に登るのが「こわい」と思っているのに言い出せずに「うん」と言ってしまいます。イギリス人もはっきりと「ノー」っていうの苦手なのかしらね。

33.2007年1月22日:Superbird:CER 2:8506語:☆☆☆☆:再読。SFです。超細切れに読んだので、再読なのに途中でちょっと混乱しました。まぁ、作者が読者を「混乱させよう」としている部分もあるんですが・・・。今の私の力だと、超細切れに読むなら、やはりNateくらいの薄さと語彙のものが適当なのかも。

34.2007年1月23日:Teach Us, Amelia Bedelia :SR4:1566語:☆☆☆☆:ちょっとそそっかしいお手伝いさんの主人公。新しく来るはずの先生が手違いで遅れる、という伝言を奥様から頼まれて学校に行くのですが・・・。

35.2007年1月25日:Nate the Great and the Fishy Prize:児童書:2601語:☆☆☆☆:立川図書館所蔵。ペットコンテストのために愛犬を風呂に入れようとしていたNateのところに「賞品が消えちゃった!」という連絡が・・・。

36.2007年1月25日:The Room in the Tower and Other Ghost Stories:PGR2:6000語:☆☆☆☆:『多聴・多読マガジン』で知った本。

37.2007年1月25日:Sperbird:CER1:8605語:☆☆☆☆:再読。ちょっと頭が混乱する。何となく不明なままな部分もあるんだけど、まぁ、面白く読めます。

38.2007年2月1日:Miss Sunshine and wicked Witch :絵本:5005語:☆☆☆☆:Little Missのシリーズの新作。

39.2007年2月2日:The Independent :新聞:1000語:☆☆☆☆☆:理想の体重を「達成」出来るのは、全女性の5%ほどなんだって。10代の女の子が読む雑誌には(10歳くらいから)痩せるための記事も多く、こういうのを読んだ子の方が摂食障害になりやすいんだって。イギリスではほとんどの女の子がバービーを持ってるんだそうだけど、このプロポーションは現実には不可能(>細いのに胸がでかくて、これでどうやって真っ直ぐ立てるのか?)だそうで、バービーの異常さに気づけ!と警鐘をならしている。ビクトリア・ベッカムのことを「3人も子供がいて7歳のウェストを保っているのは異常。メディアに登場するよりセラピーを受けるべき」なんて書いてるけど、これ名誉毀損とかならないのかな?

40.2007年2月3日:The Independent :新聞:2000語:☆☆☆☆☆:①Ballet Blackという黒人のカンパニーの紹介。②イギリスでは教育大臣が宿題ガイドラインを出したらしいんだが、宿題が多いのは教育効果もないし家族生活を犠牲にするので小学生に宿題を出さないようにというアメリカの教育学者の提言の紹介。

41.2007年2月4日:The Independent :新聞:3000語:☆☆☆☆☆:①レイプの訴え後の処理がマズいっていう記事。かなりの件数は「犯罪なし」で処理されてたそうだ。また、きちんと犯人を有罪にするとこまで持ってける割合も減っている。(5%台)。②昨日の「女相撲」の番組のレビュー。③ストーン・ヘンジのそばに人が暮らしていた跡の遺跡を発見!食いかけのブタの骨やらが埋まってたそうだ。4800年前の人々の暮らしってどんなだったんだか。考古学者はストーンヘンジはこれらの人と深く関わっていると考えている。

42.2007年2月5日:Mr.Man(2冊):絵本:1000語:☆☆☆☆:Mr.Tickle,Mr.Greedyの2冊。このシリーズも最後の方になると、Mr.ManやLittle Missだけで住んでるようになるんだが、この時点では「人間」も出てきます。ミス・マープルが「自分でもgreedyだと思うけど、ビスケットもうひとついただいていい?」と言ってた、そのgreedyの使い方がこれを読んで分かった。

英語快読700万語 (2)―GRに回帰

仕事が忙しく、気持ちにも余裕がなく、長い物、難しい物には手が出ない。

子ども向きバレエ小説もちょっと飽きた感じがあって(>また読みたくなると思うけど)、手が出ない。あるいは、今、バレエの方もちょっと「小休止状態」なので、それで食指が動かないのかもしれない。

・・・という訳で、最近はGRを読んでいる。それもなるべくレベルが低くて短い物。

これだと、短時間で「読み切る」ことが出来るので、細切れ時間のつなぎ合わせでも話が分からなくならない。

本屋で物色する時間もあまりないので、手元にあるものの再読も積極的にやっている。

私の多読は、最初はGR中心だった。最初のうちは「なんだかなー」(>簡単なものを読んで英語力が上がるのかぁ?)と疑いながら読んでいた。

今となっては、なんて愚かだったんだ!と思うけれど。

当初はPGRがどうしても「肌に合わない」感じがあった。でも、今は楽しく読める。私の中の何が変わったのだろう。

ひとつには「姿勢」が変わったというのがあるだろう。

「GRもけっこう面白いのがあるのよねー」と思いながら読むのと「限られた語彙と限られた語数で書こうとするから不自然よねー」とアラを探しながら読むのとでは、同じ物を読んでも「心に届く物」の量が違うのだと思う。

以前はPGRのノンフィクション物(>のグレードが易しいやつ)が「お勉強臭くて」イヤだった。

でも、今は気にならない。すっと読める。

もうひとつには、英語力が上がったというのがあるのだろう。多読を始めた時、私は、一応はPBも筋は追えた(疲れるけど)。でも、この(疲れるけど)っていうのが、端的に私の英語力の「限界」を示していたんだよね。

「速度」がなかったんだと思う。だから、PGRのグレードの易しいやつのような、一見、「簡単なはず」の物も、「勢い」を持って読めなくて、だから、「ちょっとしたこと」で躓いていたんだと思う。

今でもCERとPGRを比べればCERが好きであることには変わりない。最初の「100万語」の時にCERを読んだのは、当時としては「正解」だったのだと思う。いまいち合わないのにPGRを無理して読んでいれば、途中で多読をそのものを投げていただろう。投げるのは「(今の)自分には合わないもの」だけでいいのだ。

多読を始めてから今までの間に600万語も「易しい英語」を読んで来たので(>実はPBもかなり含まれてはいるけど)、「易しい物を読む速度」が圧倒的に増しているんだと思う。

当初は本当にちょっとした「あれ? 何かこの表現嫌い」みたいなことでいちいち躓いていたのが、躓かなくなったように思う。前は「細かいところ」でつっかかって「全体読み通してみれば」面白く読めてわくわく出来たり、ノン・フィクションであれば「へぇー」っというような情報がいっぱいあるのに、「木を見て森を見ず」状態になってしまっていたように思う。

それが、「600万語」で易しい物を読んだことで、「森を見る」ことが出来るようになってきたのだと思う。つっかからなくなってきた。つまりは「分からないところはとばす」が上手になってきた。

文学研究などの場合は、「森」も「木」も両方見ることが出来なくてはいけないのだろうけれど、シロウトが読書を楽しむ場合は、「木」しか見えない・・・というのでは、なかなか「楽しい!」というわくわく感が味わえないのだと思う。シロウトは「森ときどき木」くらいがいいんじゃないかな。

美しい表現、好きな表現っていうのは、それはそれで「いいなぁ」って楽しめばいいし。

PGRが楽しく感じられるようになった一番の原因は、以前より「森」が見えることになったことじゃないかなぁと思うのだ。(分からない)英語じゃなくてストーリーを見ることが出来るようになったからじゃないかなぁと思うのだ。

ここまでの総語数は、85025語。

1.600万語からの繰越:23536語

2.2006年12月25 日:Let Me Out!:CER0:2100語:☆☆☆☆☆:再読。短いけど読み応えあります。

3.2006年12月25 日:Dirty Money:CER0:2100語:☆☆☆☆☆:再読。カナダの静かな村(町?)に妻と越してきたジャーナリストの主人公。壮大なカナダの光景を楽しんでいたのに、突然工事の音が・・。

4.2006年12月25 日:The Penang File :CER0:2067語:☆☆☆☆☆:再読。イギリスの「帝国主義」が背景にある。

5.2006年12月25 日:What a Lottery! :CER0:2100語:☆☆☆☆☆:再読。オチがなかなか虚をついていて良い。CER0もなかなかやるなー。

6.2006年12月25 日:Freight Train :絵本:54語:☆☆☆☆☆:色使いがきれいで、動きを感じさせます。

7.2006年12月25 日:My Cat Likes to Hide in Boxes:絵本:318語:☆☆☆☆☆:世界には色々なことが出来る猫がいるけれど・・・。でも、私の猫ちゃんはね・・・。

8.2006年12月27 日:Gucci:Business in Fashion:PGR1:3500語:☆☆☆☆☆:顧客に薦められて読んだ。今や世界的ブランドのGucciも、最初は小さな店だったのね。「あなたのGucci度」みたいなテストがあったが、私はGucci度ゼロのようである。

9.2006年12月28 日:Detective Work :PGR4:11000語:☆☆☆☆☆:主人公は夏休みに博物館でアルバイトをします。地元名士の首飾りが展示されていたのですが、それが盗まれてしまいます。

10.2006年12月29 日:Pizza Day :Spb S :150語:☆☆☆:『多聴多読マガジン』のLR。耳だけで聞いていた時にはdoughが聞けてなかったです。っていうか、doughなんて知らなかったわ。(ドーナツのドーってこれ?)

11.2006年12月30 日:Toilet through Time :Inf T1:351語:☆☆☆☆☆:『多聴多読マガジン』のLR。いやー、昔のヨーロッパの都市ってどんだけ臭かったんだかなー。でも、「現代」だって、我々は同じことしてんのかもなー。「現代」のシステムってのはどんな風になってんのかしら。ハイテク最先端のロケットじゃ、宇宙に捨ててるっていうし・・・(>You Wouldn’t Want のシリーズで学びました)。人間が生きていくってことは、常に、自分の排泄物をどう処理していくのかっていうことと無縁ではいられない。それをちゃんとしないと、病気になって「サバイバル」出来ないんだもんね。とっても重要で深刻な問題ですよね。

12.2006年12月31 日:Sesons and Celebrations :OFF1:4500語:☆☆☆☆☆:イギリス、アメリカ、カナダの季節と行事に関するもの。クリスマスも昔は異教徒の行事だったらしい。今、キリスト教の行事と思われているものも、かつての異教徒のものをキリスト教に「読み替えた」ものが多いらしい。

13.2006年12月31 日:The Woman in the Black Coat :PGR2:2000語:☆☆☆☆☆:『多聴多読マガジン』のLR。PGRのThe Room in the Darkの中の1篇。なかなか恐い。後の話も読んでみたい。

14.2007年1月1 日:You Wouldn’t Want To Be A Slave In Ancient Greece :絵本:2566語:☆☆☆☆☆:珍しく女性が主人公です。遊牧民の「良いとこの奥様」をしてたあなたは、ギリシャ人に掴まって奴隷の身に・・・。ギリシャは「民主国家」とか言っていばってますが、実は奴隷の労働によって栄えており、かつ男性優位主義社会なのです。男の奴隷には「功績を上げて自由人の地位を獲得する」という道もあるけど、女の奴隷にはそれもない・・・。

15.2007年1月1日:Ballerina Fun :アクティヴィティ・ブック:320語:☆☆☆☆:塗り絵、迷路、間違い探しなど。面白かったのは碁盤の目状のものに絵の半分があって、それを対象に描かせるもの。これ、かなり本格的デッサンの練習になるかも。

16.2007年1月2日:Tina Ballerina’s Ballet Class:絵本:236語:☆☆☆☆:再読。クルクル回る(ピルエット)人形つきのどハデな絵本。レッスンの準備からクラスを終わるまで。「お団子作る」とか、そういう表現も覚えられます。

17.2007年1月2日:American Life:PGR2:3500語:☆☆☆☆:英語では野球の「バッター」のことはhitterって言うんですね。知らなんだ! アメリカは私にはなじみがないので、新鮮な気持ちで読めました。いつか1ヶ月くらいアメリカでアパート借りて暮らしてみたいな。

18.2007年1月2日:The Man from Nowhere:CER2:8400語:☆☆☆☆☆:再読。セスナで家族とテヘランに向かっていた主人公。テヘランの天候が悪いというので急遽予定を変更し、バーレーンに1泊してその後パリで休暇を過ごそう・・と話していた矢先、何かが主人公のコメカミに・・・!!! セスナはワヒビ砂漠に不時着しますが・・。1回目には印象に残らなかったduneという単語を覚えました。

19.2007年1月3日:Wanted: Anna Marker :PGR2:5500語:☆☆☆☆:タイの美術館で昔のタイ王女のものだったという首飾りが盗まれました。背後にいるのは美術品盗難常習犯アナ・マーカーらしい。彼女がツアー客にまぎれて盗まれた首飾りを取りにくるらしい・・・というので、美大生の主人公はそのツアーに潜伏することになります。ホッチキス綴じの薄い本ですが、けっこう面白く読めました。

20.2007年1月4日:Lost in NewYork :PGR2:4100語:☆☆☆☆☆:おばさんを訪ねてNYに来た主人公。迎えの人が「ちょっと待ってて」という間に不良にちょっかいかけられて連れていかれてしまう。不良が「ハイ!」と声をかけたのに対し「ハロー」と答えたら、「あはは、こいつイギリス人だぜ!」となった。その後も何度も「こいつイギリス人だぜ」と言われる場面が出てくる。『イングリッシュマン・イン・ニューヨーク』みたい。アメリカ人ってイギリス人を見るとすぐにからかいたがるのね。イギリス人はアメリカ人を見てもそんな風にあからさまに「こいつアメリカ人だぜ」と言ったりしないと思うんだけどね。

21.2007年1月4日:Gandhi:PGR2:5000語:☆☆☆☆☆:インド独立の指導者ガンジーの伝記です。あれだけ人口が多く、さまざまな民族や言語が入り混じり、ヒンドゥー教とイスラム教の対立のある中でインドの人々の心を掴んだガンジーって偉大です。ガンジーの目指した「ひとつのインド」は実現しなかったけれど、独立を勝ち取ったこと自体はすごいことだと思います。しかし、「ひとつのインド」にならなかったことは、自ら住んでいた土地から移住しなければならなかった人々にとっては、非常に大変なことだったんだろうな、と思いました。ガンジーの「非暴力主義」は、テロが荒れ狂う現在、とても大事な思想だと思います。

22.2007年1月5日:Frog and Toad Together :ICR2:1600語:☆☆☆:評判の高いシリーズ。ほのぼのとした雰囲気がある。英語ではfrogと toadは全く別の単語なんですね。