英語快読700万語 (5)―NBTの作品の原作を(SAで)読む

ふと、Scholastic ActionのGreat Expectationを手に取った。この作品は、以前NBT(Northern Ballet Theatre)のバレエで見たことがある。

NBTで見た作品の原作を読んで行くのも面白いかも。SAは最近の私のお気に入り。英語が分かりやすく、合間あいまの「質問」(Head Up!)がなかなか深いのだ。

NBTの舞台を思い出しながら読んでいる。舞台を見た時には分かってなかったことも多い。

「NBTの舞台→多読→再びNBTの舞台→もうちょっと難しいバージョンで多読→再びNBTの舞台・・・」と、読書と舞台を重ねて行くと、作品の理解も深まりそう。

残念なことにNBTはイギリスに行かないと見ることが出来ない。NBTを見るためだけに月1回くらいイギリスに行けたら幸せなんだけどなぁ。

ここまでの総語数、459295語。

51.2007年3月9日:Great Expectation :SA2:☆☆☆☆☆:4565語:以前、NBTで見た。簡単バージョンで読んでみて、あぁ、そういうことだったか、と改めて思った。SAなので、文学鑑賞のためのヒントのようなものがある。Great Expectationって「大いなる遺産」って訳されるので、なんかよく分かってなかったけど、原題のニュアンスがようやく分かったかも・・・。

52.2007年3月10日:Double Pink:絵本:☆☆☆☆:500語:主人公が生まれて初めて口にした言葉、それは「ピンク」。この女の子はピンクが大好き。身の回りのものをなにもかもピンクで揃えますが・・・。

53.2007年3月11日:Wuthering Height :絵本:☆☆☆☆:3562語:Great Expectationを読んだので、NBTの作品の原作を読んでみようかと思っています。これはNBTの現監督がイギリスに移って始めて作った作品。ワークショップにも出たので、いくつかの踊りのステップが「何をどう表しているか」っていうのを思い出しながら読みました。味わい深かったです。

54.2007年3月13日:Antigone :SA2:☆☆☆☆☆:3395語:ソフォクレスの作品の簡単バージョン。肉親の情と政治のドロドロの葛藤。ギリシャ神話も混ざっている。オディプス王の死後、息子2人が政権争いで死ぬ。オディプスの弟はこの兄弟のうち兄の方はきちんと葬るが、弟の方は反逆者として死体を埋葬することを禁じる。主人公である妹のアンティゴーネは「それはあまりにかわいそう」と禁を破ってこの弟を土に埋めようとする。

55.2007年3月15日:Midnight Summer Dream:SA3:☆☆☆☆☆:5495語:これもNBTの作品となっています。登場人物が多くてごちゃごちゃしてて頭がこんがらがります。もう一度NBTのこの作品を見てみたいです。

56.2007年3月17日:I am a Ballerina:絵本:☆☆☆☆☆:700語:ドガの絵にアンナ・パブロワの自伝が添えられる形の絵本。ドガが描いたのはパリ・オペラ座バレエ学校の生徒達だけれど、不思議にパブロワの話とマッチする。語数は後ろの解説も含めたもの。

57.2007年3月19日:The Red-headed League:SA2:☆☆☆☆☆:2752語:ホームズ物。面白く読めました。

58.2007年3月20日:Mapman Travels the Globe:SA2:☆☆☆☆☆:2176語:地理の本。以前ちょっと読みかけた時には入って行けなかったんですが、今読んだら面白かったです。やっぱり、本って「出会う時」っていいうのがあるんですね。

59.2007年3月22日:Robinson Crusoe:SA2:☆☆☆☆☆:4318語:大学時代、このロビンソン・クルーソーは、近代資本主義社会のミニチュア・モデル的なものだ・・と習ったことがあります。たとえば、彼が「日」を刻んで「何日この島に滞在しているか」というのをチェックすることは、近代社会における「時間」を数値化してとらえる性向を表してるとかね。その後、フライデーは、白人以外の人を「召使」として使う、ヨーロッパ中心主義の表れであり、その意味でもこの小説が近代のグローバル秩序も表しているというような話も聞きました。

60.2007年3月24日:Muhammad Ali:PG1:☆☆☆☆☆:2451語:アリの伝記。昔はカシアス・クレイだった彼が名前を変えた背景など、よく知らないことがいっぱいあった。

61.2007年3月28日:Billy Elliot:PG3:☆☆☆☆☆:12931語:映画も良かったけれど、文字で読むとまた違った良さがあります。

62.2007年3月31日:Where Animals Live:T-t-D:☆☆☆☆☆:988語:LR。再読ですが、音とともに読むとまた違った趣があります。

63.2007年4月3日:Nate(2冊):児童書:☆☆☆☆:4231語:立川図書館所蔵。Nate the Grate Stalks Stupidweed, Nate the Great and the Boring Beach Bagの2冊。Nateの英語はリズミカルで読みやすい。

64.2007年4月4日:Nateのおまけ(1冊):児童書:☆☆☆☆:1000語:植物について。海草についても出ており、「海草サラダの作り方」のレシピがありました。いやー、野蛮! 海草のみのサラダだよ。Wakame, hajikiなどを水で戻してドレッシングをかけるというもの。ひじきってhajikiって書くのね。拳銃みたいだわ。ワカメのみの海草サラダってちょっと寂しいなぁ。

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