英語快読200万語 (3)-GRを2倍、3倍楽しむ法&110万語通過

「200万語」の出発点になった、シャーロック・ホームズの短編集の中にあった「まだらの紐」の入ったビデオを借りて来ました。GRを読んでから映像を見ると、GRを2倍楽しむことが出来るような気がします。

グラナダTVのシリーズ物のビデオです。息子も子ども向けのシャーロック・ホームズをかなり読んでいるので一緒に見ました。「親子でシャーロック・ホームズ」もまた楽し。

シャーロック・ホームズのみならず、イギリス文学には「インド絡み」の話が多いのね~というのも多読を始めて改めて思ったことだったりします。「まだらの紐」の主人公の義父もインド帰りだしね。

ビデオの同じ巻に入っていた「まがった男」も見ましたが、有名な「セポイの反乱」というのが、こんな風だったんだ~というのは、私にとっては、なかなか興味深かったです。インド兵はこんな格好してたんだ~、とか、イギリス人もこんなに殺されたのね~とか。

そして、「セポイの反乱」が、インド人にとっても苦難であっただろうけれど、こんな風にイギリス人の人生を曲げてしまうこともあったのね~というのも、なかなか感慨深いものがありました。

あ、ついでに、band=紐か?という疑問があり、英会話の先生に聞いてみたりもしましたところ、string, code, rope, bandの違いを説明してくれました。バンドはおもにはゴムみたいに伸び縮みするもので輪っかになってるものをさすけど、伸びなくても指輪みたいに輪っかになってるものをバンドと言うこともある。このヘビが「丸い」形になっていたので、バンドと言ったのだろうとの話しでした。

昔、「まだらの紐」を読んだ時には、だら~っとぶらさがったヘビを想像してたのですが、シャーロック・ホームズのビデオでは丸くなったヘビを写していました。こういうのもひとつひとつ「目で」確かめながら進んでいくのが大切なのね。

また、GRのレベル0のものなどは、「絵を楽しむ」というのもあるというのを発見しました。19のBlue Moon Valley はストーリーはそんなにたいしたことないんだけど、絵が美しい。

こんな風に、GRで読んだ話をビデオで見たり、絵を楽しんだりしながら読み進めると、GRが2倍、3倍楽しくなります。

20の本で10万語通過!

18. 2004年7月19日:Frankenstein:OBW3:レベル3:10000語:97069語:☆☆☆☆:
フランケンシュタインが作った怪物は、「愛が欲しかった」というのがとてもあわれ
で悲しい。たしかに、作った人に一から手取り足取り愛情かけて育てられれば怪物は人を憎むことも、狂暴になることもなく、人間の友達になれたかもしれない。
  後ろの「著者紹介」のところに、バイロンから勧められてメアリ・シェリーはこの手の話を書こうと思ったというエピソードが書いてありましたが、5の文献、TheMystery of Allegraの中に出てくる、バイロン、シェリーー、メアリの関係がここでも出てきました。GRで身につける「教養」ってバカにならないぞ!
  メアリ・シェリーは、シェリーと一駆け落ちしたと「著者紹介」のところに書いてあったが、母親のメアリ・ウルストンクラフト同様情熱的な女性だったのね。

19. 2004年7月20日:Blue Moon Valley:PGR0:レベル0:900語:97696語:
☆☆☆(+):中国のお話です。美しい村に祖母と2人で住む貧しい主人公は、祖母から言われておじさんのサーカスに入団するため都会に出ます。最初は雑用係だけど、途中から曲芸もするように…。そこで一緒に曲芸をする青年と恋に陥る…。結婚したいけど、でも、自分は都会の暮らしにあってない…。青年は主人公と一緒に村に帰って農夫になる決心をします。
  結婚というのは、このようにどちらかが自分のキャリアを諦めたりしないと成立しないもんなんでしょうかね。ま、この青年がもともと農夫になりたかったんなら別にいいんだけど、そういうことは書いてない。

20. 2004年7月21日:Parallel :CER1:レベル1:4108語:102077語:☆☆☆☆:ど
んな選択をするか、ちょっとしたことの違いで、その先は違ってくる。そういう違った選択に基づくパラレルワールドが実は無数に重なり合っていて、その間を行き来してしまう話です。映画「スライディング・ドア」を思わせます。ちょっとおしゃれな話の展開の仕方とエンディングです。

21. 2004年7月21日:Voodoo Island :OBW2:レベル2:6100語:108177語:
☆☆☆☆(+):これ、表紙の絵がおどろおどろしい感じで手を出さずにいたんですが、読んでみたら面白かった。ハイチの土地を買いあさり大儲けしようという実業家と医者でありながら土地の呪術に興味をもっている女医さんが飛行機の中で隣の席になります。なかなか「ひねり」のきいた終わり方してます。

22. 2004年7月22日:Prince William :PGR1:レベル1:2500語:110677語:
☆☆☆(+):この夏、ウィリアム王子が学んだセントアンドリューズ大学のあるセントアンドリューズの町に行く予定があるので読んでみました。マスコミに追われて苦労するのは同じでも日本の皇太子よりはずっと自由に生きている感じ。でも、良妻賢母な美智子さまを母に持つのと、良き母ではあったけど、自分の生き方も貫き、パパラッチに追いかけられて自動車事故で亡くなったダイアナを母に持つのとではどっちが幸せかなぁ…。

23. 2004年7月22日:Newspaper Chase :PGR0:レベル0:900語:111577語:
☆☆☆(+):盗んだ絵を古新聞の間に隠しておいたら、大家さん(?)が古紙回収に出してしまいました。で、それを追いかける…。

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