英語快読300万語 (11)-私の何が変化したのか?&本と「出会う」

35のStrikerは、「PGRが苦手」という私に「こんなのもあるよ」とSSSの掲示板で紹介していただいた3冊の中の1冊であり、かつ、その時に「ふーん」と読み始めたけれど、なんとなく「乗り切れず」に「そのまま」「立ち消え」(>「捨てる」というほどの強い意思を持ってやめた訳ではない)になってしまった本です。

「GPRもなかなか面白いぞ!」となって、何冊か読んだので、ふと、「立ち消え」本となっていたこの本を思い出して読んでみたら、本当に面白かった。あの時ななぜこれにすーっと入っていけなかったんだろう?

もちろん、その時の体調や精神状態などもあるでしょう。仕事がどれくらい忙しく、体力的、精神的、時間的余裕があるか?ということも、その本に「乗れる」かどうかに大きな影響を及ぼすと思う。

しかし、英語力がつくと「乗る」までの「必要時間」が短縮されますよね。「つかみ」までダラダラ時間をかけて読んでいると、あるいは???が多くて読んでいると、「つかまれる」前に、疲れてしまったりする。

色々な偶然も重なってのことかもしれないけれど、やっぱり、今これが面白いと思えた一つの理由は、「英語力があがった」ということではないかと思うんですよね。

そして、本との「出会い」にはタイミングがあるということも、改めてつくづくと思う。ある時には「出会えなかった」本にこうやって改めて出会ったり、あるいは、人に薦められたりして、でも、その時には「出会えなかった」本に、後から「出会う」。人に薦められ、その情報が心の中に「ひっかかっていた」からこそ、その本に出会える。そんな「出会い」の不思議さと楽しさも「多読」で味わったりしています。

34.2005年4月10日:Titanic!:PGR3: 5100語:760819 語:レベル3:☆☆☆☆:これもPGR3です。以前OFFでもタイタニックの話は読みました。PGRの方では、「乗客の階級差」ということの方に重点を置き、また映画も意識しながら書かれているみたい。これ、多分、タネ本があるな。以前、顧客がタイタニックについてプレゼンを行ったのだけれど、その時に彼女が紹介した本に内容がそっくりだわ。

36.2005年4月11日:Striker:PGR3: 8700語:769519 語:レベル3:☆☆☆☆☆:プロサッカーの試合で、「故意に」相手チームの選手にケガをさせたのかどうか、を争う法廷劇。被害者は視力を失い、選手生命を絶たれた。サッカーは、イギリスの子どもたちにとっても大人たちにとっても、その生活を左右するほど重要な意味を持っている。子どもの世界では、どこのサポーターか、ということで「いじめ」の原因になったりもする。庶民の生活にとって、そんなに意味のあるサッカーなのだが、「八百長」のようなことや「わざとの反則」なんかも、しばしばある。そういうのが暴露されたり、あるいは後になって選手が「あの時はわざと蹴った」とか言ったりして大騒ぎになったりする。そんな背景を思いながら読むと、この劇も生々しく読める。

英語快読300万語 (10)-マンガで「多読」

「親子で多読」の方の掲示板で、「中学生の男の子ならマンガもいいかも」と勧めていただいたことがあった。その時点では、Qの英語力がまだまだ…ということもあって、その情報は頭の中にはインプットされていたが、「実行」には移さないまま時が過ぎていった。

「超100万語」の掲示板で、「マンガでかたまり読みが出来るようになった」とか「マンガで語数を稼いだ」とか、そういうカキコミに続けて出会って、「ふーむ、マンガかぁ」という気持ちにちょっとなった。

で、Qと一緒に本屋に行った時に「ドラエモンとかコナンとか、英語になってるのがあるらしいよ。ちょっと一緒に見てみる?」と、英語のマンガの棚に行って、2人で手に取ってみた。Qはおおいに気に入った模様。『ドラエモン』を2冊と『名探偵コナン』と『NARUTO』を購入。

『ドラエモン』は日本語つきなので、「これなら1人で読めるよ」と、サクサク読んでいる。どの程度英語の方も読んでいるのかは不明だが・・。せっかく購入したので、私も読んでみることに…。

OBW0などのマンガは私、今一つ読みにくいのだが、その訳が分かった気がした。私にとってのマンガは、右綴じの、「日本のマンガ本」じゃないと、コマの流れが「自然に」追えないのだ。つまり、縦書きに慣れていた昔の日本人が、横書きの本はどうも読みにくい…と感じた(>んじゃないかな?)ようなもの?

日本のマンガのセリフのとこだけを入れ替えたMangaだと、そのあたりがあまり抵抗なく読めることを発見。『ドラエモン』も『名探偵コナン』も、日本語でほとんど読んでいるので、なつかしく読み返しているような感じで読める。

私の「多読」にまた新しい世界が一つ加わった。

31.2005年4月5日:Doraemon 1:マンガ: 5000語:727619 語:☆☆☆☆☆:最初の頃のドラエモンは、今のドラエモンよりスマートだったりする。ほのぼのと5000語稼げるのもマンガの良さかな?

32.2005年4月7日:Rosa Raye, Crime Reporter:PGR3:8100語:735719 語:☆☆☆☆: 新聞記者の主人公が、ふと海岸で見かけた怪しいトラックが、実は、何かを不法投棄しているらしい。裏に色々ありそうだが、記者魂で真実を追っていく。

33.2005年4月8日:Cliffhanger:児童書:10000語:7435719 語:☆☆☆☆☆: 本当はキャンプに行きたくないのに、親にキャンプに行かされる「弱虫」な男の子の話。ウィルソンを読んでいると、「親の無神経」というのに子どもがいかに傷ついているか、というのがよく分かるのだけれど、まぁ、結局のところ、子どもが成長するのには、その親の無神経というのが必要なのかなぁ。私も無神経で息子を傷つけている部分はあるのだろうが、私の場合は子どもの気持ちを汲みすぎる傾向もあり、それが親として「問題」かもしれない。

34.2005年4月9日:Case Closed 1:マンガ:10000語:755719 語:☆☆☆☆☆: 『名探偵コナン』です。私、これは日本語では単行本になったやつ、全部読んでおります。しかし、Q曰く「記憶力のない女」であるので、ずいぶんと忘れてしまっており、こうやってまた英語で読み返すもおかし…といったところ。語数は不明だったのでドイツ語版と同じにカウントしておいたけど、ドイツ語との比較だったら、英語の方が語数が多くなるのかな? ドイツ語って、すぐ単語くっつけて長い単語にしちゃうし。あ、でもドイツ語の語数って数えにくそうだなぁ。分離動詞なんかはどうするのかな? やっぱ1語って数えるんかな? 文法よぉっく分かってないと数えられないですね。いずれドイツ語で多読もしてみたいなぁ。その時には、コナンのドイツ語版も読んでみようと思います。(>が、私のドイツ語力ではそうとう難しそうです)

英語快読300万語 (9)-PGR3を読み進める&シェルダンで語数を稼ぐ

当初、「OFFを読む」「ウィルソンを引き続き読む」という「方針」で始まった「300万語」なのですが、その後紆余曲折…。最近はPGR3に手が伸びています。「多読」の道はまっすぐではなくて、どの道筋をたどって「多読」を続けるのか…は、歩いているうちに自然と決まってくるのかも…。

急ぐ旅ではないので、気のおもむくままに、あっちに行ったりこっちに来たり、行きつ戻りつしながら、Happy Reading!で進めば良いのだと思います。

「語数」を稼ぐことが目標ではないとは言え、「語数」は「励み」になることは事実。もちろん、語数にこだわってもこだわらなくても、語数は数えても数えなくてもいいのでしょうが、私の場合は、「語数」が伸びていくことは着実に「励み」にはなっています。

また、「語数」の区切りごとに、自分の「多読」の足跡を振り返ってみたり、英語力の変化を考えてみたりする時の「手がかり」というか、そういうのにもなっている気がします。別に英語力は100万単位で変化するものではなく、進歩の契機は、その途中で表れることもあるでしょうし、緩やかにいつともなく力が伸びていくこともあるでしょう。

でも、やはりSSSの掲示板のカキコミを見ていると、「100万語」読むというのは、それなりの「まとまった」読書であり、その「まとまった」量をこなすことで「見えてくるもの」というのがあるような気がします。

ちょっと「語数」が稼ぎたいなぁ…と思った時には、私はシェルダンを読む…。邪道かもしれないが、シェルダンは気楽に読めて語数も稼げるので、ま、いっか。

27.2005年3月28日:K’s First Case:PGR3: 8400語:617589 語:☆☆☆☆:主人公は美人女性刑事。読者にも手がかりが与えられて、主人公と一緒に謎を解きながら進めていく形式。気楽に読めるし、まぁまぁ楽しめます。

28.2005年4月1日:Are You Afraid of the Dark?:PB: 88830語:706419 語:☆☆☆☆☆:シェルダンの新らしいPBが出ていたので、つい買ってしまった。世界の4つの都市で4人が次々と殺される。被害者はみな一つのシンクタンクと繋がりがある。2人の被害者の妻は、夫の死の真相に迫ろうとするが、自らの命を狙われるハメに・・。最後の方はかなりハラハラドキドキする。

29.2005年4月1日:Dead Man’s Island:OBW2: 5200語:711619 語:☆☆☆☆☆:OBWのレベル1とレベル2はかなり読んでしまっているのだけれど、数少ない残されたもののうちの1冊。主人公はちょっとモラトリアムな若い女性。テンポラリーな秘書の仕事を得た母親について、孤島に行く。雇主夫婦はなんだか謎めいている。その「謎」に主人公はせまっていく。

30.2005年4月5日:Chance of Lifetime:PGR3: 11000語:722619 語:☆☆☆☆☆:恋愛と仕事の両立は大変ですね。特に主人公はツアコンダクターだから、出張も多いし…。