英語快読600万語 (1)―折り返し地点!

やったー! 500万語読みました! 折り返し地点です!(>とりあえずの目標1000万語)

400万語からほぼ半年かかりました。仕事も忙しいので、まぁ、こんなもんかな。

500万語読んで何か変わったのだろうか?と考えると、英語力については「目に見えて変わった」とは言えません。でも、小さな変化は起こっているかも。

一番感じるのは、多読(>とくに児童書)で覚えた口語表現が、TVの刑事物のシリーズや(>私は「フロスト警部」とか「刑事タガート」とか「バーナビー警部」とか好きです)映画を見ている時に「丸ごと」フレーズで耳に入ってくるようになったこと。

こういう表現は「習ったことない」んだと思います。あるいは、「習った」かもしれないけれど、「試験によく出る英熟語」的な知識の「断片」の山の中にどれがどう大事なのかも分からずに埋もれてしまっていたのだと思われます。

以前「投げた」本をふと手に取ってみると意外に面白く感じたりすることもあります。でも、これは、英語力が上がったためか、たまたまの気分なのか不明。

あと、ちょっと難しい単語で、でも意外とよく使われるもので、「見たことも辞書で何度も引いたこともあるけれど覚えてない!」というタイプの単語(>gullibleなど)が、多少、「識別」出来るようになってきた。前は、そういう単語が「のっぺり」「ぐちゃーと」固まって見えてたのだけど、「ぐちゃー」がほぐれてきて「つぶつぶ」として見えるようになってきたというか・・・。

私にとって、この「のっぺり」「ぐちゃー」感が、長年の英語の「壁」だったので、ちょっと風穴が開きそうな感じがしてます。

仕事の物を読んでいて「たまーに」だけれど、「お、ひょっとして英語力上がったかなぁ」とか、「読むの速くなったかもぉ」とか「理解度が増したかもぉ」と思うことがあるけれど、これも、たまたま読んでいる物の英語が平易だったり、著者が頭良くてロジックが明快なだけかもしれません。

500万語読んで、あらためて感じたことは、「やさしいものを読む」ことの大切さ「スラスラ読み」の大切さです。当初は「別に内容が自分にとって面白ければ速度なんていいぢゃん!」と思ってました。(>すみません。傲慢なやつで。もちろん、楽しく読めていれば速度は関係ない、ということもSSSのHPには書かれていますが)

でも、今回LRを多く読んでみて、この「スラスラ」感がとても大事なのだなぁと思いました。ひょっとすると、本当に無理なく読めるレベルって、私の場合、ICR1くらいかも。しかも、ICR1って、学校で習ったことのない単語や表現も出てくるので、けっこう「あれ?」となるし。

「一応読めるしぃ・・・」と思っていたPBが、自分にとっていかに「キリン読み」なのか、というのも改めて自覚できました。

ただ、ここに「矛盾」が起きています。

LRも絵本も面白い内容のもの、深い内容のものも沢山あり、楽しく読んではいるのですが、やはり私は一応大人なので、「大人向け」に書かれたものの方が、内容的には面白い訳です。

日本語でも児童文学ってあんまり読まないし・・・。

そういう私なので、LRと絵本のみで次の100万語を埋めるのはきついかも・・・。でも、「大人向け」のものは「スラスラ読み」にはほど遠い・・・。

次の600万語では、この「矛盾」をどう「やりくりするか」が課題になりそう。あるいは、ここで「ガマン」して、ICR1レベルで100万語読んでみるというのもひとつの手か?

400万語から500万語までの間に読んだ物は以下のような感じ。

LR
ORT6&7 6冊
ORT7   6冊
ORT8   12冊
ORT9   12冊
Scholasticsの薄い理科系本(Time to Discover) 41冊
Scholastics Readers1 (含Hello Readers) 20冊
Scholastics Readers3 (含Hello Readers) 4冊
ICR1    10冊
Puffin Easy-to Read 1 5冊
DKR 2 (バレエ物)    1冊
小計           99冊

児童書
ジャクリーヌ・ウィルソン 7冊
ルイス・サッカー     3冊
A to Z Mysteries      8冊
バレエ物         6冊
Little Miss 2冊
Curious George      2冊
Spots 2冊
Who Was 1冊
Quick Readers 1冊
その他          3冊
小計            34冊

マンガ
名探偵コナン          3冊

GR
CER1         4冊
CER2         2冊
PGR0         1冊
PGR2         1冊
PGR3         2冊
PGR4         2冊
OBW1         3冊
OBW2         3冊
OBW3         1冊
OFF1         2冊
小計           21冊

PB&一般書       4冊

計            161冊

私の400万語から500万語の100万語をまとめると、以下のような感じです。

①ORTを読破しました! ORTは絵も可愛いし、ほのぼのするし、またイギリスの小学生の教育のあり方というようなこともよく分かるので楽しく読めました。ORTを読むことの最大の目的であった「英語の足腰を強くする」は実現できたかどうかは不明ですが、Qの英検にこのORTがいかに貢献したかを考えると(>英検のために「親子で多読」をやってる訳ではないが)、私自身の「足腰」もそれなりに強くはなっているのかもしれません。

②「私色の多読」ということでバレエ物を多く読むことにしました。SSSの書評にあがってないものが多いので、語数の計算が面倒くさいけど。バレエ物のストックがいつも手元にあるようにしておけば、けっこう多読はスルスル進みそうです。問題は、ついうっかりと手元にストックがない状況が生まれがちなこと。そういう時は停滞します。

③今回は児童書やLRを多く読みました。で、思ったことは、私にはPBより児童書だな!ということ。まぁ、たまにPBもいいけど、スピード感が鈍る。今の私には、PBはまだ時期尚早かも、ということです。児童書を読んでる時の「スピード感」が大事かも。

④掲示板で教えてもらった「立ち読み」の「技」を実践するようになりました。LRや絵本は買ってると財政的に苦しいから、本屋さんに心の中で詫びながら、でも、私、すっごく購入してるから(>「立ち読み」の値段なんて購入したものの値段に比べたら微々たるものよ)許してもらうことにします。これは、なかなか有意義な技です。前は「絵本読みたし、金はなし」の状態だったから。

⑤「文学作品を読む」という野望は結局実践できませんでしたが、今の自分の力も考え、もうちょっとだけ先に取っておくことにします。(>半分くらい読んだまま放ってあるジェーン・オースティンの『分別と多感』があるのだが)

⑥低学年の子ども向けの理科系の本が意外に面白かったです。自分がいかに「常識」の範囲の言葉を知らないか・・・というのも思い知らされました。動物の子どもが種類によって呼び方がいろいろだったりするのも、なんだか新鮮でした。

・・・という訳で、折り返して最初の600万語までは以下のようにやりたいです。基本的に、これまでより英語のレベルの平易なものに大きくシフトする予定。

①私の英語力で無理なくスピード感を持って読める物を中心に読む。絵本、児童書、LRの割合を増やす。

②その一貫として「立ち読み」技の駆使、公立図書館の利用で、安価に絵本の世界にも親しむ。

③「私色の多読」としてバレエ物を引き続き読む。

④「私に欠けている色」として子ども向けの理科系のものも引き続き読む。

⑤ずっと探していた「編み込み」のパタンを紹介した本が偶然英語で見つかった。日本語のものでは、こういうのないんだよねぇ・・・。編んでみたいなぁと思うようなセーターが載っている本も見つけた。なので、「多読でニット」というのを実践するのもいいかも。

⑥あんまり無理なく出来そうだったら、読みかけのオースティンを読む。(>いずれ、オースティンは全作読んでみたいです。でもって『オースティンの読書会』も読みたいです)
(しかし、今は、こういう難しいものは禁欲する方が得策か?という迷いもあり、このあたりは読みながら決めていくことにします)

⑦という訳で、毎回3-4冊は入れていたPBを禁欲するか、せいぜい1冊くらいに抑えるのも手かもしれないです。
(しかし、欲求不満になるかもしれず、そのあたりは様子を見ながらやっていきます)

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