LLLを「捨てた」ことは、案外、心理的に響いていたみたいで、なんとなーく挫折感があって多読が進まない状態が続いていた。「400万語はLLLで英語の足腰を強くするぞ!」って、かなり張り切ってスタートしたので。
ちょうどこの頃、ポリープが発見されてそれを取ったりして(>生活に制限が加わったのはたった2週間でどってことなかったのだが)、その組織検査の結果待ちだったり、どよよーんとした気分で過ごしていた、というのもあるだろう。そもそも「病院に行く」という行為自体がとっても疲れるし・・・。
組織検査の結果はシロではあったが、「放っておけばいずれガンに発展した可能性を含むタイプ」のポリープであったらしく、本当に幸運な命拾いをしたのであった。
そんなこんなで、なんとなく気持ちの晴れない日々を送っていたのだが、ある日、「LLLがダメなら、ORTを読めばいいぢゃん!」と思った。
ORTは「親子で多読」でQと一緒に読んでいる。でも、全巻は読んでない。(>買ってない)
幸い、職場にORTがあるので(>そもそも私が多読を始めたキッカケは職場の教育サーヴィスの一環として多読の導入が検討されていたからであった。私は直接の関係者ではないのだが)、その意味では、SSSの言う「恵まれた環境にある人」である。
読み始めてみると、やっぱり私はORT派なのかも・・・と思った。こっちの方が絵が可愛くて、絵に遊びがあって好きだし、Qと一緒に歩んで来た道をしみじみと振り返ってなつかしむことも出来る。あぁ、ここでQはこんなことを言ったなぁ・・・などと、思い出されて感慨深い。
ここまでの総語数、713545語。
49.2005年10月30日:ORT1(18冊):ORT1:126語:☆☆☆☆:やっぱり、私、ORTの方が好きかも。絵が可愛いしほのぼのしている。Qとは読まなかった本文が絵だけのものも含め18冊読破(?)。
50.2005年11月4日:Sally’s Phone:OBW0:1300語:☆☆☆☆:短いけれどなかなか楽しめる。これがストーリーとして成立するということはイギリスにもサリーみたいに「男の好みに合わせる」恋愛する女の人も多いってことなのかな?
51.2005年11月9日:Surprise:IRB3:1242語:☆☆:詩の本。詩って私には難しい。
52.2005年11月9日:George, the Drummer Boy :IRB3:1022語:☆☆☆:アメリカ独立戦争を、アメリカ駐在のイギリス兵の側から見たもの。IRC3には、このようにアメリカ史を複眼的に理解させようというものが数多く含まれている。最後のところに、同じ歴史を勝者・敗者の側から見て、一致することもあれば、異なることもある、というようなことが書かれている。アメリカ史でも、独立戦争は「アメリカ側」から描かれることが多いはず。そこをあえて、イギリス兵側から書いたところがとても教育的かも。ストーリーとしての質やディテールの描きこみはいまひとつだけど。
53.2005年11月13日:ORT1+(12冊):Stories&A:ORT1+: 510語:サクサクサク。
54.2005年11月15日:ORT2(18冊):Stories&A&B:ORT2: 1089語:サクサクサク。
55.2005年11月17日:ORT3(18冊):Stories&A&B:ORT1+: 1389語:サクサクサク。