英語快読400万語 (6)-メアリ・ヒギンズ・クラーク&1984

私、メアリ・ヒギンズ・クラークの作品はほとんど全部PBあるいはハードカバーで読んでるんだけど、日本では見かけたことがなかったので、日本では買えないと思ってました。イギリスに行くたびに、新刊が出ていると購入して、ホテルに帰ってから読む、というのを続けています。

日本の作家は超多作(>を強いられる?)だけど、あちらの作家って(>クラークはアメリカ人だけど)、人気作家でも、せいぜい1年に1本か2本ですよね。なので、1年に1回か2回のペースでイギリスに行く私には、ちょうどいいペースで新作が読める訳です。

それが、書店で彼女のPBを見つけて、「やった!」という感じでした。今年は春も夏もイギリスに行ってないので、新刊をゲット出来てないんですよね。

21の1984は、私が(>大昔に)生涯2冊目に読んだPBのリトールド版。当時の私にはPBはまだまだ手に余り、キリン読みというより「ろくろ首読み」くらいだったかもしれない。でも、オーウェルの「透明感のある」「ひんやりした」「金属っぽい」感じの英語(>と、当時の私には思えた。的外れかもしれません。私文学畑じゃないし)にすごく感動した。英語にも「感触」っていうか、そういうのがあるんだなーって、そんな風に思えた。それが、1984の内容にすっごくピッタリ!の英語だなぁっていうか。

内容はどれだけ読み込めていたかは不明。でも、英語を「肌で感じる」楽しさみたいなのは感じた。なので、とにかく読み終えた。

PBで読んだ物をGRで読んでみるとどうかなぁ?というのはあったんだけど、ま、ものは試しということで。

ここまでの総単語数、314203語。

20.2005年6月25日:Nighttime Is My Time:PB:110000語:☆☆☆☆☆:20年ぶりの高校の同窓会に出席した主人公のジーン。今は歴史学の大学教師として成功しているが、彼女は高校卒業後ひっそりと子どもを産んだ。その子どもの身の危険をほのめかす手紙を同窓会直前に彼女は受け取った。他方、彼女が高校時代に昼食をともにしていた仲間がこの20年間で一人ずつその席順に殺されてきていて、あと残されているのが2人。もう一人にも魔の手が伸び、彼女にも危機がせまる。犯人はかつての男子生徒の中の誰かなんだけど、それが最後まで誰だか分からなくて(>私には)はらはらどきどきした。

21.2005年6月29日:1984:PGR4:21302語:☆☆☆☆:実は、生涯2冊目に読んだPB。昔PBで読んだものをGRで読むのもいいかな?と思った。当時PBをどれだけ理解できていたのか不明だけれど、読後の充足感はやっぱりPBを読んだ時の方が大きいかな。PBを再読してみるのも良いかも。PB→GR→PBっていうのも珍種な流れかも。

22.2005年7月1日:The Moonspinner:OBW4:14000語:☆☆☆☆:メアリ・スチュアート(>スコットランド女王メアリと同姓同名)ってどうよ!と思ったりもするのだが、どうやら結婚したらそういう名前になってしまったらしいので彼女を責めても仕方ないか・・。休暇でギリシャの小さな村に行った主人公が、殺人事件に巻き込まれる話。まぁまぁ楽しめるけど、けっこう昔に書かれたものなのね。

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