これまで、とりあえず「楽しく」多読をしてきました。多読の真髄は”happy reading”…。その意味では、別に「道に外れた」ことをしてきた訳じゃない。
しかし、最近SSSのHPにもしばしば遊びに行くようになり、他のタドキスト達の経験などを読んだり、そもそもSSSの学習法というのを改めて読んだりしているうちに、私のやり方って「我流」だわ!と気づいたのであります。
実際酒井先生の本から入っている訳で、その本に書かれていることを全く無視してやってる訳じゃありません。「うぅぅ、辞書引きたい!」と思っても頑なにガマンしていることから見ても、それなりに約束事は守ってやっているつもり。
でも、私、「すべての人がレベル0から始めましょう!」というのは守ってなかったかな?と思う。一応、立ち読みで児童書のうんと簡単なのを5冊ほど読んだり、ペンギンのレベル0のものを5冊ぐらい読んだので(これは記録してないけど)、「全く無視」って訳でもなかったりはするんだけど。
でも、この段階をあまりに無神経に「通過」してしまったのかもしれません。
たまたまこのレベルで読んだペンギンの本が「私好み」でなかったのも不幸だった。そしてケンブリッジのレベル1のものが面白かったのが幸運だったとともに(これで多読にはまれたから)、不幸だったのかもしれない(レベル1以上のものしか読まなくなってしまったから)…。
SSSでは、読む「速度」を上げることも重視してます。酒井先生の本にも自分の読む速度を計りなさいって書いてありました。でも、ちゃんと計らなかった。
で、色々な人の体験談なんかを読むうちに、やっぱ速度を計測するのも大切かも…と思い、計ってみるとこれがあんまり速くないのね。1分間に125ワードくらいです。上級者になったら、ペンギンのレベル0は4分で読むのが目安とあったけれど、その半分です。しかも、これ多読の効果もあって多少スタート時より速くなってるとすれば、多読を始めた時にはもっと遅かったということ…。
おぉ、そうだったのか! 私は読むのそんなに速くないんだ! 自分では「一応」上級者の「はしっこ」くらいのつもりでいたの。でも、それは単なるうぬぼれたったのね~。ペーパーバック読んで辞書なしでも一応筋は追えるけど(好きな話なら)、でもなんか釈然としないところも残るし、それになによりも1冊読むのにすっごい時間かかるし、1冊読み終わるとかなり疲れる。
まずは、原点に立ち帰る…・。それが大切かも…。
…という訳で、どんな人も「ペンギンのレベル0を10冊読む」ところから始めなさい…という酒井先生の指示に従ってみようかと思っています。
でも、これも実は、これまでペンギン嫌いの私だったんですが、本屋でペンギンのレベル0を立ち読みして、「悪くないぢゃん!」って思えるものに出会えたというのも大きい。
何よりも「楽しむ」を大切にしながら、時々、SSS学習法のメインロード(楽しむということ自体がそもそもメインロードではあるのだが)をももっと踏みしめながら進んでみようか…と思ったりしています。
61.2月24日(火):The Long Road (PGR0):200語:1000語:604432語:☆☆☆☆:
ガンで片脚を無くした少年が、ガンで苦しむ子どものための寄付を集めるためにカナダ横断マラソンにチャレンジします。ペンギン嫌いの私でしたが、すんなりと読めました。考えてみると、ペンギン嫌いになってたのは、「面白くなかったらやめる」という原則がきちんと貫けていなかったからかも…。「今一」と思いながらもついつい「読破」してしまっていたからかも…。(>だって1冊高いんだもん!)
62.2月24日(火):Tom Cruise (PGR0):200語:1000語:605432語:☆☆☆☆:
実は、トム・クルーズはけっこう好きだったりするかも・…。『ミッション・インポッシブル』は面白かった。私がペンギン嫌いだった理由の一つが「きれいごと」な書き方なんですが(>性格悪いかも)、61のものもこれも、「きれいごと」じゃない部分もちらっと見せている。「きれいごと」じゃない部分の「つっこみ」はオックスフォードのものなんかよりは「浅い」感じはまだまだあるんだけど、でも、総単語数 1000という限界の中では健闘!って感じ。
63.2月25日(水):King Arthure(OBW0):250語:1500語:606932語:☆☆☆:
これ、マンガです。私はマンガは大好きで未だに「自分のために」『名探偵コナン』を買いつづけていたりする。でも、英語のマンガは今一つ苦手かも…。日本のマンガになじみすぎて、セリフが横書きというのが感覚的についていけないんだろうか…。あと、ページのめくり方や目の動きが逆なのもダメなのかも…。話自体はなかなか楽しめたんですが…。