英語快読400万語 (9)-「源氏物語」との再会

潰れそうな落ちこぼれ高校で、学校再建策として生徒を東大に入れよう!っていう、『ドラゴン桜』というマンガ(>ドラマもやってたそうなのだが、こっちは見てない)で、「古典の勉強のためにはまずは『あさきゆめみし』を読め!」というのがあって、おぉ、「源氏物語」かぁ・・・・なつかしいなぁ・・・と思った。

高校1年の時は「古文なんて日本語ぢゃん!」と思って勉強しなかったために古文の成績が悪かった私。「古文は外国語です。英語と同じように辞書引きながら勉強して下さいよ」という、古文の先生のアドバイスを2年になって実践したら、面白くなってきた。

しかも! 私ってば、古文における「多読」も実践しちゃったのよねー。

ちょっと小耳に挟んだ『落窪物語』っていうのが、すっごく「面白そうだなぁ」って思って、読んでみたの。辞書は使わず、ちょこちょこっと注が出ている本を使って、とにかく読破。

面白かったです。わくわくしながらあっという間に読んでしまった。

いやー、これで実力つきましたねー。なんか、すごーく「自分が変わった!」という実感と手ごたえがありました。

私の古文の実力は『落窪』前と『落窪』後で、ハッキリクッキリ分かたっていうか。

って、『落窪物語』1冊なんて、もちろん、たいした量じゃないんですが。

でも、それでも、きっと、高校3年間で教科書に出てくる古文の量を、『落窪物語』1冊で、すでに超えてたんじゃないでしょうか。

「源氏物語」は「読破!」とまでは行かなかったけれど、受験に出そうなところは、ちゃーんと文庫版の『源氏物語』を買って、かなり繰り返して読みました。与謝野晶子訳のも買って合わせて読んだり、けっこうマジメな受験生していました。

そんな訳で、「あ、そう言えば、英語版『あさきゆめみし』があったよねー」とふと思い出し、読んでみることにしました。

ついでに、源氏物語の簡単な解説本(>日本語)を読んだり、なんか「多読」が私を日本の古典文学の世界にまた触れさせてくれたっていうか・・・。

ここまでの総語数は、420767語。

32.2005年8月15日:The Tale of Genji#1:マンガ:1200語:☆☆☆☆☆:『あさきゆめみし』のバイリンガル版。『源氏物語』はマジメな受験生だった頃にちゃーんと原文でかなり読んだ。「よく出る」と言われるお話は何度も読んだ。でも、今思えば、高校生(>および予備校生)のおこちゃまには、理解にちょいと無理があったかも。「受験問題を解く」という観点からはまぁまぁ読み込んでいたんだろうけれど、「王朝文学を読み解く」という意味では、ぜんぜん分かってなかっただろう。「多読」によって、日本の古典に再び出会うというのも「いとをかし」という感じ。文庫版の「源氏物語」を買ってまた読んでみようかしらん。

33.2005年8月17日:The Tale of Genji#2:マンガ:5000語:☆☆☆☆☆:上に同じ。

34.2005年8月20日:The Tale of Genji#3:マンガ:5000語:☆☆☆☆☆:上に同じ。

35.2005年8月21日:Glubbslyme:児童書:22000語:☆☆☆☆☆:久しぶりのジャクリーヌ・ウィルソン。夏休みに入り、主人公は学校での仲良しと遊ぼうとするが、その子の近所の子が間に入ってくる。女の子3人ってどこの国でもなかなか難しいのね。主人公はその昔魔女裁判の時代に魔女が沈められたという池でおいてけぼりにされ、一匹のカエルに出会う。このカエル、昔、主人公と同じ名前の魔女につかえていた、というのだ。

36.2005年8月25日:The Tale of Genji#4:マンガ:5000語:☆☆☆☆☆:32に同じ。

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