英語快読300万語 (8)-PGRが読めなかったのは英語力のせい?

「(4)PGRが読めた!」にも書いたのですが、「100万語」の時には、どうも「合わない」感の強かったPGR。その時に「PGRって、なんかダメなんですよぉ」とSSSの掲示板に書いたら、「感じ方はひとそれぞれですね。でも、The Ring, Blood Ties, Striker!なんかは面白いと思うけどなぁ」というようなレスを下さった方がいらっしゃいました。

実はその時、この3冊、買ってはみたの。で、ちょっと読み始めてはみたの。でも、「乗れなかった」。

「200万語」の時は、CERの制覇を中心に置いていたので、PGRはレベル0(あるいはレベル1でもホッチキス止めのやつ)以外は手に取らなかった。

PGR6のBrave New Worldを割合すんなり読めたことから、ペンギンは「食わず嫌い」だったのかも…と、積読だったThe Ringを手に取ってみると、なんだ面白いぢゃん! 

私、ペンギンとは「相性が悪い」と思っていたのだけれど、実は「英語力の不足」だったのかもしれないなぁ。「おもしろくなかったらやめる」の「おもしろくなかったら」は、自分の「好み」による場合もあるけど、「英語力」による場合もおおいにあるものね。

PBも「一応」読めるという段階からスタートした私の「多読」だけど、実は、私の英語は非常に「足腰の弱い」英語だったんだと思う。「走り込み」(>量を読んだ)をしたので、「足腰」が多少強くなったんじゃないのかな? だから、PGRを読めるようになったのかもしれない。

以前いただいたアドバイスを「生かす」までに、1年くらいかかってしまったのだけれど、でも、いただいたアドバイスが契機になって、PGRの世界にも入って行けるようになったのは、とてもありがたいことです。1人で「閉じこもって」勉強することと、ネットの世界も利用しながら「みんなで」勉強することの違いって、こういうことだよね。「1人で」に比べて「みんなで」の何とパワフルなことか…。

SSSの掲示板とアドバイス下さった方に感謝!です。

24.2005年3月20日:The Ring :PGR3: 13000語:560047 語:☆☆☆☆☆:評判にたがわず、なかなかの傑作。ドキドキしながら読んだ。子どもの頃訪れた叔父の住む海辺の村には、精神に異常をきたした男がいた。大人になって精神科医になって後、この村を再び訪れた主人公は、この男を助けようと、彼が精神を病んだキッカケを探っていく。

25.2005年3月20日:The Card :OBW3: 11142語:571189 語:☆☆☆☆☆:うーん! いろいろとズルしては、成り上がっていく少年の話。イギリスにおける「フェアネス」とは何か?という「非常に深い」テーマが含まれているような気もする。最初は、「たまたま」置きっぱなしになっていた採点済みのテスト用紙の自分の点を「書き直して」、「良い学校」に進学するところから、始まる。デフォーの『モル・フランダース』も、そもそもは「ドロボウ」な訳で、イギリスにおいては、「成り上がり」には、自らの「相違工夫」によって、他人を騙すのはモラル的に「許容範囲」なのかな?

26.2005年3月25日:Dustbin Baby :児童書: 38000語:609189 語:☆☆☆☆☆:これも切ない話。主人公は、何とピザ屋の裏のゴミ箱(>というか、カン?)に捨てられていた捨て子でした。ピザ屋の店員さんが、たまたま泣き声を聞きつけて、ゴミ箱の中から救い出し、裸で捨てられていた赤ちゃんを、胸に抱き、救ってくれました。主人公はその後、縁あって、養子にとってもらうんですが、自分のルーツを探すべく、学校をサボって、自分が捨てられていたという、ピザ屋の裏に行ってみます。
 「親のいる」人にとっては、自分がその親を尊敬できるか否か、その親の元に生まれてきて幸せだったか?という問題はあるにせよ、自分のルーツはハッキリしている訳で、自分の親を知らない人の不安の底深さというものを理解するのは難しいのかもしれません。

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