親子で英語快読100万語 (5)-中学の学校英語への疑問

中学1年のQの2学期の「中間テスト対策」に、「やっぱり、テストは教科書だからさ、教科書を何度も読むっていいと思うよ。これだって英語なんだから(?)、100万語に足していいわけだし」と言ってみる。「おぉ、お手軽でいいかもぉ」とQ。

で、音読させてみる。「なんか教科書の英語読むの楽になったな~」と言いながら音読。で、範囲のところはあっという間に読み終わり、語数を数えてみると、何と270語もありました(>本文のみ)。

でもね、なんだか充足感がない。たとえば、ORT1+とかORT2を1パック6冊分読んでも単語の数はもっと少ないんです。でも、ORTの低いレベルの物を1パック読んだ方がずっとずっと充足感がある。

なんで?????

英語の教科書も「英語を6年やってもしゃべれない日本人」批判に応えてか、会話形式を取り入れて、なんとか「コミュニカティブ」な英語を教えようという、「努力の跡」みたいなものは見えます。

それに、何と言っても、英語教育の「専門家」が「よかれ」と思ってしていること…。英語教育的に、そんなに「ひどい」ものであるはずはない。きっと、これはこれで、なにか深遠なる配慮があり、英語力アップの効果も期待できるに違いない…とは思う。英語教育の「専門家」がTESLE(外国語としての英語教育)の勉強もし、ア
メリカやイギリスでの英語教育のさまざまな方法を研究・検討し、そして、「どうだ!」と出してきたもののはずですよね、これ。

だから、きっとこれにはなにか「素晴らしい」「英語上達の秘密」が隠されているはず…そう思う。

でも、やっぱり、正直言うと、「面白くない」。Qも、ORT読む方がよっぽど楽しそう。ORT1+なんて、単語数からいけば、中1の教科書よりずっと少ない語彙しか使ってないはず。Qが今まで習った語でカバーできないものもけっこうあるが、Qがこれまで習った総単語数とORT+1に出てくる総単語数を比べれば、「絶対数」で、教科書の方が圧倒的に勝っているはず。

だけど、ORT1+の方が、ずっとずっと面白い。

なんで?????

ORT+1は、せいぜい5歳くらいの子のための本。Qには物足りない方が自然。中学校の教科書は中学生の「身の丈」に合わせて書いてある。

なのに、ORT+1の方が笑える。

なんで????

英語教育のシロウトである私が一緒に読んでやってるだけなのに、Q自身も、学校で英語教育の専門家に英語を習うよりも「実力がついた気がする」と言う。

なんで????

私は、「専門家」というものは尊敬するタチでありますので、軽軽な批判はしたくないし、批判するための知識も能力もありません。

でも、やっぱり、なんで?????と思ってしまったりはする。

まぁ、中学の学校英語の「優れた点」っていうのは、きっと何かあるのでしょう。いたずらに学校英語を批判しても非生産的。

私自身、学校英語を「きちんと」やったことが、私の英語の基礎になっているのは事実。私自身の、私の英語は「構文がしっかりしている」と言われる。これは、学校英語をマジメにやり、受験勉強をマジメにやったからだと思っています。私は自分では学校英語の「恩恵」を受けていると思います。

今こうやって、息子と教科書読むと、あんまり「優れてるなぁ!」って感じはしなかったりはするけど…。きっと、なにか、この方法でこそ効率よく身につく「何か」があるのでしょう。

まぁ、「きっとあるはず」の学校英語の「恩恵」の方は、中学の先生にお任せし、とりあえず、我々母子は「楽しい読書」を続けようと思います。

今は易しいもの(>それでもQにとっては学校の英語より難しい面も多々ある)しか読んでいないけど、それでも「それ自体」が楽しいみたいだし(>多分)、その「結果として」英語力がつき、英語「でも」読書が楽しめるようになれば、きっとQの読書の幅が広がるし、それはQの人生にとって幸せなことだと思うから…。

53~54:10月1日&3日:英語教科書:100+270=370語:4187語:?:中間対策として一緒に教科書を読んでみました。面白さは今一つ。

55~60:10月14日:ORT3:On the Sand, The Egg Hunt, Nobody Wanted to Play, A Cat in the Tree, The Rope Swing, By the Stream: 477語:4664語
:0.3:0:ORT2を最初読んだ時に過去形に苦労していたので、ORT3はかなり手強いのでは?と思って読ませてみたら、案外スムーズに読めました。ORT+1とORT2の間のギャップの方が、ORT2とORT3の間のギャップより大きいのかな? ただし、ORT3は「オチ」が今一つピンとこないのね。親子ともども…。(すみません。どこかで計算間違い。総単語数に1000以上のあやまりがあることを発見! なので、61から突然総単語数が増えます。私の場合、手計算はしない方が
安全だな)

61.10月17日:The Shoemaker and the Elves:830語:6555語:0.4:0:OCT-00:ORT3のストーリー自体が今一つなので、同じオクスフォードの「古典物」というか、有名なストーリーのシリーズを買ってみました。しかし、これも繰り返しの表現が多く、小さい子にはうけると思うが(>小さい子ってくりかえしが好きなんだよね~)、中学生には今一つです。でも、かなり長い話も読めたという
点では前進かな?

62~67:10月18日:Kipper the Clown, Strawberry Jam, The Jumble Sale,At the Seaside, Kipper’s Idea, The Snowman:464語:7019語:0.3:0:
RT3:はなしの「オチ」は今一つだが、とりあえず、今のQの英語力で「ラク」に読めるということで、ORT3のシリーズをもう一パック。

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