イギリスでびっくり (14)-物にも個性がある(その2): トイレ

Qと暮らした寮は、トイレは共用だった。Qも小さかったのでなかなか大変だったんだけど、行ったばかりの時はまだトイレットトレーニングの途中だったので、Qについてはおマルを使っていた。

ずらっと並んだトイレ。しかし、ひとつひとつの便器には個性があり、水を流すのにも、あるトイレはハンドルをゆっくり、あるトイレはすばやく回さないと水が流れない。はたまた別のトイレは井戸を汲むように何度もハンドルを行ったり来たりさせる。

コツをつかむまではひたすら実験を繰り返す。そのうち、右から○番目のトイレは速くとか、力強くとか、ソフトに、とか、それぞれに合わせた流し方が分かってくる。

慣れるまでは(>慣れてからも)なかなか疲れた。なかなか水が流れてくれず、トイレの中で途方にくれたこともしばしば。

しかし、根気よく、あーでもない、こーでもないと試行錯誤しているうちに何とかなるのがイギリスのトイレだったりする。

みなさんも、イギリスでトイレが流れなくてもあわてないでいろいろ試してみてね。(>まぁ、みんなが泊まるようなところでは、そんなことは起こらないかな?)

イギリスでびっくり (13)-物にも個性がある(その1): テレビ

イギリスは一人ひとりの個性を重んじる国だが、この国では物にも個性があり、なかなかにびっくりする。たとえば、B&Bのテレビなんかも、なんで???と思うくらい、ひとつひとつ「設定」が違う。

ちゃんとしたホテルやもうちょっとグレードの高いB&Bに泊まればまた違うのかもしれないんだけど、私が泊まるようなとこは、テレビのチャンネルが何だかとーっても変!

イギリスは日本よりTV局は少なくて、地上波の放送局は5つしかない。普通は、1番=BBC1、2番=BBC2、3番=ITV、4番=Chanel4、5番=Chanel5だ。で、普通に家庭でテレビを購入しても、この通りに写る。

ところがですね、私が泊まるようなB&Bでは、これがメチャクチャなの。

たとえば、今回(2006年9月)はですね、1番=ITV(本当ならBBC1。本当ならITVは3番。写りが悪くほとんど見えない。東京で7番で8番がざーっという雑音とともに多少写るような感じ)、2番=ITV(本当ならBBC2.本当ならITVは3番。同じく)、3番=(本当ならITVが見えるはず。ケーブルか衛星? ちゃんと写らない)、4番=(本当ならChanel4が写るはず。ケーブルか衛星? ちゃんと写らない)、 5番=チャンネル5がちゃんと写る、6番=全く写らず、7番=非常に写りの悪いBBC1(本当なら1番で見るべきもの)、8番=ちゃんと移るBBC1(本当なら1番)、9番=ちゃんと写るITV(本当なら3番のはず)、10番=ちゃんと写るBBC2(本当なら2番のはず)、11番=ちゃんと写るチャンネルチャンネル4(本当なら4番のはず)。

なんでこんなややこしいことになっているのかは不明。

で、とにかく1番から5番まで回してみて、チャンネル5以外はどれも写りが悪くて、テレビをまともに見るのはほとんどあきらめかけていたのだけれど、ふと8番を押してみると、BBC1がとてもきれいに写る。で、じゃあ、9番は?と言うと、これまたITVが美しく写ります。

やったぁ!

イギリスにいる時の私は、かなりのテレビっ子です。イギリスのテレビ面白いんだよね。

それに、自分でも「貧乏性」と思うけど、イギリスでテレビ見てるのは、あんまり「罪悪感」がないの。「英語の勉強にもなってるもん!」という大義名分があるから。

日本では、ついつい「あぁ、仕事しなくちゃ! 勉強しなくちゃ!」と思いながら見ちゃう。テレビだって、よい気分転換になるはずなのにね。

…というわけで、イギリスにおいては、テレビも何番に何チャンネルが写るのか?というのは、一台一台違ったりいたします。

この宿に泊まって長いけど、別にこの宿のテレビが全部、1番=ITVと設定されてる訳じゃなくて、それもどの部屋になるかで1回1回違います。

そんな風に一台一台設定する方が面倒くさいと思うけどねぇ。

イギリスで「不具合」を感じても、あきらめてはダメです。

今回私は6番くらいまでであきらめそうになってしまいました。しかし、8番、9番と押したこと、さらに10番、11番とトライしたことで、無事、すべてのチャンネルを見ることが出来ることが分かりました。

これまでは、「今回はITVは見られない」とか「今回はBBC2はダメだ」とか、諦めていました。まともに写るのは、たいてい1局くらいなので(1番から5番くらいまでの間では。って、それが1番から5番が全部写るのが普通なんだけどさ)、それだけ見るとかね。

今回非常に面白く見た、「バレエは私の人生を変えた」というチャンネル4のドキュメンタリーも、こうやってトライしたから見ることが出来たのです。(>ぱちぱちぱち!)

しかしさぁ、そんな面倒くさいことしなくてもいいように出来ないもんかなぁ。

イギリスでびっくり (12)-イギリスの気候に例年なし

から始める。

それって、イギリスの天気や気候が変化しやすいからかも。毎日ずーっと晴れの地域で「今日は(>も?)いいお天気ですね」というのは言っても仕方ないかも。

1日のスパンで見ても、「イギリスでは1日の中に四季がある」と言われるくらい、めちゃくちゃに変化する日も多い。すっかり春になって午前中ぽかぽかと良い天気だったのに、午後になって突然雹がふる、とかね。

そして、イギリスの気候を語る時、「例年」ということはないんだそうだ。毎年、どんな夏になるか、どんな冬になるかは、その時にならないと分からない。だから「例年だと○○なのに」というようなフレーズは無意味なんだそうだ。

私がはじめてイギリスで夏を過ごした時は、8月の2週目くらいからどんどん寒くなって、ついにはウールのセーターを買った。はっきり言ってこれって秋を通り越して冬っていうべき? 8月にウールのセーターを着ないと寒くてガマンできないなんて、日本では考えられないですよねぇ。

こちらに住んでいた時も、暑いのって1週間か2週間くらいで、あとは日本の基準で行くと秋、いや、晩秋っていう感じだった。夏でも夜には暖房が入ることも多かった。

今年は(2006年)9月後半に来たら、まだけっこう暑い。朝晩は冷えるけど。昼間なら半そでで外に出ても大丈夫な感じ。この時期こんなに暑いってのは珍しい。

9月最終週に入ってもまだ暑く、昼間は半そででもなんとか過ごせる。本当に珍しいことだ。

それともこれって地球温暖化の影響?

イギリスでびっくり (11)―スキヤキは卵でとじて

まぁ、私がイギリスに住んでいたのは、10年も前のことなので、今はこんなことないのかもしれないのですが、当時は、私が住んでいた地方都市には専門の日本料理屋はありませんでした。で、韓国人が「韓国料理・日本料理」という看板を掲げていました。

母が来てくれていた時に、なんだか日本料理が懐かしいね・・・という話になり、その韓国人の店に行きました。

メニューを見ると「スキヤキ」というのがあり、「おぉ!!」と思わず、「これお願いします」と注文。

店員さんが、コンロを出して、ちゃちゃーっと用意してくれました。

・・・が、仕上げに卵を溶いて、鍋に流し入れようとするの。

「ちょっと待ったぁ!!! それはやめて!!!」と店員さんを止めました。生卵を食べる習慣のないイギリスの卵のチェックは日本よりは甘いかも・・・と思って、生卵にはつけずに食べました。

まぁ、スキヤキ丼なんてのは卵でとじてあるんだから、別にとじても悪くはないのかもしれないけどさぁ。

でもねぇ・・・・。

こういう「日本料理もどき」が堂々と「日本料理」として、イギリス人の頭の中にインプットされていくのね・・・。

まぁ、日本にある中華料理屋や韓国料理屋なんてのも、現地の人から見たら「似て非なるもの」なのだろうから、お互い様と言えばお互い様なんだけど・・・。

でもさ、日本人が現地の人のクチに合わせてアレンジした日本料理を出すのは「しゃーないか」と思うし、イギリス人が得意満面で「これが日本料理です」とちょい(>かなり?)違うものを堂々と出すのは、まぁ、ほほえましい部分もあり「しゃーないなー」と許せる気がするのだが、韓国人(>やその地のアジア人)が「アジア人だから知ってるわ!」と「日本料理」と称して違う物を出すのは、なんか許せん!と思ってしまう。

イギリスでびっくり (10)―イギリスの日本料理

私のこの「イギリスでびっくり」のシリーズは、ネットの畏友TAMAさんのブログの「合衆国の片隅で」http://navy.ap.teacup.com/katasumi3/の「アメリカでびっくり」というカテゴリーに触発されて始めたものです。TAMAさんのブログを読んでると、いろいろと「そうそう、イギリスでも似たようなことあったなー」というのが思い出されてくるんですよね。

で、今回は、カテゴリーはちょっと違うんだけど、2006年8月24日の日記に、TAMAさんの日本語の生徒さんの娘さんが、日本文化が大好きで、その生徒さんが日本のお土産として買っ箸を大喜びで髪に差している・・・アメリカでは箸を「髪飾り」として売っている・・・イラストや人形が着ている着物は全部左前・・・というような話を読んで、記憶が甦ってきました。

TVの料理番組で日本料理を紹介してました。イギリスにある食材で日本料理を作るにはどうしたら良いか・・・というのを知りたかったので、見ていましたら、「うーん、なんか違うなぁ」という違和感が・・・。

そのうち、「それは違うだろ!!!」と思わずTVにむかって叫びたくなるような出来事が・・・。

なにかに添える大根おろしをすっていて(大根おろし器は売ってないので、チーズなどをおろすグレーダーというのを代用してたのかな? 記憶は定かでない)、「ほぉ、大根おろしか。けっこう高度ぢゃん」と思いながら見てたら、お料理の先生が、「はい、おろしたらこうやって、ぎゅーっと絞ってね!」と、大根おろしじゃなくて、大根搾りかすになるほどぎゅーっと絞ってました。

「大根おろしは軽く絞るんだよ!!!!」と、叫んでしまいました。

その先生は、「日本料理って素晴らしいでしょう?」という感じで、興奮気味に日本食を紹介してくれてまして、まぁ、日本人にとっては、日本文化を評価してくれるありがたい存在と思うべきなんでしょうが、マスコミで情報流す人には、きちんとした情報流して欲しいなー。

イギリスでびっくり (9)―日本がない!

これは私の話じゃなくて、今一緒に研究会をやってる仲間から聞いた話。

彼女は小学生の頃、イギリスの現地校に通ってました。当時10歳くらい。頃は1980年代。

1980年代には、当時首相だったサッチャーの誘致もあって、日本企業がいっぱいイギリスに進出して、イギリスはジャパン・マネーでかなり潤ったはず。サッチャーだって、「ルック・イースト」とか言って、日本を持ち上げていたはず。

ところが!!!!

社会科の時間に、世界地図を勉強したそうなんですが・・・・。

あーら、びっくり!!!

イギリスの小学生が使う世界地図には日本が載ってない!!! 中国大陸のところでスッパリ世界は「切れている」!!!!

あれれれ???と思ったけれど、まだあちらに言ったばかりで英語に自信がなかった彼女はそのまま黙っていたそう。

同じく、社会科の時間に「世界の国旗」っつうのを勉強したそうなですが、ここでも日本の国旗はみごとに無視されたそうです。

この時も、彼女は、何も言えず、黙ってたそうです。

普通、クラスに外国人が混ざってたら、先生が気をきかせるよねー。「○○ちゃんの国の旗は、教科書には載ってないけど、これです」とかさ。

それとも、イギリスでは「外国人がいる」という状況が当たり前で、外国人扱いする方が差別って思ってるのかしら。

彼女はその後、いったん日本に帰ってきて、大学院に入ってからあちらの大学院に留学したんですが、大学院に通う、一応「インテリ」のはずの友達から、「ねぇ、日本っていつ中国から独立したんだっけ?」と聞かれたそうです。

イギリス人にとっては、自分の植民地だった国以外は、アウト・オブ・眼中って感じみたい。

イギリスでびっくり (8)―ナンパじゃないのね

なんか、サマータイムに引き続き、イギリス人ってこんなヤツらなのよ! イギリスにはこんなことがあるのよ!というより、「私ってこんなに無知なの」(>びっくり!)っていう方向に話が向かってしまっているようだが、自分の英語力のなさをさらすことにもなってしまう「びっくり!」をひとつ紹介しよう。

イギリス人って、けっこう時計を持ち歩かない人が多い。で、道を歩いていると時間を聞かれることが多いのだ。(>いや、イギリス人に限らないかも。ドイツでもけっこう時間を聞かれる)

で、その時に、”Do you have the time?”と聞くのだ。あたしゃ、最初、ナンパされてんのかと思いました。「時間ある?」と来て、その後「お茶でも飲まない?」と続くのかと・・・。

「へ?」という顔をする私に、腕時計をはめる辺りを指差して、物問い顔にこちらを見るので、「そっか、時間を聞いているのか」「時計持ってる?って聞いてるのか」というのが分かった。

その後も何度も何度もこのフレーズで時間を聞かれた。

英語の時間に習った”What time is it now?”なんてのは、あんまり聞かなかったなぁ。まぁ、”What time, please?”って聞かれることもないではなかったけれど。イギリスでは基本的にwhatで始まるような、警察の尋問みたいなのは(>たしかpoliceman questionというような表現がある)、×とされるので、あまりこういう直接的表現は使わないのかな?

また、”What time, please?”の”please”も、イギリスに住んで覚えたんだが、とにかくお願いするときには、文法とは関係なく、なんにでもくっつけるのだ。だから、”Do you have the time, please?”つうのも、頻繁に耳にする。(>お店で物を買う時も、”I would like this, please” ”Do you have stamps, please?”とか、ほとんど何にでもpleaseがくっつく)

さて、この、”Do you have the time?”のtimeに”the”がついてるのがミソ、というのが分かったのは、実は、帰国してからのことだ。

どこだったかのバレエの掲示板で(>Rさんとこ?)、英語のことが話題になって、「私さ、最初ナンパされてんのかと思っちゃったよ」とこの話題をふったら、イギリス在住の方(>だったと思う)が、”Do you have time?” ならナンパ、“Do you have the time?”ならただ時間を聞いているだけ、と教えて下さった。

いやー、2年間、”the”がついてんだか、ついてないんだか、なんてこと、ちーっとも気づかずに過ごしてたよ。ふぇーん、私の英語力って・・・・。

イギリスでびっくり (7)―サマータイム(その4):またやっちまった

イギリスに住んでた2年間に都合5回、切り替え(>冬時間への戻りも含め)を経験したことになる。

イギリス暮らしも1年経って、いいかげん慣れたつもりになってたが、2年目の秋にまたやっちまいました。

この時は、弟と弟のガールフレンド(>当時。今は妻)が半年の予定でイギリス語学留学することになっており、彼らが住む場所の下見につきあう、ということで、彼らと待ち合わせたのだ。

イギリスに来たばかりだというのに、彼らはその日曜日から冬時間に切り替わるということを知っていた。一方、私の方は、うっかり知らなかった。

・・・という訳で、慣れないイギリスで迷っているんじゃ?と、やきもきと1時間戸外でQと2人待ち続けたのだ。

ふぇーん!

しかし、なんだって、彼らは「冬時間への切り替え」なんてのを知ってたんだ????

いや、知ってるのが普通で、私がうかつすぎるのか????

なんだよー、言ってくれればいいのにぃ!!!と思ったけれど、あちらは当然1年もイギリスに暮らしている私が知らない訳はない、と思っているだろうし、言ってあげるべきは私の方だもんね。

あーあ。

(さすがに帰国直前の切り替えの時は、気をつけていたと思われます。だって、帰れなくなっちゃうもんね。ただ、帰国直前はあまりにやることが多すぎて、どうやって切り替えを乗り切ったのか、全然記憶にありません)

イギリスでびっくり (6)-サマー・タイム(その3):みんなノンビリ

春に痛い目に合ったので、冬にサマー・タイムが終わる時は、すごく気を使った。

息子の保育園の時間のこともあるし、自分の授業の時間のこともあるし・・・。

で、「そろそろか?」という頃になると、「いつから? いつから?」と人に聞きまくった。

でもさぁ、みんな、すっごいノンビリしてるんだよねぇ。

「さぁ、そろそろだと思うけどぉ・・・」というような反応。はっきりと「10月○日からです!」と答えてくれる人はいない。

「その時になればラジオで言うから分かるわよ」というような感じ。(>イギリスの人は案外ラジオを聴くみたい)

で、私一人がヤキモキしていた。

まぁ、夏時間から冬時間への移行は、「あれ? 8時だと思ってたら、まだ7時だったよ」ということなので、1時間待てばいいので、被害は少ないのだが・・・。

それにしても、もし日本でサマータイム制が導入されれば、ニュースでもっとしつこく言うんじゃないのかなぁ。

「さて、いよいよ来週からサマータイム制が始まります」「さて、いよいよサマータイムが始まるまで3日となりました」「さて、いよいよ明日からサマータイムです」「さぁ、いよいよ今日からサマータイムです」

こういうの、一切ないよ。私の英語力がなくて聞き漏らしているのかもしれないけれど、多分、そうじゃなくて、言ってないんだと思う。あれだけ、「いつから? いつから?」と思っていれば、多少、英語力が不足していても、耳が「サマータイム」という言葉をキャッチするでしょう。

サマータイムへの切り替えは、粛々と静かに進む。

なんだかなぁ。

間違える人とかいないのかしら。それとも間違えても「あ、ごめん。サマータイムになったの気づかなくてさぁ」で済むのかしら。

イギリスでびっくり (5)-サマー・タイム(その2):他人には大迷惑

私たちは1週間の間、「実は世間は夏時間で回っている」ということに気づくこともなく、脳天気に暮らしていたのだが、その間、他人には大迷惑をかけまくっていた。

そのひとつは、ついた翌日に友達を訪ねた時のこと。

私は仕事の都合上、どうしても4月出発の方が都合が良いというので、4月からコースに入ったのだが、大方の学生は9月にコースを始める。なので、「留学前英語研修」というのが留学生のために夏休みに設置されており、私はそれに参加して一旦日本に戻り、改めて4月に渡英するという形を踏んだ。でもって、その英語研修で一緒になった友達のところに、研修の間に(>寒くて)買った毛布などいろいろと荷物を預けてあって、それを取りに行ったのだ。

着いた日に電話して、「じゃぁ、明日4時にね」と約束したのだが、冬時間で動いている夫と私が彼女のところに行ったのは、実は5時だったのだ。慎み深い彼女は遅刻したのにお詫びも言わずシャーシャーとしている我々に、とっても感じ良く接してくれたのであった。その時は、そんなこと知るよしもない。後になって、「あの時、1時間も待たせちゃったんだねー。ごめんねー」と言うと、「ううん。着いたばかりでいろいろ手間取ったりしてるんだろうなって思ってた」と寛大なお言葉。

また、着いて翌日だったかに「着きました!」とかけた先生のお宅への電話も、こちらとしては夜9時頃にかけたつもりが、実は10時だったのだ。あぁ、夜10時のつもりが、夜11時とかいうんじゃなくて良かった!!!!

一番の大迷惑は、道でよその子ども達に時間を聞かれて、1時間遅い時間を答えてしまったことだ。2-3人の子どもに「すみません。今何時ですか?」と聞かれて、「えーと、5時」と答えてしまった。しかし、本当は6時だった訳である。

「ありがとうございました!」と元気に走り去っていった子どもたちは、「あと1時間ぐらいたっぷり遊べるぞ!」と思って、帰宅時間が遅くなり、家で怒られてしまったんじゃないだろうか????

いやー、ほんと、とんでもないヤツだ! 無知って犯罪だわ!!!