イギリスでびっくり (6)-サマー・タイム(その3):みんなノンビリ

春に痛い目に合ったので、冬にサマー・タイムが終わる時は、すごく気を使った。

息子の保育園の時間のこともあるし、自分の授業の時間のこともあるし・・・。

で、「そろそろか?」という頃になると、「いつから? いつから?」と人に聞きまくった。

でもさぁ、みんな、すっごいノンビリしてるんだよねぇ。

「さぁ、そろそろだと思うけどぉ・・・」というような反応。はっきりと「10月○日からです!」と答えてくれる人はいない。

「その時になればラジオで言うから分かるわよ」というような感じ。(>イギリスの人は案外ラジオを聴くみたい)

で、私一人がヤキモキしていた。

まぁ、夏時間から冬時間への移行は、「あれ? 8時だと思ってたら、まだ7時だったよ」ということなので、1時間待てばいいので、被害は少ないのだが・・・。

それにしても、もし日本でサマータイム制が導入されれば、ニュースでもっとしつこく言うんじゃないのかなぁ。

「さて、いよいよ来週からサマータイム制が始まります」「さて、いよいよサマータイムが始まるまで3日となりました」「さて、いよいよ明日からサマータイムです」「さぁ、いよいよ今日からサマータイムです」

こういうの、一切ないよ。私の英語力がなくて聞き漏らしているのかもしれないけれど、多分、そうじゃなくて、言ってないんだと思う。あれだけ、「いつから? いつから?」と思っていれば、多少、英語力が不足していても、耳が「サマータイム」という言葉をキャッチするでしょう。

サマータイムへの切り替えは、粛々と静かに進む。

なんだかなぁ。

間違える人とかいないのかしら。それとも間違えても「あ、ごめん。サマータイムになったの気づかなくてさぁ」で済むのかしら。