これは私の話じゃなくて、今一緒に研究会をやってる仲間から聞いた話。
彼女は小学生の頃、イギリスの現地校に通ってました。当時10歳くらい。頃は1980年代。
1980年代には、当時首相だったサッチャーの誘致もあって、日本企業がいっぱいイギリスに進出して、イギリスはジャパン・マネーでかなり潤ったはず。サッチャーだって、「ルック・イースト」とか言って、日本を持ち上げていたはず。
ところが!!!!
社会科の時間に、世界地図を勉強したそうなんですが・・・・。
あーら、びっくり!!!
イギリスの小学生が使う世界地図には日本が載ってない!!! 中国大陸のところでスッパリ世界は「切れている」!!!!
あれれれ???と思ったけれど、まだあちらに言ったばかりで英語に自信がなかった彼女はそのまま黙っていたそう。
同じく、社会科の時間に「世界の国旗」っつうのを勉強したそうなですが、ここでも日本の国旗はみごとに無視されたそうです。
この時も、彼女は、何も言えず、黙ってたそうです。
普通、クラスに外国人が混ざってたら、先生が気をきかせるよねー。「○○ちゃんの国の旗は、教科書には載ってないけど、これです」とかさ。
それとも、イギリスでは「外国人がいる」という状況が当たり前で、外国人扱いする方が差別って思ってるのかしら。
彼女はその後、いったん日本に帰ってきて、大学院に入ってからあちらの大学院に留学したんですが、大学院に通う、一応「インテリ」のはずの友達から、「ねぇ、日本っていつ中国から独立したんだっけ?」と聞かれたそうです。
イギリス人にとっては、自分の植民地だった国以外は、アウト・オブ・眼中って感じみたい。