Qと暮らした寮は、トイレは共用だった。Qも小さかったのでなかなか大変だったんだけど、行ったばかりの時はまだトイレットトレーニングの途中だったので、Qについてはおマルを使っていた。
ずらっと並んだトイレ。しかし、ひとつひとつの便器には個性があり、水を流すのにも、あるトイレはハンドルをゆっくり、あるトイレはすばやく回さないと水が流れない。はたまた別のトイレは井戸を汲むように何度もハンドルを行ったり来たりさせる。
コツをつかむまではひたすら実験を繰り返す。そのうち、右から○番目のトイレは速くとか、力強くとか、ソフトに、とか、それぞれに合わせた流し方が分かってくる。
慣れるまでは(>慣れてからも)なかなか疲れた。なかなか水が流れてくれず、トイレの中で途方にくれたこともしばしば。
しかし、根気よく、あーでもない、こーでもないと試行錯誤しているうちに何とかなるのがイギリスのトイレだったりする。
みなさんも、イギリスでトイレが流れなくてもあわてないでいろいろ試してみてね。(>まぁ、みんなが泊まるようなところでは、そんなことは起こらないかな?)