よく、ストレッチは「痛気持ち良いところで」とか言いますが、ヨガを利用したストレッチには「痛気持ち良い」レベルの「痛み」もないところで身体が柔らかくなっていく、という方法もあります。
たとえば、(7)で紹介した関連部位を「とんとん叩く」ってのもそうですが、今回ご紹介するのは股関節の開きを調整し、股関節がさらに開くようにする方法です。私自身が「知識」としてはこの方法を知っていてもあんまり真面目に続けてないので(「やるべきこと」と「やっていること」の不一致)、「この方法でやれば、ほ~ら、こんなに開くようになったのよ~」と言えないのが残念なんですが。少なくともこれをヨガの教室でやった時には「ひゃ~、ほんとだ~。こんなに両方の開き具合が揃って、しかも前よりずっと開くようになった~」という驚きがありました。
以前、某大手掲示板でも紹介したことのある方法なんですが、まずは、両足の裏をくっつけたあぐらで座り、股関節の開き具合の程度及び左右差(床からの膝の高さ)を比べます。
次に床に仰向けに寝てカエル足にします。自分の開くところまででOK。無理に開くことありません。ゆったり脱力した状態でOKです。
腕を頭の上にバンザイします。で、その腕の勢いを利用してエイヤと腹筋の要領で起き上がって下さい。これを10回繰り返して下さい。
そして、もう一度両足の裏をくっつけて股関節の開き具合、左右差を比べて下さい。ほ~ら、さっきよりずっとラクチンに開くようになってるし、左右の差も小さくなってるでしょう?
一般的に左右の股関節の開きを調節するには苦手の方を余計にストレッチと言いますし、これはこれで有効なんだと思うけど、この「カエル足腹筋」の方法もかなり有効です。これだと本当にな~んの痛みもない。
もちろん、「継続」なくしては、これも翌日には元の木阿弥。でも、毎日この腹筋する方が、苦労して筋を伸ばすより、ず~っとお手軽かも…。
実は私自身右の股関節の開きが悪く、M先生からは、「左を右に合せて閉じ気味にやりなさい」と言われたりしております。
…というように私自身左右のアンバランスには苦労している訳なので、このエッセイを書いたのを契機に、この方法を「継続」してみようと思います。
成果が出たら、またエッセイでご報告しますね。