ヨガ (5)-ヨガの危険

「心と身体のメンテナンス(4)-危ないと思ったらやめる勇気」とも通じるのですが、ヨガにもとても「危険」な面があります。妊娠中にヨガをやっている時、先生から、何度も「このポーズはあなたはやっちゃダメ」と言われました。妊娠初期の場合は、「流産しちゃうからね」、出産が近づいてからは「今ここで陣痛が始まっちゃうからね」。

すなわち、ヨガっていうのは、身体に非常に「強く」働きかけるものなんですね。「正しく」やれば、「それだけ効く」ということでもあるけれど。だから子宮の働きを良くするようなポーズは、妊娠してなければ、女性の機能を高めるのに効果抜群!ってことなんでしょう。

「毒にも薬にもなる」という表現があるけれど、正しく使えば非常に良い物、というのは、誤ってつかった時のダメージがとても大きい、ということでもあります。良い指導者を選ぶ「目」というのが大切になってくると思います。

得に、ヨガに向いている人は注意が必要かもしれません。私の元同僚で、多分ヨガの素質がとてもある人がいたのですが、彼女はNH○のヨガの講座のテキストを見ながら「気持ちい~」とやってたんですが、突然、ふ~っと気分が悪くなってきたそうなんです。で、よくよくテキストを見ると、「このポーズは指導者のいないところではやらないように」という注があったそう。

自学自習でそこまで深く身体に働きかけることが出来るというのは、彼女自身のヨガとの相性がとても良かったということだと思うのだけど、ヨガにはそういう恐さがあります。この恐さは、繰り返しになるけど、ちゃんとやれば「すっごく効く」ということと裏表の関係ですが…。