そういえば、ふと思い出したのですが、今回ヨガとの再会を果たす前に、ヨガとのプチ再会というのがありました。
2歳半のQを連れてイギリス留学している時のこと。Qを産んで10ヶ月後にバレエ復帰した後は、私のバレエは超細々…。そんな中1994年4月より2年間イギリスに子連れ留学したんですが、イギリスの大人のバレエはロンドン以外の場所では、機会がとても限られています。(これについては改めて書きます)
そんな中で、大学が提供する色々なフィットネスのクラスの中にヨガを見つけ、参加してみようと思いました。私の留学した大学のスポーツセンターでは、お昼休みなどに、学生・教職員向けに色々なクラスを提供していました。で、エアロビ、ヨガなどいくつかのクラスを取ってみました。
エアロビは私はあまりなじめなくて(音楽にのれないの)、結局ヨガのクラスを何タームか取りました。
そこで思ったのは、イギリスと日本って、「習い事」の観念が違うなぁ…ってこと。初心者のヨガだったら、徹底的に初心者向きにコースが組み立てられてます。私が日本でやってたアート・ヨガは、このイギリスのクラスに比べると、すごく「高度」なことをやっていた。
バレエでもそうだけど、イギリスって「クロウト」と「シロウト」の区別、「プロを目指す人」と「アマチュアに留まる人」の区別が、すっごくハッキリしてるんですよね。また、初歩の人にはあくまでも初歩をきっちり、ゆっくり教えていく…。これはプロを目指す人に対してもそうです。いや、プロを目指す人だからこそ、そうなのかもしれません。
ヨガのクラスでも、難しいことはやらない…。もちろんヨガは、「その人の体力や筋力に応じて」やるものですから、同じポーズでも「易しく」やることも「難しく」やることも出来るんだとは思いますが…。また、昼休みのクラスでしたから、その後みな、勉強・仕事に戻ることを考え、あまり疲れないように…という配慮もあったのかもしれませんが、日本でやってたヨガに比べるとずい分運動量が少なく感じました。
おかしかったのは、イギリス人って、小さい頃から家の中でも靴の生活してるので、日本人に比べて、足指を自由に動かせないんです。「足の親指(ビッグトゥ)とその他の足指の間をぐ~っと広げて~」って、先生がお手本見せるんだけど、先生もあんまり開かないの。生徒の方はもちろん、もっと開かない…・。
初歩的なものを下から重ねて行く方が上達するのか、難しいこともしながらやってく方が上達するのか…・。ヨガに関しても、イギリスでクラスを取って、そんなことを考えました。