妊娠が分かったのと同時にバレエは中断しましたが(先生がダメと言ったので)、ヨガは妊娠中も続けました。おかげで妊娠中も快適でした。ヨガの呼吸法を知ってたのは、出産の時にも役だったと思います。妊娠・出産ともに面白い体験でした。
が、出産後はさすがに大変で、教室が遠かったというのもあり、ヨガには通えなくなってしまいました。出産後10ヶ月でバレエ復帰した後も、バレエを超細々続けるだけで精一杯…。ヨガからは遠ざかっていました。
ヨガとの再会を果たしたのは、昨年の夏のこと。仕事でイギリスのMに滞在中のことです。イギリスのバレエ教室の多くはしっかりと夏休みを取ります。ロンドン以外の町では、夏休み中バレエをするのはかなり難しい…。でも、少しは身体を動かしたい…・。そこで、宿のすぐそばのフィットネスクラブにビジターで通うことにしまし
た。
そのフィットネスクラブには、エアロビクスをはじめ色々なクラスがあり、私はヨガ、ピラーティス、ボディバランスのクラスを適当に取り混ぜて週2~3回行ってました。でも、なんと行ってもヨガが面白かった。久しぶりのヨガでしたが、これがすご~く気持ち良かったんです。キツかったけど。なにしろ「ヨガMax」というクラスだけあって、運動量も相当ありました。「フィットネスクラブのヨガだからちょろいだろう」と思ったら大間違いでした。でも、ギリギリと身体を限界まで伸ばすのは気持ち良かった。バレエで使いきれていない筋肉の存在というものも感じ、もっと身体全体を使えるようになる必要というのも感じました。
先生はインド人で、すごい身体の持ち主です。身体がどんな角度でも手だけで歩けちゃうんです。彼を見ていると、「人間の身体の不思議」「人間の身体の無限の可能性」というのを感じます。自分の身体をもっと知りたい、自分の身体をもっとコントロールできるようになりたい…と思います。
ヨガ的な身体の使い方の心地良さっていうのを久々に味わって、帰国してからもヨガを続けようと思いました。以前通っていた教室に通えれば一番いいけど、それは時間的に難しいので、自宅のそばのフィットネスクラブ(職場が法人会員になってるところ)でヨガのクラスを取っています。月1かせいぜい月2ですけれど、身体の深いと
ころの筋肉を動かすのはとても気持ち良いです。ヨガを再開してから、身体も少しずつですが柔らかくなってきてます。私みたいに元が固い人は、こうやって、じっくりと時間をかけて身体をほぐす時間を別に持たないとダメなんだなぁと改めて思いました。
ピラーティスの師匠も、ヨガで可動域を広げたり、バレエで使うよりずっと深い筋肉を使えるようになることは、バレエにもとても良いと言っています。バレエにもプラスになると思うけれど、何よりもヨガで身体をほぐすのって気持ちが良い。麻薬のように「やめられない」状態になってます。