ヨガ (1)-ヨガとの出会い

バレエを始めて少し後に、超細々ですが、ヨガも始めました。これは、私の尊敬する大学院の先輩に勧められて…。

この先輩は超頭のいい人なんですが、その頃、「自分は今まで『頭』中心に生きてきて、『身体』を軽視してきた」ということに、ふと気づかれたんだそうなんです。で、ヨガと出会って、自分の「身体」も含めた、「丸ごと」で生きることの心地良さっていうのを体験され、それによって、仕事の方もますます花開いたそうなんで
す。

で、「ヨガやると頭良くなるよ」と勧められたんですね。その頃、先輩は、会うごとに美しく若返っていき、また少し猫背だったんだけど、会うごとにそれがまっすぐになってくのが手に取るように分かる感じでした。また、決して太ってる人じゃなかったけど、特別ダイエットはしてないということでしたが、どんどん細くなっていって、何でも、体重で10kg、ウウェストサイズで10㎝細くなったとか…。

そんな先輩の姿を見てたから、私も、「ちょっとやってみようかな」って思って入門してみました。そこのお教室は「アート・ヨガ」という「クリエイティビティを増す」ヨガというのを提唱してまして、生徒さんは作家とかTV関係の仕事の人とか、そういう人が多くて、生徒さんが書かれた本が出版されるごとに玄関先にそれが置かれてるような、そんな教室でした。

で、ヨガってやってみると「気持ち良い」んです。レッスン(セッション?)にもローテーションみたいなのがあって、一定期間ごとに色々「テーマ」があるんですけど、続けていれば、ある程度の期間の間に、内臓も含め、自分の身体に存在する筋肉のすべてを一通り動かすっていうことになるんです。

そして、スポーツでかく「さわやかな」さらさらした汗と違って、ヨガでかく汗は、汗自体は「気持ち悪い」汗なんですよね。なんかカゼで高熱出してる時の汗みたいに、汗自体はすごく「病人くさい」んです。つまり、身体の中の「悪いもの」が含まれた汗なんです。だからそういう汗を流したあとは「さっぱり」「さわやか」なんですけれど、汗自体はねっとりと気持ち悪い。

ヨガを始めて頭が良くなったかどうかはともかく、そうやって身体が浄化される感じが気持ちよくて、本当に超細々でしたが、出産直後まで、月1とか月2とかいうペースでしたが、細々と通いつづけました。