夢のような日々(16)-5回目の発表会

5回目の発表会は再び「くるみ」。以前は「アラビア」を踊りましたが、今回は「トレパック」。小品は中学生2人+高校生だったか高校卒業したばっかりだったかの人(バレエ初めて日が浅かったけど、すごく素質のある人)と私の4人で「パ・ド・カトル」をやりました。小品を踊るメンツが今までよりグレードアップ。私も少しは「踊れる」ようになったと認めてもらったのかも…。

ただし、「パ・ド・カトル」は、ちゃんと1人ずつ踊る「パ・ド・カトル」じゃなくて、先生がアレンジしたもので、本来は1人で踊るところを2人で踊りました。曲も全部は使ってなかったんじゃないかな? 当時は「パ・ド・カトル」の「本物」バージョンが良く分かってなかったので、どこがどう違うのか、私が踊ったのは誰の部分だったのか…というようなことも良く分かってませんでした。でも、これまでの小品より、ずっと難しくて、長い踊りになりました。

「トレパック」はとても楽しく踊れました。「三つ子の魂百まで」と言いますが、後にR教室で「トレパック」を踊ることになった時、曲がなると、とっさにこのT先生の振りつけで踊り出しそうになってしまい、本番がとても恐かった…・。この時の「トレパック」は私の身体の深い部分にインプットされてしまったみたいです。

5年間毎回発表会を見に来てくれた友人から、後で、「踊りが変わったね。踊りがシャープになったよ」と言われました。

私はいつでも「一番年上の末っ子」だったから、「上達」ということはあまり考えずにやってきたけど、5年も続けていれば、少しずつは進歩してるんだな~とうれしかったことを覚えています。