夢のような日々(15)-4回目の発表会

半年の間レッスンを休んでしまいましたが、また定期的にレッスンを重ねている間に少しずつ身体はもどっていきました。そして4回目の発表会。

4回目の発表会の幕物は「眠り」の第1幕と第3幕。私は中学生達と一緒に1幕の「花のワルツ」(花のアーチを持って踊りました)と、3幕の宮廷の娘達(私以外はみんな若かったので「娘」だったのね~。普通は「貴婦人」だけど)。

小品は先生が振りつけてくださった「マドンナの宝石」を1人で。この時は奮発して衣裳も作ってしまいました。何度かの引越しでどこにしまったか分からなくなっちゃってるんですが、エメラルド・グリーンの袖つきの衣裳です。先生が作品のイメージに合わせてデザインを決めてくださいました。

「眠り」の1幕の花ワルは音楽もステキで楽しく踊れました。でも、花のアーチを持って踊るのがキツかったのを覚えています。腕をずっと伸ばしっぱなしにしてないといけないので…。ピルエットも回りにくいし…。

ところで、この「眠り」、なんと3幕のコーダで、ポアントのシャンクがぼっこり折れるという事件が発生。これについては、「私のポアント遍歴(3)」に書いたのですが、ほんと、ビックリしました。「眠り」のコーダは「これでもか、これでもか」と繰り返しが続く…。「チャイコフスキー先生、いいかげんにして~」というくらい…。で、その間中、宮廷の娘はパドブレで円周をきる…という振りつけだったんですよね~。「あぁ、もうちょっとだ~」と思ってると(そんなこと思ってバチがあたった?)、とつぜん立てなくなった…。

あれ? おかしい・…と思いつつ、仕方なくドゥミでパドブレ踏んでました。後でポアントを見ると、ぼっこり折れてました。ふぇ~ん、この靴気に入ってたのにぃ…。でも、ほんと最後の最後で良かった…。

発表会における「ポアント管理」の大切さを身にしみて感じました。今はだから私舞台があると4足くらい用意します。全部の靴をちょっとずつまわし履きして、サイアクの場合でもどれでも履けるようにしておく…。この時の恐さが未だに消えないからです。