コンテンポラリーと私 (1)-柔軟性アップ!は果たせず

私とコンテンポラリー(>モダン?)の出会いは、まだT教室に通っていた頃。

私はT教室においては「年上の末っ子」(>子どもに混ざってレッスンしてました)だったから、「大人のクラス」でバレエをやっているよりは、自分の身体がかたいことにコンプレックスを(そんなには)持たずにすんでいました。また、T先生も「みんな何年もかけて少しずつ柔らかくしてきているんだから焦らずにね」と声をかけてくださったというのもあり、マイペースでやってました。

でも、それにしても私ってかたい!!!というのはあり、これは、なんとかしないとなーと思ったりもしてました。「補講」のつもりで通いだしたカルチャーで、大人から始めても柔らかい人、柔らかくなった人を「目撃」した、というのもあるのかもしれません。

たまたま、大人になって「モダンを始めた」という人が身近にいて、当時はまだバレエを始めてなかったんですが、「えー、だってモダンって身体柔らかくないと出来ないんぢゃ? もともと身体柔らかかったの?」と、「大人でバレエを始めた」と言うとまず返ってくるような反応をしてしまいました。

で、その答えが「もともとはすっごくかたかったのよ。でも、やってるうちに柔らかくなってきたの。いや、大人になってからでも案外柔らかくなるものねぇ」とのこと。

うーむ、そうなのか! モダン=身体が柔らかくなる!!!!

その話を思い出し、同じカルチャーのモダンのクラスに申し込んでみました。仕事も忙しかったからサボりサボりでしたが、一期だけ通いました。

バレエと同じようにバーをやりますが、バレエほど長くはやりません。

たしかに床でのストレッチの時間は長いです。

入門のクラスだったので、フロアの踊りもグランジュッテの(>ってグランジュッテは難しいけど)の連続のみ、とか、そんな感じ。

フロアの時、音楽はドラムのみっていうのが多くて、私、これはすごく気に入ってましたが、「あぁ、モダンっていいな!!!」と感じるほどではなく(>そういうのが感じられるところまではやらなかったということかもしれないけれど)、やっぱりモダン1回やるんだったらバレエを1回やろう・・・という感じで、一期でやめてしまいました。

当初の目的の「身体を柔らかくする!」も結局果たせずじまい(>そこもけっこう柔らかい人が多くて「大丈夫よ。だんだん柔らかくなるわよ」とは励ましてもらったのですが)でした。結局のところ、「だんだん柔らかくなるわよ」という人は、実は「もとから柔らかくなる素質があった」ということと「地道に努力した」というののプラスの掛け合わせがあったのでしょう。

私は、「もともとかたい」というのと、だから成果が出にくく、「努力が苦になる」というのがあり、「努力の量が少ない」というマイナスの掛け合わせの状況があったということなんだと思います。

でも、その時、「ドラムで踊る」快感っていうのは、私の身体の奥深くに埋め込まれたみたい。

イギリスでゼレンスキーがダンスイベントを企画した中で、和太鼓(>実際はあれ和太鼓じゃないぞ!と思うのだが)で踊るというのをやりましたが、すごく良かった。

どこの国のお祭りでもそうだけれど、ドラムの刻むリズムは人を昂揚させ興奮させるよね。ドラムのリズムに合わせて踊る、というのは、だから太古からの人間の「踊る」本能をもっとも直接的に刺激するんだと思います。