韓流にはまる (8)―恋愛シーン

ここのところしばらく「韓流はもういいや」とQが言うので、1人で細々見ていたのだが、「また見ようかな」とQが言い出し、久々に一緒にやいのやいの言いながら韓流を見ている。現在(2006年5月)見ているのは『天国の階段』である。

これもすごいですよー。(>以下、ネタバレ注意)

主人公(>チョンソ)は母親を早くに亡くしたが、大学教授の父と幸せに暮らしている。父親の友人(>なのかな?)である未亡人(>遊園地・デパートを経営する大会社社長)家族とは家族ぐるみの付き合いで、その未亡人の息子(>ソンジェ)と主人公は幼馴染。

ところが、主人公の父親が、有名女優の、なかなかに腹黒い女と再婚するところから運命の歯車が狂って行く。

韓流の定番である、継母、血のつながらない兄弟姉妹、交通事故、記憶喪失、2人の男から熱烈に思いを寄せられる・・・などが満載。我々は、そういうのが出てくる度に「でたー! 定番、交通事故!」と騒ぎながら見ている。

我々にとって謎なのは、恋愛中(>あるいはプレ恋愛中)の男女が戯れる様である。

たとえば、海に行くとするでしょ? 日本だったら静かに海を見ながら語り合ったり、せいぜい靴を脱いで波打ち際を歩いたりするんだと思うんだけど、韓国では、水の掛け合い、とか、タックルかけて海のなかに転ばせるとか、そんなに服を濡らして帰りはどうするんだ!!!と言いたいほど、きゃあきゃあと童心に戻ってはしゃぎまくる。

Qと私は、うーん、韓国人の恋人同士って純粋なのか子どもっぽいのか・・・と悩むのである。

『美しき日々』でも、主人公たちが海に行くシーンがあるのだけれど、もうメチャクチャにハイになって、海水をかけあう。塩水に濡れた服って気持ち悪そうだなぁ・・・。

で、この『天国の階段』では、まだ小学校高学年から中学生くらいの幼馴染の段階なので、「プレ恋愛」って感じなのだが、主人公たちが、なんか地面がドロドロなところでたわむれるのだけれど、顔に泥をなすりつけあったり、ドロドロの中に倒したり、激しい。

うーむ。

国際恋愛って、きっと、むずかしいよねぇ。

日本人の方は「海を見ながら静かに語り合おう」と思ってたら、韓国人の恋人から海水を大量にあびせられたり、海の中に服のままひきずりこまれたり、抱き上げられて水の中に落とされたり・・・。

うゎっ!!! 何なんだ!!! って思うんじゃないだろうか?

いや、熱病にかかったような状態にある間は、そんなことは気にならないのかしらん。