我々にとって謎だったのは、ユジンが、けっこう自己主張が強く、イ・ミニョン(>チュンサンのソックリさん)に食ってかかる場面がかなりあるのに、肝心なところで、「どうしたらいい?」と相手にゲタを預けるような態度を取るところ。この謎は、『美しき日々』を後に見て、さらに深まっていきます。
日本女性にはありえないくらい攻撃的で激しい物言いをするのに、肝心なところで肝心なことを言わない。そのために話がどんどん複雑になっていく。
チュンサンにソックリなイ・ミニョンと仕事をすることになったことや、ミニョンと一緒に仕事の現場でもあるスキー場を見に行ったことなんかは、まぁ、別にちょっとは言いにくくても、恋人のサンヒョクに「隠す」ほどのことじゃないだろが…と思うんだけど、それを言わないので誤解が誤解を呼んで、なんだかややこしいことになっていく。
なんだかなー。「おいおい、なんで言わないかね」「肝心なことを言えよ」、とQと「おしゃべりタイム」に何度も画面に向かって叫んだのでありました。
まぁ、そこで正直に言ってしまって「すれちがい」が生じなければ、ドラマがドラマとして成立しないんだけどさ。