私のダイエットの基本はいくつかあるんですが、その一つは「たたかわないダイエット」です。要するに「苦しい思い」はしたくない…っていう「軟弱ダイエット」でありまして、「だから痩せないのよ!」と言われれば返す言葉もない。
丸元淑生『たたかわないダイエット』(講談社+α文庫)は、丸元さんの娘さんが、アメリカ留学で太って一時帰国した時の(父親の指導の下での?)娘さんのダイエットの記録です。
私は丸元さんの料理の本は昔から良く読んでいて、自分のレシピに取り入れたりもしているので、この本を書店で見つけた時にすぐ購入しました。
このダイエットの基本は「ガマンしない」です。そして「ガマンしないで食べたい物を食べる」です。で、「食べたい物を食べることが範を越えない身体作り」です。
これはヨガの思想にも通じます。
昔通ってたヨガの教室の先生は玄米食を勧めておられました。その理由は、白い米を食べていると、自分の身体が「本当に欲している物」を見失っていくからです。白い米は「刺激の強い」副菜を求める身体を作ってしまう傾向にあり、一度そのサイクルに入ってしまうと、身体はどんどん自分の身体が「本当には」欲していない物、身体にとって不要だったり、有害だったりするものを求めるようになってしまう…というんです。
「ガマン」も、気持ちや身体に「無理」を強いるから、「リバウンド」という形で、身体が欲しない物を摂取してしまう…。
要するに、「自分で自分が気持ちいい」身体作りと食欲調整っていうか・…。
そういう風に身体や食欲を調整していくためには、お菓子なんかもガマンせずに食べつつ、「身体を整える」物をきちんと摂取していく。野菜とか(>生と火を通したものの両方)とか、豆類とか、果物とか、たんぱく質とかね。
私が「太るサイクル」に入る時は、たいてい「身体に悪いもの」「余分なもの」を食べすぎる傾向にあります。だから、身体が整ってない状態…。
私にとってのダイエットというのは、だから「痩せたい」というのもあるんだけど、それよりは「身体を整えたい」っていう欲求なんだと思う。