舞台を重ねる (12)-4回目のVa大会:ふたたびキトリ

R教室のVa大会では、年齢の低い子どもたちは、ほぼ全員が同じ演目を踊る、という慣例があります。その演目としてよく取り上げられるのが「キューピット」と「青い鳥」。

お客さまは、10人も20人も続けて同じ踊りを見るので疲れるかとも思いますが、同じ踊りなのに、子どもによって、前々違った雰囲気で踊ったりするので、そういうのを見比べるのもまた一興です。

「物事には訳がある」…と、その時私は考えました。なぜ、R教室では「キューピット」とか「青い鳥」とかを、子どもの演目として採用するのか????? 特に「キューピット」は、最も頻繁に採用される演目です。

「キューピット」の秘密とは何か????

当時の私は考えました。「キューピットを踊ると上達する!」「キューピットには上達の秘密が隠されている」…と。「だから子どもにキューピットを踊らせるのね!」と。

そして、「ならば、私もキューピットを踊って上達しよう!」「子どもがこの踊りを踊って上達するように、私もそのラインをたどって上達するのだ!」と勝手に決心。

バレエ通のレッスンメイトも「あれやったら背中強くなるよぉ」と言ってくれたので、「よし!」と思って、自分の中ではほぼ「次はキューピット!」で気持ちが固まっていました。

まぁ、あれ、あんまり大人が踊る演目じゃないけど、Va大会は「勉強会」だし、私はチビだからいいだろ…と思っておりましたのよね。

で、いよいよ申し込みの時になって、A先生に「キューピット!」と申告すると、A先生は一瞬ぎょっとされて、「R先生に相談してみますね」とおっしゃいました。

で、R先生に相談の結果、「キューピットは子どもが沢山踊るのでお客様も飽きてらっしゃると思うので、キトリのもう一つのVaにしてはどうでしょう、とR先生がおっしゃってました」とのこと。

およよ…。

後に「青い鳥」を選んだ時には、「青い鳥」だって、子どもが続けて踊ることには違いないのに、「お客様も飽きてらっしゃると思うので」と却下されたりはしなかったので、これは、「真実」は、「キューピットをおばさんが踊るとヘン!」でありましょう。R先生はとっても細やかな気遣いをして下さる方なので、こういう言い方を選んで下さって、さらに、演目まで考えて下さって…。

「考えなし」の自分が恥ずかしい。A先生にもR先生にも余計な気遣いをさせてしまって…。(>R先生、A先生 申し訳ございませんでした)

で、R先生が助言下さったのですから、それはもう、キトリのもう一つのバージョン(フェッテして、6番パドブレでちょこちょこ)を踊るしかない!ですよね。これもとっても可愛い踊りですよね。