ダンンディの地場産業は、麻織物。
イギリスには「産業考古学」といって、昔の産業のあり方を調べて、保存したりする、そういう学問領域があるらしい。
なので、あちこちに、昔のやり方でモノを作って見せてくれる「保存工場」「保存仕事場」や、昔ながらの輸送方法を見せてくれる「保存鉄道」や「保存運河」などがある。
ダンディにも、地場産業の麻織物工業の歴史を学ぶことが出来る博物館があった。
麻と言っても、実は2種類あるんだとか。リネンとジュート。ダンディの方のはジュートが中心だ。
これは、どっちかと言うと、「麻袋」みたいなのを作る、そういう粗い麻だ。
詳しいことはメモしてこなかったので忘れてしまったんだけど、ジュートがダンディの地場産業になるについては、色々と、「戦争」だとか、そういうものの影響があったみたい。
どこの国でも工業化の始動の時には「女工哀史」的なことがあるけど、この工場でも女性がいっぱい働いていたらしい。
博物館の売店での買い物というのもイギリス旅行の楽しみの一つだ。ここの売店には麻布や麻糸が売っていた。しっかりした麻布に刺繍してバッグを作ったら可愛いだろうな。そういえば、昔、麻紐でバッグを編んだなぁ…。
ちょっと手芸心をくすぐられて、布を買ったけど、そのままになっちゃいそう…。