「続ける」だけが目標の日々(3)-たとえ月1回でも

R教室に通い始めたものの、乳児の世話はやはり大変で、レッスンには「超細々」通っていました。週1回なんて夢のまた夢。月1回も行けないような状態でした。それでも「ゼロよりマシ」と通い続けた日々。

レッスンに行けば、それはもちろん楽しい。あぁ、今日も来て良かった!と思います。

R教室は、基礎をすごくしっかりと見て下さる教室。そして、大人は大人のクラスがちゃんとある教室でした。オープンやカルチャーの「大人のクラス」に行ったことはあるけれど、「自分の教室」で「大人のクラス」に所属するのは初めてのことでした。

T教室では「えいや!」と難しいこともさせてもらっちゃっていたけれど、R教室では大人は丁寧に基礎を重ねていきます。「目からウロコ」のことも多く、それまでの自分のバレエが「力づく」であったことを思い知りました。

それらは、T教室にそのまま通い続けていても、いずれは気づいたことだったかもしれません。基礎を重ねて上手になるか、「とりあえず」やってしまって後から矯正するか…。

これは多分両面作戦で行くしかないのだと思います。どちらのやり方にもそれぞれの良さがあるように思います。

R教室の丁寧なレッスンを受けるうちに、少しずつ自分の筋肉が意識できるようになっていきました。脚も以前よりは上がるようになり(といっても今でも他の人よりずっと低い)、また上げ方も以前よりきれいな動きで出来るようになった気がします。

夫にもよく「見て見て、こんなに上がるようになったよ」と見せてたんですが、「R教室に行ってから上手くなったね」と言われました。

私は教室との出会いは「運命」だと思っています。私がT教室でバレエを始めたことも「運命」。そして新たにR教室に出会ったことも「運命」。そして、その後2年間のイギリス留学を経て、再びR教室と出会うんですが、きっとそれも「運命」だったのだと思います。

この時は夕方のクラスに出ていたのですが、お茶するような友達も出来ず、その点ではT教室がなつかしかったです。そりゃあ、月1しか行けないんじゃ、友達も出来ようがないよね。それでも、淡々と、細々と通い続けていました。