(1)の「指圧」で指圧との出会いについて書きましたが(>本番2日前に背中を痛めて、わらにもすがる思いで色々試した)、そこで「多分一番効いたのは整体」と書きつつ、整体については、これまで触れて来ませんでした。
というのも、その後、指圧やリフレにやアロマには通ってたんですが、整体はそれっきりになってたから。つまり、指圧やリフレやアロマは「メンテ」っていう感じで、「疲れたなぁ」とか「あぁ、肩凝ってるみたい」とか、そういう時にほぐしに行くんだけれど、整体はなんか「治療!」っていう感じがして、なんとなく「気楽にほぐしに行く」っていう気分になれなかったんですよね。
なんとなく自分の中で「敷居が高い」っていうか。
最初にかかった整体の先生はご近所です。古式ゆかしきっていうか、ふるーい文献なんかを勉強されてらっしゃるっていう感じの方。
予約とかはなくて、施術される部屋でみんな待ってて、他の人の施術なんかも見えちゃいます。でも、そこで他の方に先生がされるお話も、なかなかに役立ったりはする。
スポーツで身体を痛めた方も良くいらっしゃいます。
で、たとえば、腹筋の時に首に力が入っちゃう人は、手に頭を当てる時に手のひらを普通やるのとは反対に、手の甲の方を頭に当てるように組んでやるといい、とか、そんな豆知識もゲット出来たりする。
「○分お願いします」っていうんじゃなくて、症状にあわせて施術の時間は先生の方で決められる。で、行列の出来る整体師さんなので、割合シャカシャカ進んで行きます。平均1人20~30分くらいでしょうか?
私の場合、「背中を反れない!」(>でも、明日は背中を反って踊らねばならない!)という、「後がない!」状態でわらにもすがる思いで行った訳です。
こんな時、職住接近というのは本当にありがたい。うちの職場は地元から通う人が多く、おかげで、こういう時にSOS!を出すと、地元情報を同僚が教えてくれるんです。(>いつもありがとうございます!)
さて、そんな豆知識を得ながら他の人の施術を見つつ待っているうちに私の番になりました。
整体師さんに症状と窮状(>明日までに何とかして欲しいんです!)を訴える。
うつぶせでゲーム・ボーイをやってた、あと、明け方ふとんの中でうつぶせで仕事してた、という話をふむふむ、と聞いてた整体師さんは、「じゃあ、ちょっと横になって」と施術台の上に私を横たわらせて身体をチェック。
「ふーむ、あなたは猫背ですね」と言われる。
「へ? 私って、むしろ反ってるんじゃないでしょうか?」と言うと、「いや、骨格的には猫背です」と。
で、「そういう人はうつぶせで何かをするというのは避けた方がいいですよ」と言われました。
で、「とにかく明日までに何とかしなくちゃいけないんですよね」と、あちこち調整してくださり、「はい、じゃ、ちょっと○○してみて」と微調整しながら身体を整えて行く。
で、最後に「はい、これで反れるでしょう。ちょっと反ってみて」と言われて反ってみると、おぉ! 痛みなく反れるぞ!
「本当は、もうちょっと整えたいんだけれど、それだと明日は踊れなくなるから、明日踊れるところに整えて置きました」とのこと。
おぉ、すごいぞ、整体!
整体はオルタナティブ・メディスンの抗生物質みたいなやっちゃなぁ・・・と思いました。(>抗生物質については最近いろいろ取りざたされたりはしてますが)
とりあえず、症状おさえちゃう。とりあえず効く。
まぁ、こんなに効くものですから、長期に渡って調整していけば、どんなにか「きちんとした身体」になるだろう、と思いつつも、この時、無事本番を終えた後はなんとなく「ノド元過ぎれば」で、そのまま整体には長らく通うことがありませんでした。
まぁ、ここの整体院がそういう雰囲気ってのもあるんだけれど、なんとなく「治療院」っていう雰囲気なので、リフレみたいに「サーヴィス業なんだからさ、たまには自分がサーヴィスしてもらうのもいいよね」みたいな「癒し効果」な雰囲気が少なくて、もちっと即物的な感じなんですよね。