バレエな休日(1)- オペラ座(ガルニエ)でバレエ鑑賞(2003年3月)

古い話だけじゃなくて、最近の話も少し書きたいと思います。ネットでバレエ情報を得るようになって、私のバレエ行動範囲は格段に広がりました。この3月、初めてパリでレッスンを受けることが出来たのも、ネットのおかげですね。

イギリス出張のついでに、ちょうど海外研修でパリ滞在中の同僚(♀)を訪ねるこ とにしました。かねてより、「オペラ座(ガルニエ)でバレエを見る」「マレでレッスンする」「レペットで買い物する」は私の夢だったんですが、これが一挙にかないました。「ユーロスターに乗る」は今回はペケ。次回以降に引き継ぎたいと思います。

同僚は仕事の合間を見ては、バレエやオペラを楽しんでいたらしく、チケット入手などはもう手馴れたもの。日程が決まると手早くチケットを押さえてくれました。「勅使河原三郎&マッツ・エック」のプログラム。もっとクラッシックなもの…とも思ったけれど、日程が合わなかったのと、逆にこういうコンテンポラリーっぽいのって、オペオ座の日本公演なんかにはかからないよなぁってのもあって。

勅使河原の“Air”で主役(?)級の踊りを踊ったのはミテキ・クドー。彼女は 「味わい」「雰囲気」のあるダンサーですね。ステキでした。作品は幻想的できれいでした。「音」がない部分もたくさんあって、客席からの咳がその時に多くあってそれが残念でした。シーンとした緊張の中で踊りだけが続いていくっていう感じになるはずだったんだと思うけど。

マッツ・エックの”Apartment”は動きのある作品で、音楽は電気楽器を使ったもの。セリーヌ・タロンというダンサーが鮮烈で、私は彼女が出てきたとたんに目を奪われて、あんまり全体を見ることができませんでした。技術もすごいんだけど、とにかく際立ったインパクトのあるダンサーです。

オペラ座のダンサーはみんなすごくスタイルが良くて、「同じ人類」とは信じられないくらい美しいです。ため息・・・。劇場もとても豪華で、何といってもロビーの空間がほんとうに豊か。次回は古典物も見てみたいです。