イギリスでびっくり (1)-オン・トースト

TAMA(@合衆国の片隅)さんのブログの「アメリカでびっくり」を読むと、うわっ!!!と、びっくりすることが多いが、同時に「イギリスもすごいぞ!」と思ったりもする。

私とイギリスの付き合いはかなり長いが、私はTAMAさんみたいにイギリスに「根をはって」暮らしていた訳じゃなくて、本当に住んでたのはたったの2年だし、それもかれこれ10年も昔のことなので、TAMAさんの「アメリカでびっくり!」ほどちゃんとした観察や深い洞察は出来ていないと思うが、でも、とにかく私も「イギリスでびっくり」したことを書いてみようと思う。

イギリスといえば、まず頭に浮かぶのは「料理がまずい」という評判だろう。しかし、これまた、「でも、朝食はおいしい」という評判(>イギリス人が言ってるのかな?)があり、「イギリス人は3食とも朝食のメニューを食べてれば、料理がまずいなんて言われなくてすむのに」というような皮肉も流布している。(>しかし、3食ともあのメニューだと野菜が不足じゃないかい?)

典型的な、イングリッシュ・ブレックファストは、オレンジジュース、シリアル、トースト、目玉焼き、ベーコン、ソーセージ、ベークドビーンズ、マッシュルームを炒めたもの、ベークドトマト、紅茶ってとこだろう。ちょっと豪華な場合は、これにハッシュドポテトがついたりする。安いB&Bに泊まると、マッシュルームやトマトはなかったりする。

で、私がけっこう驚いたのは、イギリス人は、目玉焼きをトーストに乗せて、ナイフでパンごと切って、パンと目玉焼きを一緒に食べるんだよね。うーん、これって、「玉子かけご飯」とか「お茶漬け」のノリなんだろうか。

スクランブルエッグ・オン・トーストとかポーチドエッグ・オン・トーストなんてのが、ちゃんとした「メニュー」としてあったりもする。

この時のトーストは普通にトーストのこともあるけれど、揚げパンみたいなやつのこともある。(>カロリー高そうだけど、この揚げパンはけっこう美味)

ベークドビーンズ・オン・トーストなんてのもあって、私はこのベークドビーンズはあんまり好きじゃないので(>毎朝大豆を食べるのは健康にはよさそうだけど。日本の味噌汁みたいな役割を果たしているのか?)、うーむ!という感じだが、イギリス人にとっては、日本人にとっての「漬物と白い飯」みたいな感じなんじゃないだろうか。

まぁ、日本人がご飯の上にいろいろ乗っけて食べるのと同じ感覚でパンの上にいろいろ乗せて食べてるだけなんだろうけど、パンの上にモノを乗せ、ナイフとフォークを使って食べるっていのを最初に見た時はけっこう驚いた。そして、トーストの上に何かを乗せて、小さく切って、それを口に入れた時のイギリス人の幸せそうな顔にも…。