剣道っていうのは、「声を出す」っていうのも大事な練習のうちである。「ギャー」とか「ヤーっ」とか、ちょっと字に書き起こせないような奇声を発しながらやるのだが、あの声にも重要な意味がある。
なので、新入生は「発声練習」というのをやらされる。
私の高校では、2年生と1年生が校庭の端にそれぞれ列になって、1年生が「めーん、めんめんめんめんめーん」と、「切り替えし」というのをやる時の掛け声をかける。2年生のところまで聞こえれば「よーし!」と○が出るけれど、聞こえないと「聞こえないぞー。やりなおしー」となる。
これをやってる時に、近所のお宅のお母さんが、「赤ちゃんが起きちゃったじゃないの!!!」と怒鳴り込んで来たことがあった。たしかに近所迷惑だよねー。
学校のそばに住むって、大変よね。