赤ちゃんサインとは 、まだおしゃべりのできない赤ちゃんとママが、手の動きや表情でコミュニケーションをとる方法です。
産まれたばかりの赤ちゃんは、モノに名前がある事を知らず、気持ちを細かく伝える方法も知りません。 ママやパパや身近にいる人が発する言葉や表情を全身で感じ取り、次第に物の名前や言葉の概念、感情の伝え方などを学んでいきます。
赤ちゃんは全身を使ってお話しをしています。 一生懸命泣いて、手足をバタバタさせて、「お腹がすいたよ」「お尻が冷たいよ」「楽しいよ」「嬉しいよ」「さみしいよ」「眠たいよ」「抱っこして」などと伝えています。
でも赤ちゃんの欲求を泣き声だけで分かってあげるのはなかなか難しいものです。
ママが見て聴いて感じている事を、赤ちゃんがこれから歩んでいく世界がどんなに楽しくワクワクするものかを、手の動き、表情、声色を豊かに使ってどんどん赤ちゃんに伝えていってあげましょう。 そうする事で、まだおしゃべりのできない赤ちゃんも、成長するに従い自分の手&お顔&声などを使って一生懸命伝えようとするようになります。
赤ちゃんの気持ちや欲求がわかるので、ママのストレスが減り赤ちゃんのぐずりも減少します。また、手指を動かしたり、絵本やお歌を取り入れることで脳の発達も促がし、その後の言語習得への手助けともなります。
また、人間としての喜怒哀楽を表現する能力、健全な情緒の育成にも大きく貢献します。 ママが表情豊かにたくさん話しかけ笑い合う事で、赤ちゃんも表情豊かに成長していきます。大切なのは、お互いの「伝えたい、わかりたい」という気持ちを赤ちゃんとママが目を合わせてお互いに感じあうことです。 その結果、子どもの成長過程で最も重要な心の土台を築くことができ、コミュニケーションがきちんとできる大人へと成長していきます。