最近、日本でも「ベビーマッサージ」という言葉をよく耳にするようになってきました。
マッサージといっても、セラピストが皆さんの赤ちゃんに触れマッサージをするわけではありません。
ベビーマッサージとは、パパやママがご自分の手で赤ちゃんに触れ、マッサージを行うことを言います。
ベビーマッサージはご家族のみなさんと赤ちゃんとのスキンシップの一つ。
難しいことは何もありません。
一番大切なのは、技術や手順ではなく、触れあいたい、見つめあいたい、抱きしめあいたい、という赤ちゃんへの純粋な思いです。
赤ちゃんにたくさん触れて愛情を伝えてあげましょう。
そういった触れあいの時間の中で、赤ちゃんの心の発達や身体の成長を促すポイントや手技をお人形を使ってお伝えしていきます。
赤ちゃんにとっての最初のマッサージは分娩時におこる子宮収縮です。
繰り返される子宮収縮が、胎児の末梢神経システムや主要な臓器に刺激を与え、子宮外での生活ができるようにするのです。
そして、この世に生まれて来た後は、ママやパパの腕に抱かれ、顔を撫でてもらったり、背中をトントンしてもらったり。
より多くのマッサージ=皮膚刺激を受けることで赤ちゃんは肉体的・情緒的・知的で健やかな成長をとげ、親との心の結びつきも強くなります。
リラックスし愛情を深く感じて情緒が安定する赤ちゃん。
そして、赤ちゃんの笑顔や気持ち良さそうなお顔を見ることでご家族のみなさんも満たされた気持ちになり育児に自信と余裕を持てるようになります。