もう一度舞台!(8)-「教室を変わる」=「一から出なおす」 

N教室では、「大人」の場合、「上手な人」と「あまり上手じゃない人」は「グルーピング」が違う。私は「あまり上手じゃない人」グループでした。で、ポアントではなく、バレエ・シューズでの踊りにグループ分けされました。

T教室ではアダージオのクラスに出していただいたりしてたし、「大人で始めたにしては悪くないんじゃ?」とうぬぼれてた面が正直言ってあった…。でも、それはN教室では全然通用しない程度の「技術」でしかなかった…。私のバレエはその程度でした。

「教室を変わる」ということは「一から出なおす」ということでもあります。

練習が始まって、私の「うぬぼれ」は、さらにこなごなに打ち砕かれていきます。なんというか、「これまでやってきたことって、一体なんだったの?」っていう感じに、次々直されるんです。

私が最も出来ていなかった点はエポールマン。

つらつら思うに、T教室では、まわりの子ども達が私がヘンな角度で踊っていても「かばって」くれてたんだと思うんです。だから、私は自分が「ヘン」っていうのに気づかずに来てしまっていた。

落ち込みました。