「夢のような日々(11)(12)」にも書いたように、T教室でポアントを履き始めた私は、大人のための「ポアント基礎」のクラスを探してそこに通うようになりました。「ポアント基礎」のクラスというより、そこの教室(というか地域のカルチャースクールのバレエを一手に引き受けていた)自体が、大人のクラスについて、「初心者でもポアントを履かせることによって引き上げの感覚をより早く習得させる」という「メソッド」を取っているところでした。
なので、初心者クラスでも、レッスンの最後にほんの少しだけポアントを履くので。もちろん、無茶なことはしません。ほとんどの動きはバーに掴まってのこと。バーから手を離してやるのは、パドブレ(細かく踏む方)での移動くらい。それもバーに沿って、いざとなったらすぐにバーの助けを借りられる位置でのことでした。
このクラスでプリエ→タンドゥ→ドゥミ→ポアント→ドゥミ→アテール→プリエというようなのを沢山やって、ゆっくりゆっくりとポアントの使い方に慣れていきました。
大人には何時からポアントを履かせて良いか、そもそも履かせても良いか…という点については、色々あると思うけど、この教室は、最終目標(バレエの上達)のための「方法」としてポアントを「利用する」という考え方でした。バレエシューズでのレッスンの部分も基礎を大切にしたもので、ここに通ったことは私のバレエの「基礎」にとって、とても有意義だったと思っています。
ここの教室は、この教室でのファーストポアントはバレ○ーナの初心者向けのポアントを買うように言われました。バレ○―ナの中でも初心者向けに甲が出やすいようになっている製品です(名前は忘れた。というより教室を通じて買ってもらってたので知らない)。で、2足目からは、自分の好きな物を履いて良いということでした。
もう少し後になってからは、教室独自にバレ○―ナに開発してもらったという、特別注文の靴も出来ました。色々と研究熱心な教室でした。
で、私もこの教室では最初はバレ○―ナを履きました。が、当時の私にはこの靴は合いませんでした。今履いたらまた違うかもしれませんが。ボックスが浅いので、また、甲が出るように加工してあるので、前に落ちてしまいそうになるんです。私はそんなに甲が出る方じゃないので、多分、当時はまだ引き上げが充分じゃなかったんだ
と思います。今はボックスが浅くても大丈夫なんでうが、当時は深いものじゃないと恐く感じました。
以前、ポアントについてのHPがあったんですけれど、そのHPで「足・脚は変わる」ということを学びました。今合ってる靴も将来どうなるか分からない、今合わない靴も将来どうなるか分からない。
ポアント選びっていうのも、深いです。今、バレ○―ナを履いたらどう感じるだろう…。そのうち機会があったら試し履きしてみたいな。
この教室は英会話学校の先生に教えてもらいました。彼女は私の第1回発表会も見に来てくれたんですけど、そのカルチャーでエアロビを習ってたんです。で、「私の行ってるカルチャー、バレエのクラスもやってるよ」と教えてくれたの。で、パンフレット持ってきてもらったら、私が探していたクラスにピッタリ!って感じで…。
私の場合、英会話とバレエはこんなところでも深く結びついているんです。